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LPにSEOは必要?種類別の相性と失敗しないためのポイントを解説

LP(ランディングページ)経由の売上アップを目的に、SEO対策を検討している方も多いでしょう。

しかしその前に、LPの種類とSEO対策の相性を理解する必要があります。なぜならLPの種類によっては、SEO対策を講じても効果が得られないためです。

今回はLPの種類やSEO対策との相性などを解説します。

LPのSEO対策で失敗したくない方は、ぜひ最後までご覧ください。

LPのSEO対策とは?

LPのSEO対策とは、商品やサービスの購入につながるランディングページに対し、特定キーワードでの流入を目的に施策を講じることです。

たとえばコスメ関係の商品であれば、「化粧水 無添加」などの検索キーワードに対し、自社のLPを上位表示させるために対策する形です。リスティング広告を出さなくても上位表示できれば、PV数のアップだけではなく広告費の削減にもつながります。

ただし、すべてのLPに対してSEO対策が有効とは限りません。LPの種類によってはSEO対策と相性が悪く、成果につながらない可能性があります。

では、LPの種類とSEO対策について詳しく解説します。

LPの種類とSEO施策

LPの種類は、大きく分けて以下の2つに分別できます。

  • サイト一体型(情報提供型)LP
  • 1ページ完結型(行動喚起型)LP

では、それぞれの概要とSEO対策の相性を詳しく見ていきましょう。

サイト一体型(情報提供型)LP

サイト一体型LPは、下層ディレクトリを持つLPのことです。具体的にはメインページのLPに対し、関連コラムなどの下層ディレクトリを持つLPが該当します。

たとえば弊社ランクエストのページも、サイト一体型のLPの1つです。おもに複数の商品やサービスを訴求したい場合に採用されるLPで、下層ディレクトリのページから成約ページへの誘導を目的としています。

サイト一体型LPとSEOの相性

サイト一体型LPとSEOは相性が良いため、積極的に対策すべきです。ユーザーの興味や関心に合わせてコンテンツを多く設置でき、SEO対策で上位表示を狙いやすくなります。

さらにページ数が多いことで内部リンク対策もできるため、SEOで有利に働きます。

1ページ完結型(行動喚起型)LP

1ページ完結型は、下層ディレクトリを持たず1ページのみでの成約を目的としたLPを指します。基本的に他ページへのリンクは設置せず、商品紹介から申込みフォームまでが一体型です。

そのため、1ページ完結型のLPは、集客ではなく成約に焦点をあてたページと言えるでしょう。

1ページ完結型LPとSEOの相性

1ページ完結型のLPは、SEO対策との相性が悪いと言えます。その理由は以下の通りです。

  • コンテンツの量が少ない
  • 内部リンク対策が不十分
  • ページ数が足りない

1ページ完結型のLPは、文章ではなく写真や動画などをメインに構成します。また内部リンクも基本的に設置できないため、SEOに重要な内部リンク対策も不十分です。

さらにサイトのページが1ページしかないため、SEOの評価も限定的になります。以上の理由から、1ページ完結型LPのSEO対策は効果が低いと言えます。

SEO対策をLPに活かすメリット

SEO対策をLPに活かすメリットは、次の2つです。

  • サイト全体に好影響を与える
  • 広告費の削減につながる

それぞれ詳しく解説します。

サイト全体に好影響を与える

自然検索からLPへの流入が増えると、サイト全体に好影響を与えます。検索エンジンはクエリに対し、もっともユーザー満足度の高い回答を上位表示します。

つまり検索クエリのニーズに合ったコンテンツが増えるほど、サイト全体のSEO評価も上がるのです。サイト全体のSEO評価が高まれば、より上位表示しやすくなります。

なお、検索クエリの調べ方や検索意図の分析方法は、こちらの記事で解説しています。
検索クエリとは?キーワードとの違いや分析と活用方法を徹底解説

広告費の削減につながる

SEO対策で上位表示できれば、広告費の削減につながります。Googleのリスティング広告はクリック型の課金方式のため、検索からの流入が増えるほど広告費がかかります。

また競合が多いジャンルだと、その分クリック単価も高くなります。SEO対策で上位表示できれば、広告費をかけずに流入を増やせます。

LPにSEO対策するデメリットや注意点

LPにSEO対策するデメリットや注意点は、以下の通りです。

  • 中長期的な視点が必要
  • 時間的なコストがかかる

1つずつ詳しく解説します。

中長期的な視点が必要

SEO対策はリスティング広告のように、実行すればすぐに上位表示できる訳ではありません。効果が出るまで数か月以上かかるのが基本です。競合が多いキーワードであれば数年かかることもあります。

そのため、中長期的な視点で取り組む姿勢が必要です。PDCAサイクルを回し、ユーザー満足度の高いコンテンツを作成しましょう。

時間的なコストがかかる

LPにSEO対策するためには、下記のような項目に取り組まなければなりません。

  • SEOに強いサイト構造の設計
  • 検索クエリの分析とキーワード選定
  • 内部リンク対策
  • SEOライティングの知識やスキルの向上
  • 外部ライターの管理(外注する場合)
  • 定期的な効果検証 など

競合が多いジャンルであれば、SEO対策の効果が出るまで数年かかるケースもあります。

一方、リスティング広告なら時間をかけずに上位表示できます。リスティング広告と違い、SEO施策は時間的なコストがかかることを理解しておきましょう。

LPのSEO対策で失敗しないためのポイント

LPのSEO対策で失敗しないためのポイントを、3つ解説します。

  • 下層ページのコンテンツを増やす
  • コンテンツにLPへの導線を設置する
  • 被リンク対策する

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

下層ページのコンテンツを増やす

下層ページのコンテンツを充実させ、集客力を高めましょう。検索ニーズに合ったコンテンツを下層ページで増やせば、サイト全体のSEO評価が向上するため、より上位表示されやすくなります。

ただし、SEOに強いサイト一体型LPを作るためには、コンテンツだけではなく、サイト設計も重要です。ディレクトリ構造が不適切だとクローラーがサイトを認識できないため、SEOに悪影響を及ぼします。

SEOに適したディレクトリ階層などは、こちらの記事で詳しく解説しています。
SEOに強いディレクトリ構造とは?設計のポイントや最適化のメリットを解説

コンテンツにLPへの導線を設置する

集客用のコンテンツには、成約用のLPへの導線を設置しましょう。下層ディレクトリのコンテンツの目的は、検索ユーザーをLPへと誘導することです。

集客用のコンテンツだけで満足して、ユーザーがサイトを離脱してしまっては意味がありません。再検索することなく成約目的のLPへと飛べるよう、導線を設置しましょう。

被リンク対策する

被リンク対策を強化することで、SEOの評価が高まり上位表示されやすくなります。良質なサイトからの被リンクは、サイトの信頼度と権威性の向上につながるためです。

ただし低品質なサイトからのリンクは、SEOの評価を下げるため注意しましょう。
低品質コンテンツとは?SEOへの影響や対処法を解説

またLPで外部リンクを設置する場合は、別のタブで開くように設定することが好ましいです。

同一ウィンドウで外部リンクを開いた場合、それまで見ていたLPは消えてしまいます。そのためユーザーがリンク先から戻って来ず、離脱につながる可能性があります。

まとめ:SEOはサイト一体型LPで対策しよう

LPのSEO対策は、1ページ完結型ではなくサイト一体型が効果的です。下層ディレクトリに検索クエリのニーズを満たすコンテンツが増えると、サイトの全体のSEO評価もアップします。

ただしSEO対策で成果を得るためには、時間的なコストがかかります。さらに時間をかけて対策しても、必ず上位表示につながる訳ではありません。

もしSEO対策に割ける時間がない場合は、SEO専門会社への外注も検討してみましょう。ランクエストのSEOは、一つひとつの分析・設計・実務を、ワンストップで徹底的に実行します。

15年の実務データから「SEOの失敗パターン」を把握しており、「長期的・安定的・継続的」なSEO対策を提供いたします。LPのSEO対策にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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