
「外部対策って何をすればよいの?そもそもSEOに効果があるのか知りたい」
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、SEOにおける外部対策について詳しくご紹介します。
外部対策を強化することでGoogleからの評価を高められ、SEO対策につながります。本記事を参考に、外部対策への理解を深めてみてください。
目次
SEOにおける外部対策とは?
SEO外部対策とは、Webサイト外部からの評価を高める施策を指します。深く理解するために、下記の2点に分けて解説します。
- 外部対策の種類
- 内部対策やコンテンツSEOとの違い
それぞれ見ていきましょう。
SEO外部対策の種類
SEO外部対策には、主に以下の2種類が挙げられます。
- 被リンク
- サイテーション
上記2つは、Webサイトが外部の人からどのように評価されているかを判断するための要素です。詳しく解説します。
被リンク
被リンクとは、外部に自社のWebサイトのリンクが貼られることです。ユーザーが有用だと感じた情報をブログ内に引用するケースや、情報源を明示する際などに用いられます。
被リンクの数や質が検索順位に影響を及ぼすため、外部対策の肝となる部分です。
サイテーション
サイテーションは引用や言及の意味を持つ言葉で、ネット上で企業名やサイト名などが掲載されることです。直接リンクが貼られなくても、WebサイトやSNSなどで言及されればサイテーションに該当します。
ただし、SEOへの影響があるかに関してGoogleから公式な言及はありません。サイテーションによってアクセス数の向上など、間接的なSEOへの影響が考えられます。
内部対策やコンテンツSEOとの違い
SEOは内部対策・外部対策・コンテンツSEOの3つに分けられます。それぞれの違いは以下のとおりです。
内部対策 | 検索エンジンが評価しやすいよう Webサイトやコンテンツを整備する |
外部対策 | 他者評価を獲得する(被リンク・サイテーション) |
コンテンツSEO | 高品質なコンテンツを作成する |
どの要素もSEOにおいて重要ですが、外部対策は自力で調整するのが難しい項目です。それぞれが影響しあうため、内部対策やコンテンツSEOと平行しながら外部対策を実施するのが望ましいでしょう。
SEO外部対策が重要な理由
SEO外部対策が重要な理由は下記の2つです。
- 第三者による評価と見なされる
- 優良なコンテンツと評価されやすい
外部対策を図る際、重要性を理解しておくことが大切です。
第三者による評価と見なされる
Googleは質のよいコンテンツを見つけるために、学術論文における引用の考え方を取り入れています。
質が高い論文が他の研究で頻繁に引用されるように、外部のサイトから被リンクを多数獲得しているページは質の良い内容であるという考え方です。そのため、第三者が推薦しているページは、評価が高いと見なされるのです。
ただし被リンクの恩恵を受けるためには、Googleガイドラインに沿って正しく外部対策を講じる必要があります。
有益なコンテンツと評価されやすい
質の良い被リンクを多く獲得しているサイトは、有益なコンテンツを発信しているという評価を受けやすくなります。そのため、外部対策を通してE-E-A-T対策にもつながります。
E-E-A-Tとは、良質なコンテンツを見極めるための指標であり、経験・専門性・権威性・信頼性の頭文字をとったものです。
多くの被リンクを獲得していれば、専門性や信頼性が高い情報であると見なされるため、SEOに良い影響をもたらします。
E-E-A-Tについて詳しくは以下の記事もご覧ください。
E-E-A-Tとは?SEOで重視される理由と対策方法を解説
SEO外部対策の重要指標
被リンクはただ数を獲得すれば良いわけではなく、以下2つの重要指標を満たす必要があります。
- 被リンクの質
- 被リンクの数
ここで重視すべきなのは、被リンクの質です。自社サイトと関連性の高い、もしくは質の高いサイトから引用を受けることが望ましいといえます。もちろん被リンクの数も重要ですが、量よりも質を重視することが肝心です。
また、同じドメインのサイトから何度も被リンクされるより、様々なサイトから分散してページを引用されるほうがSEO効果が高くなります。
同一のサイトから高い評価を受けるより、多くの人から支持されている証明になるためです。
SEO外部対策は衰退している?
「外部対策は衰退していて、効果がないのでは?」という声があがるのには、理由があります。
昔は検索上位を獲得するための抜け穴が多く、アルゴリズムの裏をついて過剰なSEO対策が取られていました。そこでGoogleは、ペンギンアップデートと呼ばれるアルゴリズムの改善を実施し、不正なSEO対策を取り締まったのです。
多くのWebサイトがペナルティを受け、外部対策は使えないというネガティブなイメージが定着してしまいました。とはいえGoogleは現在も、公式に被リンクが重要であることを明示しています。Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。
ネガティブなイメージのある外部対策ですが、内部対策・コンテンツSEOと並んで重要な施策の一つといえます。
Googleのアルゴリズムについては以下の記事もご覧ください。
Googleのアルゴリズムとは?アップデートの歴史や最新情報を紹介
SEO外部対策を図るポイント
第三者からの評価を高めるには、下記のポイントを意識しましょう。
- 検索意図に沿った記事を作成する
- 検索以外の流入経路を確保する
- SNSで共有・拡散されやすい仕組みをつくる
それぞれのポイントを詳しく解説します。
検索意図に沿った記事を作成する
検索意図に合った記事の作成は、コンテンツSEOを図るとともに外部対策にもつながります。上位表示された記事はユーザーの目に触れる機会が増えるため、シェアされる可能性が高まるのです。
ただし、読者に共有してもらうには共感性が高く、課題や悩みに応える内容であることも重要です。検索上位の獲得よりも、ユーザーの心に残るコンテンツを作成することに重点をおきましょう。
コンテンツSEOとは?メリット・デメリットや効果的な施策を紹介
検索以外の流入経路を確保する
外部対策を講じるうえで、Webサイトへの訪問数を増やすことが大切です。しかし、検索上位を獲得するまでには時間と手間がかかるうえ、検索結果の画面上でしか表示されません。
そこでTwitterやInstagramなどのSNSで発信したり、メルマガやプレリリースの活用を活用したりと、他の流入経路を確保するのがおすすめです。特にTwitterのような拡散性の高いSNSであれば、多くの人から見てもらえる可能性が高まるでしょう。
Web上で露出する機会が増えれば、自社サイトの認知度が高まり、サイテーション対策にもつながります。
SNSで共有・拡散されやすい仕組みをつくる
ユーザーがコンテンツを共有しやすいように、Webサイトを最適化しましょう。
具体的には、TwitterやFacebookなどのソーシャルボタンを目立つ場所へ配置したり、OPG(Open Graph Protcol)の設定を行います。OPGを設定しておくことで、SNSで共有された際にWebページのイメージ画像や説明などを正しく伝えられます。
また、メディアやブログ用にソーシャルアカウントを運用することも有効です。関連性の高いフォロワーを増やし、自らコンテンツを共有することで、SNSのユーザーから閲覧・シェアされやすくなるでしょう。
SEO外部対策の注意点
外部対策を行うにあたって、下記3つの点には注意してください。
- 不自然な被リンクはペナルティの恐れがある
- 低品質なサイトからの被リンクは悪影響を及ぼす
- 人工リンクは利用しない
注意点を踏まえ、外部対策を図りましょう。
不自然な被リンクはペナルティの恐れがある
不自然な被リンクとは、不正な方法を使って獲得したリンクのことです。
ディレクトリサービスからのリンクや、関連性の低いコンテンツに紛れたテキストリンクなどがあると、ペナルティの通知が届く恐れがあります。検索順位が大幅に下落し、最悪の場合はインデックスを削除される可能性も。
Googleサーチコンソールや外部ツールを用いてデータを取得し、疑わしい被リンクがないか調査することで予防できます。
低品質なサイトからの被リンクは悪影響を及ぼす
低品質なサイトからのリンクが大量に貼られていると、SEOに悪影響を及ぼす恐れがあります。
低品質なサイトとは、検索ユーザーに対して価値のある情報がないと判断され、インデックス対象とならないWebサイトのことです。その中でもSEO目的でリンクを掲載している場合は、ペナルティの対象となります。
このようなWebサイトからの被リンクはGoogleガイドラインに抵触する恐れがあるため、注意しなければなりません。
人工リンクは利用しない
外部対策のために、人工リンクを利用するのは避けましょう。人工リンクとは、金銭の授受によって得られた被リンクのことです。
被リンクの購入はGoogleのペナルティ対象となるため、利用しないようにしましょう。
まとめ:SEO外部対策は優良な被リンクを集めることが大切
外部対策を図るためには、自然な被リンクを獲得する必要があります。質の高いコンテンツを作成し、正攻法で対策しましょう。
本記事を参考に、優良な被リンクを集められるWebサイトを目指してください。
SEO対策を外注する際の注意点について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
SEO対策を外注する前に、注意すべきポイントや外注先の選び方について詳しく解説しています。
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株式会社eclore SEOコンサルタントチーム 責任者
新卒で入社しSEOの営業を年間300社以上行う。4年目でSEOコンサルチームに異動し、個人として約10社以上のコンサルをしている。マネジメントもしており、チームでは合計100サイト以上のSEOに関与。オールジャンル対応できるが、特に得意なのは歯科業界。SEOの先にある売上向上に目を向けて施策を行っている。