コラム

[SEO 重複コンテンツ]についてSEO専門業者に詳しく聞いてみた

SEOにおいて重複コンテンツがどれだけ重要な役割を持つものなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事ではSEOのプロであるSEOコンサルタントに、「ペルさん」が徹底的に話を聞いていきます。
SEO業界で14年間、4,200社のコンサルティングを行いノウハウを蓄積してきたSEO会社のコンサルタント矢野さんがどのような回答をするのか、ぜひご覧ください。

「SEO 重複コンテンツ」について詳しくペルさんが聞く本企画の説明

検索面の上位に表示される数多くの記事は、どれもSEO記事としては秀逸なものの、真に「検索しているあなた」に向き合った記事が少ないということも事実だと考えています。
そこで、「SEO ドメインパワー」と調べているあなたが本当に知りたいことはなんだろう?を突き詰めて考え、本当にためになる記事を作ろうとこの企画は生まれました。
実際に検索しているあなた=ペルさん(ペルソナさん)になりきり、プロのSEOコンサルタントにインタビューする形式で進行することで、あなたの悩みを解決します。

今回の「SEO ドメインパワー」を調べているペルさんのご紹介

想定される検索しているあなた=ペルさん(ペルソナさん)が検索した経緯

  • SEOで上位化できないため、原因を探っていた
  • 情報収集の結果、重複コンテンツという要素に辿り着いた

インタビュー協力者

SEOコンサルティング部メンバー 矢野 孝昌
2021年入社の若手社員。
若手のなかでもSEOが大好きなメンバーの1人。
SEOに関する豊富な知識を生かして、多くのクライアントのwebサイトの上位化に貢献してきた。

実際に「SEO 重複コンテンツ」について詳しく聞いてみた


本日はどうぞよろしくお願いいたします!
早速なんですが、自社サイトがなかなか上位化できないので、原因を調べていたところ、その1つに重複コンテンツという要素があることを知りました。
調べていてもよくわからなかったのですが、そもそも重複コンテンツとはなんなんですかね?

矢野:
重複コンテンツとは、一言でいうと、同じような内容のページがサイト内に存在してしまっているということです。

ペルさん:
なるほど!
‘’同じ‘’というのは、自社サイト内で同じようなページが存在してしまっていることなのか、それとも自社サイトのページが外部サイトのページと被ってしまっていることなのか、どっちになりますか?

矢野:
両方起こり得ますね。
自社サイト内のコンテンツ同士でも起こり得るし、外部サイトとの重複というかたちでも起こり得るというかんじですね。

ペルさん:
ほうほうほう。

SEOにおける重複コンテンツの種類はいくつある?


ちなみに、重複コンテンツのなかにもさまざまな種類があるみたいですが、どういう種類があって、それぞれどのように違うんでしょうか?

矢野:
たとえば、コンテンツの中身が自社サイトの別のコンテンツ、もしくは外部サイトのコンテンツと一緒になってしまっているというパターンがあります。

あとは、いわゆるSSL化が不完全な状態なパターンがあります。
自社サイトのページのなかでも、URLの’’http’’と’’https’’の2つのページが存在してしまっているという状況です。

ペルさん:
なるほど。
SSL化をしたときに、URLが混在してしまうという話はよく聞きますね。

矢野:
そうです!
1つのページに対してURLが2つ存在してしまっていることは、SEOにおいてはよくないんですよね。
Googleからペナルティを受けることはないんですが、やはりどうしても重複コンテンツが多いと、SEOにおけるサイトの評価がなかなか上がらないということが指摘されます。
サイト内のページが上位化しづらくなるということですね。

ペルさん:
ほうほう。
それは重複されたコンテンツのあるページが上がりにくいのか、それとも新規で追加したページが上がりにくくなるのか、どっちでしょうか?

矢野:
どっちもですね。
重複されたページ自体が上がりにくくなることもそうですし、サイト全体が上位化しづらくなるという意味合いもあります。
つまり、ドメイン自体が評価されにくくなるというかんじですね。

ペルさん:
なるほど!

関連記事:[SEO 順位]についてSEO専門業者に詳しく聞いてみた

SEOにおける重複コンテンツを調べる方法とは?


ちなみに、どうやって重複コンテンツがあるかどうかを調べられますかね?

矢野:
調べる方法はいくつかあります。

まず、URLが混在している場合は、Googleが提供している「Search Console(サーチコンソール)」というツールを使って調べられます。
サーチコンソールは、サイトのなかの状態を見られるツールです。
ツール内の左のバーの項目に「インデックス」があるのですが、そのなかに「カバレッジ」という項目があります。
こちらに進むと、「除外」という項目がありまして、そのなかに「送信された URL が正規 URL として選択されていません」というような文言が出てきます。
このなかを見ていただくと、サイト内で混同してしまっているURLがわかるというかんじです。

ペルさん:
なるほどですね。参考になりました!
もう1つの調べ方も教えてください。

矢野:
コピーコンテンツであるかどうかを調べられる「CopyContentDetector」というツールがあります。
コンテンツの文字を丸々打ち込んでチェックしてみると、自社サイトや外部サイトの文字との一致率を測ることができます。

ペルさん:
そんなツールがあるんですね!参考になります!

SEOにおける重複コンテンツを対策する方法とは?


では、今後重複コンテンツを作らないようにするためには、どのような対策をすればよいのでしょうか?

矢野:
まず、前提としては、一つひとつのコンテンツを丁寧に作っていくことが非常に重要です。
言ってしまえば、気持ちの面ですね(笑)

SEOの一環としてとにかくたくさんのページを作っていくという方針をとっている企業様は少なくありません。
しかし、コンテンツを長期間継続して作るとなると、一つひとつのコンテンツのクオリティが下がっていってしまう傾向があります。
そのため、同じような内容のページができあがってしまい、重複コンテンツになるというケースをよく見ます。

要するに、繰り返しにはなりますが、1つのコンテンツを丁寧に作っていくことが重要なのです。
自社でコンテンツのネタ作りに限界があると感じたら、私たちの提供している「ランクエスト」というサービスを利用することも手段の1つですね。

ペルさん:
なるほど!ご丁寧にありがとうございます。
御社のランクエストに依頼するのもありですね(笑)

矢野:
はい、ぜひ!
コンテンツのネタに行き詰まったときには、私たちを頼っていただければと思っています。

ペルさん:
はい、わかりました!
話が戻るんですが、そのほかに対策方法はありますか?

矢野:
あります。
たとえば、SSL化が上手くいっていない、つまりhttpとhttpsの2つのページが混在している状態のときは、「リダイレクト作業」をしてもらって、httpのページをhttpsのほうに飛ばす設定をしておくことで解決できます。

ペルさん:
リダイレクト作業ですね!了解しました!

SEOサービス「ランクエスト」が実施している重複コンテンツの対策


ちなみに御社のランクエストでは、重複コンテンツにならないようにするための工夫はなにかされていらっしゃいますか?

矢野:
先ほどのコピペチェックツールを使って、新規の記事を投稿する際にはコピペ一致率を必ず確認しますね。
具体的には、一致率を40%切るようにしています。
基本的に50%を切れば問題はないのですが、弊社での基準は厳しくしていて、独自に40%というラインを基準にしています。

ペルさん:
なるほど~。

矢野:
対策方法はほかにもあります。
たとえば、a・b・cという似たようなページがあるときには、「canonicalタグ」というものを設定します。
これを設定することで、a・b・cが重複してしまっている場合にも、‘’aを正しく評価して下さい‘’とGoogleに伝えられます。
なお、bとcのページは消すことなく、残しておけます。

ペルさん:
ほー、なるほどですね。
そんな便利なタグがあるんですね。

矢野:
あとは、たとえばそれこそaとbという似たようなページがある場合、bに「noindexタグ」を設置することで、Googleに’’bは認識しないで下さい’’と伝えられます。

もう1つには、削除してしまうという手もありますねー。

ペルさん:
なるほど。色々な選択肢があるんですね。

重複コンテンツが見つかった場合の対応策


御社の場合、新規のクライアントのサイトを分析するなかで、重複コンテンツが見つかった場合はどういう対応策をとることが多いでしょうか。

矢野:
対応策のパターンは2つあります。
まずは、サービスページなど消してはいけないページの場合です。
この場合は、先ほどお伝えしたcanonicalタグを使って、1番評価してほしいページを設定します。
そして、それ以外の一般コンテンツに関しては、ページを1つにまとめてしまうことが多いです。
たとえば、a・b・cと似たようなページがあったら、bとcは消してaのほうにまとめるということはありますね。

ペルさん:
では、bとcは消すかんじですか?

矢野:
それにもパターンがありますね。
たとえば、「Google Analytics(アナリティクス)」を見て、bとcにセッション数があるとわかった場合には、canonicalタグを使う対応策をとったほうがよいです。

逆に、bとcのセッション数がほとんどない場合には、bとcは消してしまってもサイトにはマイナスの影響はないので、消してしまいます。
そして、一番セッション数が取れているaに統合しますね。

ペルさん:
そんなこともやってくれるんですね!

重複コンテンツを確認するタイミング


ちなみに、重複コンテンツはどのタイミングで確認すべきなんでしょうか。

矢野:
たとえば、ページ数が多くなってきたタイミング、あるいはSEOをしているにもかかわらず順位が上がらないタイミングなどが考えられますね。

ペルさん:
ほうほう。

意図しない重複コンテンツでも問題あり?


そういえば、意図せずに重複してしまっているコンテンツが、自ずと生まれてしまうこともあると思うのですが、そういうケースでも問題ありますかね?

矢野:
はい、あります。
Googleは私たち側の事情などは知らないですからねー(笑)
あくまでweb上にあるものを見て重複コンテンツであるかどうかを判断するだけなので、関係ないですね。

画像や動画は重複コンテンツになり得る?


あと、画像や動画も重複コンテンツの対象となりますか?

矢野:
SEO的な重複コンテンツにはなりませんが、著作権的には問題があるでしょう。
重複コンテンツとは別軸の話ですね。
ほかの企業が独自で作成した画像や動画を使うことは当然NGなので、著作権フリーの素材を使うことがベストです。

SEOの重複コンテンツについて最後にコンサルタントからのメッセージ


ありがとうございます!色々と参考になりました。

矢野:
よかったです。
まとめると、重複コンテンツであるかどうかはSEOに大きく影響します。
重複コンテンツは解消できることですし、対処法もいくつか存在します。
なので、SEOを本気でやるのであれば、重複コンテンツへの対策はぜひともやっておきたいところですね。

もし、重複コンテンツへの対応が難しいとお考えの場合には、弊社「ランクエスト」で対処いたしますので、そのときはぜひ頼ってください。

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