コラム

被リンクの削除とは?スパムの種類やおすすめの調査ツールも紹介

被リンクの獲得は検索順位を上げるために重要です。

しかし、スパムリンクや低品質なリンクがあるとSEO評価を落とす可能性があります。被リンクの削除や否認で対処できますが、その方法や不要な被リンクについて知らない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、被リンクを削除する方法や必要になるケース、スパムリンクの種類について解説していきます。

WebサイトのSEO評価を向上させたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

被リンクの削除や否認を行った方が良い理由

被リンクとは、他のWebサイトから自社サイトに向けて貼られたリンクのことです。被リンクは検索エンジンの評価基準の一つであり、獲得するほど検索順位が上がると言われています。

なお、以下のようなサイトからの被リンクが検索順位に良い影響を与えます。

  • 権威性が高い
  • 関連性が高い
  • 信頼性が高い

一方でスパムリンクなどの低品質なリンクは、SEO評価に悪影響を及ぼします。そのようなときは被リンクの削除や否認が効果的です。

被リンクの削除が必要になるケース

Googleは2022年12月にリンクスパムアップデートを実施しており、不自然な被リンクを無効化すると明言しています。現在は低品質な被リンクは評価に含めない仕組みになっているため、削除が必要なケースは少なくなりました。

しかし獲得した被リンクの内、評価の対象外となっているリンクは確認できません。そのため、以下のスパムリンクや低品質なサイトからの被リンクは、念のため削除した方が良いでしょう。

アップデートにより今後、影響が少なくなると考えられますが、悪質な被リンクは削除することが好ましいです。

リンクスパムアップデートについて詳しく知りたい方はこちら>>> Googleのリンクスパムアップデートとは?内容や対処法を解説

スパムリンクの種類

スパムリンクは、検索順位の操作を目的とし、不自然な方法で獲得された悪質な被リンクを指します。代表的なスパムリンクを表にまとめました。

種類概要
売買されたリンク検索順位の操作を目的に下のような方法で獲得したリンク金銭のやりとり商品やサービスとの引き換え
過剰な相互リンクリンク獲得のみを目的としてパートナーページを作り、被リンクを獲得する
自動生成されたリンク自動化されたプログラムやサービスを使用して獲得したリンク
修飾属性を適用しないリンクアウトバウンドリンクに修飾属性を適用するかどうか選ぶ権利を与えずに、リンクを義務付けて獲得する被リンク
テキスト広告やテキストリンクランキングクレジットをブロックしないテキスト広告やテキストリンク
記事広告やネイティブ広告ランキングクレジットを転送するリンク、または他のサイトで配布されている作為的なアンカーテキストリンクを含むコンテンツに対して、支払いが行われる記事広告やネイティブ広告
質の低いディレクトリやブックマークサイトのリンク質の低いディレクトリやブックマークサイトへのリンク
ウィジェットやフッターへのリンク大量のキーワードを含む非表示のリンクや低品質のリンク、およびさまざまなサイトのフッターやテンプレートに埋め込まれて広く配布されたリンク
フォーラムのコメントへのリンクフォーラムでのコメントにおいて、投稿や署名に含まれる作為的なリンク

上記のリンクは、Googleのスパムに関するポリシーに反しているため、ペナルティの対象にもなります。見つけ次第削除し、良質な被リンクが残るようにしましょう。

SEOスパムについて詳しく知りたい方はこちら>>>SEOスパムとは?Web担当者が把握したいリスクや対策を解説

被リンク削除の方法

被リンク削除の方法は、以下の2つです。

  • 被リンク元のサイト運営者に削除依頼をする
  • リンク否認ツールを使用する

それぞれ詳しく解説していきます。

被リンク元のサイト運営者に削除依頼をする

被リンク元のサイトに直接連絡を取り、削除を依頼します。信頼できる運営者であれば、確実に削除できるため有効な方法です。サイト内に記載のある電話番号やお問い合わせフォーム、コメント機能などから削除の希望を伝えましょう。

しかし、Webサイトの運営者は不透明なことも多く、連絡を取れない場合もあります。特に、悪意のあるスパムリンクは連絡先を見つけることが困難なので、別の手段を検討しましょう。

リンク否認ツールを使用する

リンク否認ツールを使用すれば、評価して欲しくない被リンクを検索エンジンに伝えられます。Googleが提供しているツールであるため、安心して利用できます。

しかし、使い方を誤ると必要な被リンクまで無効化するため注意しましょう。

被リンク削除の注意点

被リンクを削除する際は、以下の注意点に注意しなければなりません。

  • 削除依頼は丁寧かつ具体的に行う
  • リンク否認ツールは慎重に使用する
  • 良い被リンクまで削除しない

削除や否認の方法を間違えると、SEOに悪影響を与えることもあります。削除リストを作るなど、慎重に精査した上で実施しましょう。

良質な被リンク(ナチュラルリンク)について詳しく知りたい方はこちら>>>SEOにおける被リンクとは?獲得する5つのポイントを解説

被リンクチェックにおすすめのツール

獲得した被リンクの確認は、ツールを使うと効率的です。おすすめのツールは以下の3つです。

  • Googleサーチコンソール
  • Ahrefs
  • Majestic

それぞれ紹介していきます。

Googleサーチコンソール

サーチコンソールは、Googleが提供している解析ツールです。無料で使え、検索順位を上げるための分析に必要なデータが手に入ります。

管理画面にアクセスし、サイドメニューにある「リンク」をクリックすれば、被リンクの数や参照元サイトを確認できます。

また、CSVファイルとしてダウンロードできるため、スプレッドシートで被リンクリストも作成可能です。SEO対策を行う上で必須のツールであるため、必ず導入しましょう。

Ahrefs

Ahrefsは、被リンク調査に特化した有料のツールです。URLを入力するだけで、被リンクの数はもちろん、参照元URLが確認できます。

調査するサイトを登録しておけば、被リンクを獲得した期間もグラフで表示されるため、増加した時期も分析可能です。

また、自サイト以外も調査できるため、競合が集めている被リンクの解析も行えます。他にもキーワードの選定やサイトヘルスの改善、アクセス解析など、SEOに必要なデータが全て得られる便利なツールです。

Majestic

Majesticは、被リンクの解析に特化したアクセス解析ツールです。調査したいサイトのURLを入力するだけで、被リンクの数やリンク参照元のURLやIPアドレスが確認できます。

以下の独自指標を有しており、リンク元のドメインの品質など、他のツールにないデータを得られます。

  • トラストフロー
  • サイテーションフロー

また、機能の制限はありますが、無料トライアルもあるため、試しに使ってみても良いでしょう。

その他のSEO対策に役立つツールはこちら>>>無料で使えるSEO分析ツール11選を特徴別に紹介

まとめ:必要に応じて被リンクを削除して検索順位を上げよう!

被リンクの獲得は検索順位を上げるために重要です。

しかし、スパムリンクなどの低品質な被リンクは、検索エンジンからの評価を下げる恐れがあります。Googleは低品質なリンクの評価を無効化すると明言していますが、質の低い被リンクは念の為削除や否認することをおすすめします。

参照元のサイトに削除依頼をする、否認ツールを使うなどの方法で対処しましょう。ただし、必要な被リンクまで削除すると、順位が下がることもあるため注意が必要です。

ツールを使って精査を行い、慎重に作業してください。

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