コラム

URLのwwwあり・なしの違いは?SEOへの影響やおすすめの設定を紹介

WebサイトのURLで「www」という文字列を目にしたことがある方は多いと思います。

使われているサイトとそうでないサイトがあるので、、意味や理由が気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事ではwwwの意味や使い方、SEOとの関係を解説していきます。

自社サイトのURLをどちらにするか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

wwwとは?

そもそもwwwとは「World Wide Web(ワールドワイドウェブ)」の略称で、我々が普段利用しているWeb全体を指す言葉です。

スマホやPCから閲覧しているアプリやホームページもwwwの一部で、Webの生みの親であるティム・バーナーズ=リーによって名付けられました。

しかし、URL内でwwwで使う場合は意味が異なり、「ホスト名」を指す単語になります。

ホスト名とは、ページを表示するためにブラウザが接続するサーバーを表す言葉です。

我々がWebサイトを閲覧する際、Web上では以下のようなやりとりがインターネットを介して行われています。

  1. ユーザーがブラウザから見たいページを要求
  2. ブラウザから要求を受けたサーバーが表示に必要なファイルをブラウザに送信
  3. ブラウザがファイルを受け取ってスマホやPCの画面に表示

しかしWebサイトを構築しているファイルや画像などのデータは、世界中のあらゆるサーバーに保管されています。

そのため、正確な場所を特定できないとブラウザは要求を出すことができません。

そこで以下のように、wwwとプロトコルやドメイン名と組み合わせてURLを作ることで、ブラウザにサーバーとファイルの場所を伝えられるようになっています。

プロトコル https
ホスト名 www
ドメイン名 example.com
URL https://www.example.com/

wwwのありなしが存在する理由

実はホスト名は必ずしもwwwにしないといけない訳ではなく、好きな文字列を指定したり、省略したりできます。

ホスト名にwwwを指定することが多いのは、Webの黎明期にできた慣習が今でも残っているだけです。

wwwのありなしはWebサイトの運営者が自由に決められるため、好みで決められていることもあれば特に理由がないケースもあります。

wwwのありなしによって、Webサイトの運営に支障をきたすことはないため、自由に決めるとよいでしょう。

wwwありのメリット

wwwが含まれるURLには、以下のようなメリットがあります。

  • WebサイトのURLであることがわかりやすい
  • 信頼を得やすい

Webが一般的に普及してからしばらくは、WebサイトのURLにwwwを含めるのが当たり前でした。

そのため、古くからのWebの利用者の中には、「wwwで始まる=URL」だと認識する方も多いです。

また同様の理由で、三菱グループや住友グループなど、長い歴史を持つ企業のホームページのURLにwwwが含まれていることも多々あります。

良い印象を持ってもらえることがあるため、コーポレートサイトなどを構築する際は、wwwを含めてもよいでしょう。

wwwなしのメリット

wwwを含まないURLには、以下のようなメリットがあります。

  • ユーザーに覚えてもらいやすい
  • スマホやSNSで入力しやすい
  • 会社名やブランド名を訴求しやすい

wwwを含まないURLは、その分短くなります。

そのため記憶しやすく、入力する際に手間もかかりません。

またシンプルな文字列になるため、URLを通して自社や店舗の名前を覚えてもらいやすくなります。

ECサイトやオウンドメディアなど、マーケティングに活用するWebサイトを作る際は、wwwなしにするのがおすすめです。

wwwのありなしはサーバーのDNS設定で変更できる

レンタルサーバーの中には初期設定でURLにwwwが含まれるようになっていることもあります。

もしwwwを含まないURLを使用したい場合は、DNS設定から変更を行えます。

DNSの設定方法は、サーバーごとに異なるため、自社で利用しているサーバーの管理会社に問い合わせてみましょう。

wwwのありなしはSEO対策に影響する?

結論から伝えると、wwwの有無がSEO対策に影響を与えることはありません。

Googleは、URLの文字列をSEO評価に含めていないためです。

いずれのURLでも、ユーザーファーストなサイト構築とコンテンツの提供を行えば、上位表示は可能です。

運営中のWebサイトのwwwのありなしを切り替える際は注意が必要

Googleは、wwwの有無を異なるURLとして認識します。

そのため、運営中のWebサイトのURLを変更すると、SEO評価がリセットされるのです。

301リダイレクトなどを使えば、評価を引き継いだまま変更できると言われていますが、確実性はありません。

wwwのありなしはWebサイトの立ち上げ時に決定し、運営を開始したら変えないようにしましょう。

wwwのありなしの不統一がSEO対策に与える悪影響

URL内のwwwの有無はSEO評価に関係ないですが、適切な設定を行わないと悪影響を及ぼすおそれがあります。

サーバーの設定や仕様の問題で同じ内容のページが、以下のように異なるURLで自動生成されることがあるためです。

  • https://example.com/blog/
  • https://www.example.com/blog/

上記は重複コンテンツと呼ばれ、SEO上不要なページです。

放置するとユーザーやクローラーの利便性が低下し、検索エンジンに正しく評価してもらえなくなるおそれもあるため注意が必要です。

以下では、設定の不備で発生する以下4つのデメリットを詳しく解説していきます。

  • 被リンクの評価が分散する
  • 意図したページが検索結果に出なくなる
  • クローラビリティが低下する
  • 複数人での運用がしづらくなる
  • アクセス解析がしづらくなる

被リンクの評価が分散する

被リンクの獲得はSEO外部対策と呼ばれ、上位表示を実現するために欠かせない施策です。

同一のテーマで権威性や信頼性のあるWebサイトから被リンクを貰えれば、SEO評価に良い影響を与えてくれます。

しかし、被リンクを設置するのは外部のサイト運営者です。

そのため、設定されるURLはコントロールできません。

URLが複数存在すると被リンクの獲得も分散し、本来受けられたSEO評価が得られなくなる可能性があります。

意図したページが検索結果に出なくなる

Googleの検索エンジンは、内容が重複しているページはどちらか一方しかインデックスしない仕様になっています。

そのため、wwwのありなししか違いがないページが存在すると、片方は検索結果に表示されません。

あらかじめ対策をしておかなければ、インデックスされるページを選ぶことはできないため、望まないページが表示されるおそれがあります。

クローラビリティが低下する

URLにwwwの有無が存在すると、ページを1つ作成する度に2ページ増えることになります。

Googleのクローラーに不要なページを回遊させることとなり、クロールバジェットを無駄にしてしまいます。

クロールバジェットとは、検索エンジンがクロールに費やせるリソースや容量を指す言葉です。

無駄に消費することでクロールに時間がかかる、重要なページがインデックスされないなど、さまざまな問題が生まれます。

Webサイト全体で1000ページもない小規模なサイトであれば、気にする必要はないとの意見もありますが、悪影響がないとは言い切れません。

また、Webサイトの成長に比例して問題が発生しやすくなるため、早めに対処しておきましょう。

複数人での運用がしづらくなる

複数人でWebサイトを運営している場合、トラブルのリスクが上がります。

さまざまな作業で、wwwありなしが混在するおそれがあるためです。

たとえば、wwwが含まれているURLがインデックスされている状況で、wwwがないURLを内部リンクに設置しても意味がありません。

複数人で運用していると、ヒューマンエラーが起こる確率も上がり、ミスに気づくのも遅くなります。

施策が無意味になる可能性があるため、注意しましょう。

アクセス解析がしづらくなる

wwwの有無によりURLが複数存在すると、セッション数やユーザー数などの数値が分散し、アクセス解析がしづらくなります。

また、インデックスされているURLがランダムになっている場合、ツール上での絞り込みも行いづらくなります。

分析に無駄な時間を費やすことになり、改善作業の効率も落ちるため、wwwの有無は必ず統一しておきましょう。

wwwのありなしを統一する方法

wwwのありなしは、以下いずれかの方法でURLを正規化すれば統一できます。

  • 301リダイレクト
  • canonicalタグ

それぞれ詳しく解説していきます。

301リダイレクト

301リダイレクトとは、URLの変更を恒久的に伝えるHTTPステータスコードです。

設定すると、アクセスしたユーザーやクローラーを任意のページに転送できます。

正規URLに対して301リダイレクトを設定すれば、強制的に正規ページに移動させられます。

たとえば、https://example.com/を正規ページにしたい場合、以下のようになります。

  1. https://www.example.com/に正規URLへの301リダイレクトを設定する
  2. https://www.example.com/にアクセスしたユーザーやクローラーがhttps://www.example.com/に転送される

301リダイレクトを設定すると、評価してほしいURLを検索エンジンに伝えられるようになるため、意図したページがインデックスされやすくなります。

SEO評価の分散も防げるため、必ず設定しましょう。

canonical

canonicalは、評価してほしいURLを検索エンジンに伝える役割を持つ、HTMLのlinkタグの属性値です。

canonical属性を使えば、意図しないページに対するSEO評価を、任意のURLに集中させられます。

たとえば、https://example.com/を正規ページにしたい場合、以下のような効果が期待できます。

  1. https://www.example.com/に正規URLを指定したcanonical属性を記述する
  2. https://www.example.com/に対して貼られた被リンクがhttps://www.example.com/の評価になる

なお、canonical属性と301リダイレクトの違いは、ユーザーやクローラーの転送の有無です。

wwwの有無によって生じる重複ページは閲覧してもらう必要がないため、301リダイレクトがおすすめです。

wwwありなしの統一を確認する方法

wwwのありなしに対するURL正規化の成功は、Google検索の検索コマンドの1つである「site:」を使って確認できます。

調査したいURLをコピーし、以下のようにGoogle検索にかけてみましょう。

site:https://rank-quest.jp/column/column/eeat/

該当するページが検索結果に表示されれば、URLが正規化できています。

まとめ:wwwのありなしを統一して適切なSEO対策を

URLはwwwのありなしどちらを使ってもSEOに悪影響はありません。

しかし、適切な設定を行わないと悪影響を与えることがあるため、注意が必要です。

この記事を参考に、Webサイトの構築段階で統一するURLを決定し、適切な対策を行ってください。

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