コラム

Googleのリンクスパムアップデートとは?内容や対処法を解説

リンクスパムアップデートとは、Googleが検索結果を最適化するために実施したアップデートのひとつです。

しかし、その概要をよく知らない方もいるでしょう。

今回は、リンクスパムアップデートの内容や対象となる行為をご紹介します。

Web担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

リンクスパムアップデートとは?

リンクスパムアップデートとは、順位操作のための不正なリンクを取り締まる目的で実施されたものです。

たとえば、故意にリンクを渡しあったり、売買したりなどの行為が該当します。Googleのガイドラインでは、このような不自然なリンクは認められていません。

リンクスパムを取り締まるためのアップデートは、これまでにも複数回行われています。Googleは規制を強化していましたが、不正にリンク操作を行うケースは無くなりませんでした。

そこで、アルゴリズムをかいくぐるような不正なリンクも広範囲に取り締まるために、リンクスパムアップデートを実施したのです。

リンクスパムアップデートの概要

リンクスパムアップデートは、2021年に2回実施されています。

SpamBrainと呼ばれるAIベースのシステムを導入しており、これにより高精度なリンクスパムの識別が可能となりました。リンクスパムが検出されると、受けていた評価は無効化され、Googleのアルゴリズムで再評価されます。

したがって、不正なリンク操作を行っていた場合は、大きな影響を受けることになります。

リンクスパムアップデートによる影響

リンクスパムアップデートで、どのような影響を受けるか気になる人もいるでしょう。主な影響は下記の2つです。

  • 悪質なリンクスパムが無効化される
  • 不正なSEO対策をしていなければ影響はない

アップデートによる影響を、詳しく解説します。

悪質なリンクスパムが無効化される

スパムによって高順位を獲得していたサイトは、評価の取り消しになります。

ただし、アップデートでペナルティを受けるわけではありません。だからといって悪質なリンクを使い続けると、手動による対策がなされる可能性があります。

不正なSEO対策をしていなければ影響はない

リンクスパムアップデートで影響を受けるのは、順位操作を目的としたリンクです。

そのため、意図的にリンクを渡したり、ユーザーや検索エンジンを欺いたりするような疑わしい行為をしていなければ、基本的に影響はありません。

適切なリンクは評価されるため、正しくサイト運営をしている場合は安心してください。

スパムリンクに該当する行為

現在はスパムリンクとして扱われていた行為も、過去は一定の効果がありました。しかし現在、下記のような行為はガイドライン違反として、ペナルティの対象となります

  • 被リンクの売買
  • リンクファーム
  • クローキング
  • 隠しリンク

スパムリンクに該当する行為を把握しましょう。

被リンクの売買

被リンクの売買は、他サイトからリンクを購入または販売する行為のことです。自然な被リンクの獲得は、外部から支持されているとみなされ、評価を高められます。

しかし、人為的に獲得した被リンクは、第三者から評価されているわけではありません。そのため、被リンクの売買はGoogleがガイドラインに違反する行為として明示されています。

被リンクについて詳しく知りたい方はこちら>>>SEOにおける被リンクとは?獲得する5つのポイントを解説

リンクファーム

リンクファームとは、大量のサイトが相互リンクし合うネットワークのことです。一般的に低品質なコンテンツで構成されており、ユーザーにとって価値を与えません。

リンクファームは不正なリンク操作にあたるため、ガイドライン違反となります。

低品質コンテンツについて詳しく知りたい方はこちら>>>低品質コンテンツとは?SEOへの影響や対処法を解説

クローキング

クローキングとは、検索エンジンとユーザーに異なるコンテンツを表示させる方法です。

検索エンジンにはキーワードを詰め込んだページを読み込ませ、ユーザーには役に立たないコンテンツを表示させます。クローキングが検出されると順位の低下や、検索結果への非表示などの措置がとられる恐れがあります。

隠しリンク

隠しリンクとは、ページ内に見えない形で実装されたリンクのことです。背景と文字の色を同じにして見えなくしたり、フォントサイズを小さくしたりなどの方法を用います。ユーザーからは見えませんが、検索エンジンのクローラーはリンクを検出できます。

隠しリンクはガイドライン違反行為にあたるため、リンクを見えなくしたり、目立たなくしたりするのはやめましょう。

逆SEOでスパムリンクを受ける可能性もある

他社からの逆SEOで評価を落とす可能性もあります。逆SEOとは、検索順位を下げるための施策のことです。

一般的には、自社に対するネガティブな情報などを表示させないために、その検索結果を下げる目的で使われます。

しかしライバルサイトを落とす目的で、低品質なサイトからの被リンクを大量に送るなどの方法がとられることもあります。人気のあるサイトの順位を下落させようと行われることもあるため、リスクとして把握しておきましょう。

逆SEOについて詳しく知りたい方はこちら>>>逆SEOとは?具体的な手法や風評被害を受けたときの対処法を解説

スパムリンクの対処法

もし、自社サイトがスパムリンクを受けてしまった場合は、下記の対処法があります。

  • リンクの削除を依頼する
  • Googleサーチコンソールで被リンクの否認申請をする

スパムサイトからの被リンクを放置すると、ペナルティの対象となる可能性があるため、早急に対処しましょう。

SEOスパムについてはこちら>>> SEOスパムとは?Web担当者が把握したいリスクや対策を解説

リンクの削除を依頼する

自社サイトにとって好ましくない被リンクを受けた場合、サイトの運営元にリンクの削除を依頼する方法があります。問い合わせフォームやメールなどでコンタクトを取り、リンクを削除してもらいたい旨を伝えましょう。

ただし悪質なサイトだと、対応してもらえない恐れもあります。そのような場合は、次の方法を試してください。

Googleサーチコンソールで被リンクの否認申請をする

サイト運営元に連絡が取れない場合、Googleサーチコンソール上で被リンクの否認申請ができます。手順は下記のとおりです。

なお、良質なサイトからの被リンクをファイルに含めてしまうと、評価に悪影響を及ぼす恐れがあるので注意しましょう。

Googleサーチコンソールについて詳しく知りたい方はこちら>>>Googleサーチコンソールとは?使い方・導入方法を解説

リンクスパムアップデートへの対処法

リンクスパムアップデートの対処法は下記3つです。

  • 検索順位を操作するためにリンクを悪用しない
  • ガイドラインに違反するようなリンクは削除する
  • 定期的に被リンクをチェックする

スパムと判定されないために、それぞれチェックしましょう。

検索順位を操作するためにリンクを悪用しない

リンクスパムアップデートの影響を受けないためには、リンクの悪用をしないことです。

Googleは、ユーザーに有用だと判断され、自然に得られた被リンクを評価します。検索結果で上位を獲得したい場合は、ユーザーに支持されるコンテンツを作り、正しいSEOを実施しましょう。

ガイドラインに違反するようなリンクは削除する

サイト内にガイドラインに違反するようなリンクがある場合は、削除しましょう。

画像で隠れてしまう位置にリンクを設置したり、文字を目立たなくしたりしていると、スパムサイトと認定される恐れがあります。

誤って画像下にリンクを配置すると、ペナルティを受けるリスクもあるため、注意してください。

定期的に被リンクをチェックする

望ましくない被リンクを受けていないかどうかも、定期的にチェックを行いましょう。

他サイトからの被リンクが、知らないうちに悪影響を及ぼす可能性もあります。自社サイトがスパムリンクを扱わないだけでなく、他サイトから受けた被リンクも確認することが重要です。

まとめ:適切なサイト運用であればリンクスパムアップデートの影響はない

リンクスパムアップデートは、スパムリンクを無効化するためにGoogleが実施したアップデートです。スパムに該当するような行為をしていなければ、影響はありません。

もし、スパムリンクが原因で順位が低下したのではと心配な場合は、Googleのスパムポリシーを参考に、該当する行為を行っていないか確認してみてください。

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