SEO対策を代行業者へ依頼して、自社サイトの目標を達成したいとお考えではありませんか?
費用の目安ですが、月額の場合は15万円から100万円程度、成果報酬型では成果に応じた費用がかかります。
※上記費用ですが、yahooの検索順位はGoogleのアルゴリズムを用いておりbingは実績のない業者も多いため、基本的にはGoogleにおけるSEO対策の費用相場となっています
初めて代行業者に依頼する場合は、費用の相場や見積もりの含まれている施策は分かりづらいものです。
また、SEO対策サービスにはSEOコンサルティング、SEOサイト設計コンサルティング、コンテンツSEO、内部・外部SEO対策の5種類があります。
ただ相場を理解するだけはなく、代行会社によっては月額固定型や成果報酬型など料金体系もことなることから、それぞれのメリット・デメリットも事前に押さえておく必要があります。
しかし依頼する範囲や料金体系によって、費用は変動します。
依頼する際は、予算に合わせて委託企業を選定することが重要であるととともに、費用対効果を最大化できるSEO対策会社を選ぶポイントも把握しておきましょう。
外部に依頼する際は、SEO対策について担当者がある程度の知識を持っていたとしても、SEOの施策は内部修正、コンテンツ制作、外部対策と多岐に渡り費用の相場や見積もり項目を正しく選定するのは非常に難しいです。
そこで今回は、SEO対策を外注した場合にかかる費用相場や料金体系、施策内容、依頼会社の選び方について詳しく解説します。
特に下記の内容はおすすめですので是非、見てください。
・SEO対策費用の相場を理解するポイント
・実際のSEO会社に依頼した料金事例
ぜひ本記事を参考に、自社のニーズに合うSEO対策サービスを見つけてください。
目次
SEO対策費用相場と料金体系一覧
SEO対策を行い費用対効果を最大限発揮する為には、自社の費用感や目標にそったサービスを提供してくれる企業を選ぶことが重要です。
その為にもSEOを依頼する際は複数社から見積もりを取り、それぞれの企業のサービス内容は費用を比較して自社に必要なサービスを提供してくれる企業を選びましょう。
ただSEO対策の一般的な費用相場は月額10万円~50万円です。
施策の内容によって費用は異なり、需要の高い「SEOコンサルティング」や「コンテンツSEO」の目安の相場は15万~100万程になります。
特にコンサルティングを行うサイトの規模感やコンテンツの作成量によって費用が異なり、大規模サイトの対策を依頼する場合は月額100万円を超える場合もあります。
下の表はSEO対策の種類別の費用相場を大まかにまとめたものです。
ここからは、費用相場とそれぞれの施策内容、あわせて向いている企業についても詳しく紹介します。
ランクエストの実際の費用感も参考に紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
SEO対策の種類 | 費用相場 | 費用体系例 | 施策内容 | 最低契約期間目安 | 向いている企業 |
15万~100万円程度/月 | 月額固定費用型 | 総合的なSEO対策のサポートやコンサルティング | 6か月以上 |
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20万~100万円程度 ※プロジェクト単位によって異なる |
一括支払い型/月額固定費用型 |
SEO対策をサイト構築から支援 内部対策・テクニカルSEOなど |
3か月程度 |
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15万~50万円程度/月 | 一括支払い型/月額固定費用型 | コンテンツの最適化によりユーザーや検索エンジンからの評価を高める施策 | 6ヶ月程度 |
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15万~100万円程度/月 | 一括支払い型 | サイト内部を整える施策 | 3か月~6か月程度 |
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10万~50万円程度/月 | 月額固定費用型/成功報酬型 | サイト外部からの評価を高める施策 | 3か月程度 |
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30万~100万円程度/月 |
一括支払い型/月額固定費用型
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オウンドメディアサイトのSEO対策 | 12か月~24か月程度 |
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100万~500万円程度 | 一括支払い型 | 新規サイト立ち上げからSEO対策など | 1か月~6か月程度 |
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30~100万円程度/月 | 月額固定費用型 | SEOのインハウス支援 | 12か月程度 |
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料金体系別に相場を大まかにまとめたものです。
ちなみに、SEO対策の費用・料金体系には、以下の3タイプがあります。
- 月額固定費用型:毎月一定の料金を支払い、その範囲でサービスを提供してもらう方式です
一括支払い型:特定の期間にわたる業務に対し、一括で料金を支払い、その期間内でのサポートを受ける形です
成功報酬型:特定の成果に応じて報酬が変動する方式です
この中でも、月額固定費用型が一般的で、一定の料金でサイトの企画からコンテンツ作成までトータルにサポートしてもらえる点が特徴です。
ここからは、SEO対策費用と相場をタイプ別・SEO対策内容別に詳しくご紹介していきます。
実際のSEO対策コストも紹介しているので、あわせてご確認ください。
SEO施策種類別の費用相場と料金体系
SEO対策はGoogleなどの検索エンジン上で上位表示をさせてWeb経由の集客を増加させるために取り組む施策です。
ここでは、SEOコンサルティング、SEOサイト設計コンサルティング、コンテンツSEO、内部SEO対策、外部SEO対策、オウンドメディア支援SEO、サイトリニューアルSEO、インハウスSEOの8種類ついて、サービス内容と費用の相場を紹介します。
総合SEOコンサルティングの費用相場、料金体系とサービス内容
SEOコンサルティングは、内部対策、外部対策、コンテンツ、EEATの各対策を調査・改善し、現状分析や戦略立案を含むSEO施策全般を支援するサービスです。
SEOコンサルティングには、次のような内容が含まれます。
項目 | 項目詳細内容 | 費用の目安 |
ヒアリング | サービス内容や強みターゲットなど分析を行うための情報をヒアリングします。 | ¥10,000円~30,000円 |
競合調査 | 競合コンテンツを分析し、自社のコンテンツに足りない要素を抽出、また競合が獲得しているKWも分析しサイトの方向性の検討をする。 | ¥50,000~150,000円 |
Webサイトの現状分析 | 検索エンジンの評価基準に基づいて、SEO的な課題や競合との差分を調査します。 | ¥50,000~150,000円 |
キーワード戦略の立案 | ターゲットとなるユーザーが検索する可能性のあるキーワード分析を行い、メインとなる対策キーワードを選定します。 | ¥50,000~100,000円 |
コンテンツSEO | ユーザーが知り得たい情報をコンテンツ記事にまとめてサイト内で発信することにより、サイトの閲覧数を獲得します。 | ¥200,000~¥1,000,000 |
内部SEO対策の提案 | SEOの基礎となるタイトルやタグ設定、ページ構造、コンテンツ最適化を実施して、Googleに評価されやすいWebサイトに修正します。 | ¥150,000~¥300,000 |
外部SEO対策の提案 | 被リンク獲得のための施策やSNSを活用した情報発信など、外部サイトからの評価を高めるための戦略策定を行います。 | ¥100,000~¥300,000 |
成果測定と改善提案 | 月に1度など定期的な成果観測と、観測して得られたデータから改善案を提示します。 | ¥50,000~¥100,000 |
特に重要なステップはヒアリングです。事業やサービスの内容、強み、ターゲットユーザーなどについて丁寧な聞き取りを実施し、自社の目標達成を目指していきます。具体的には対面やZoomなどで打ち合わせをしながら、担当者と二人三脚で進めていく形を取るのが一般的です。
SEO対策のノウハウについてレクチャーが受けられるため、将来的に自社メディアの運用を内製化したい場合におすすめです。SEO対策の効果測定に関するフィードバックをもとに、改善を繰り返しながら目標達成を目指せるでしょう。
SEOコンサルティングの費用相場は月額10万~30万円程度ほどが目安です。
コンテンツ制作や内部・外部対策など、委託する範囲やサイトの規模によって費用は前後します。
ただし、サービスを提供している会社によって施策の内容や費用は異なるので、自社の予算や依頼したい施策範囲に応じて慎重に選びましょう。
一般的に業界の相場では、最低契約期間は6か月以上とされており、大手業者ほど月額料金が高くなりやすいという傾向があります。
関連記事:SEOコンサルティング業者おすすめ9選!選ぶポイントまで徹底解説
SEOサイト設計コンサルティングの費用相場、料金体系とサービス内容
SEOサイト設計コンサルティングとは、検索エンジン最適化の観点から、新規Webメディア構築や、既存のサイト改修を支援してくれるサービスです。
費用はWebサイトの規模や改修する際のプロジェクト単位によって異なりますが、費用相場は20万~100万円程度です。SEO対策の継続的な支援を受ける場合は別途、月額費用が発生します。
サイト全体の構築から支援してくれるため、SEOコンサルティングよりも対応範囲が広いことが特徴です。
具体的には、下記のようなサービスが提供されます。
サービス内容 | 費用の目安 |
新規サイト作成 | ¥800,000~¥3,000,000 |
既存サイト改修 | ¥300,000~¥1,500,000 |
内部SEO対策 | ¥150,000~¥300,000 |
キーワード調査 | ¥50,000~100,000 |
競合調査 | ¥50,000~150,000 |
アクセス分析 | ¥50,000~150,000 |
コンテンツ分析 | ¥50,000~150,000 |
コンテンツ企画 | ¥100,000~¥300,000 |
SEOサイト設計コンサルティングの目的は、検索エンジンから高い評価を獲得できるWebサイトを構築し、長期的に集客するための基盤を整えることです。
主にサイトの設計まではサービス内容になるため最低契約期間は3か月程度が一般的です。
SEOサイト設計コンサルティングを受け、内容が伝わりやすいサイトを構築することで、検索エンジンやユーザーにとって理解しやすいメディアになります。
関連記事:現役SEOコンサルタントが解説する大規模サイトSEO対策
コンテンツSEO費用相場、料金体系とサービス内容
コンテンツSEO良質なコンテンツを継続的に発信することで、検索エンジンからの評価を獲得するための施策です。
費用の相場は依頼する内容や、キーワードの競合性、コンテンツ数によって変動しますが、月額5万〜30万円程度が一般的です。
質の高いコンテンツを作成するためには、校正や校閲などの工程が多くなり、テーマによっては監修者が必要になることもあります。
記事内容の専門性が高まるほど、またはSEOに熟達したライターが担当するほど、1記事あたりの単価も上がります。
特にインタビューや医療・健康、士業関連の監修記事などでは、1本あたり数万円から10万円程度になることもあります。
具体的には、次のような施策を行います。
項目 | 項目詳細内容 | 費用の目安 |
キーワードリサーチ | Googleなどの検索面における競合の記事テーマ等を調査し、キーワードの選定をします。 | ¥50,000~100,000 |
コンテンツ作成 | キーワードリサーチで選定してキーワードにおいてユーザーにとって利便性が高く有益な情報を提供できるコンテンツを作成します。 | ¥200,000~¥1,000,000 |
コンテンツ最適化(構成、タイトル、見出し、画像、内部リンクの最適化等) | コンテンツの構成やタイトル、見出し、画像、内部リンクを必要に応じて修正し、最適化することでGoogleからの評価を改善します。 | ¥150,000~¥300,000 |
コンテンツ配信・プロモーション | 完成したコンテンツを投稿し、ターゲットとなるユーザーに対して露出をしていくための戦略の立案と実施をします。 | ¥50,000~150,000 |
コンテンツSEOの目的は、検索エンジンから「このサイトはユーザーにとって有益な情報源である」と評価してもらうことです。
つまり、ユーザーから評価されるコンテンツが求められることになります。
具体的にはターゲットとなるキーワードを選定・分析し、ユーザーの検索意図を正しく読み取ります。
十分なリサーチのもと、必要な情報を過不足なく盛り込んだコンテンツを制作することが重要です。
ただし競合他社と類似する記事では上位化は難しいため、独自性が高く価値のあるコンテンツでなければなりません。
また既存のコンテンツの改善やリライト、定期的な更新も合わせて実施します。
上位化できれば、継続的にターゲットユーザーからの流入が見込めるようになります。
Googleの評価軸として更新性も見られているため、最低契約期間は6ヶ月が目安になっています。
注意点として安価で依頼できる個人事業主や法人の場合、一定作業内容が不明確な業者があります。
「コンテンツSEO」ではクラウドソーシングを利用し安価に記事作成が可能ですが、低品質な記事は成果につながりにくいため推奨されません。
GoogleのSEOガイドラインでは、信頼性のあるオリジナル情報が重視されており、クラウドソーシングのライターでは対応が難しい場合があります。
また、適切な指示やタグ設定がなされていない場合、コンテンツが質の高いものであっても成果が出にくくなるため、コンサルティングの活用も検討すると良いでしょう
依頼をしたあとで依頼できると思っていた内容が外注先で対応できないとならないためにも、事前にどこまでの作業内容が対応可能・不可能なのかを確認しておきましょう。
企業の選定ポイントとして、施策実施状況を透明性のある報告をしてもらえる企業を選ぶことも大切です。
成果状況や上位化されている企業との差分をもとに改善点や改善方法など具体的な戦略を示してもらえること業者が選定できれば費用対効果の高い施策を実行してもらえます。
費用対効果を最大化するためには、自社の課題やニーズにあったSEO対策会社を選ぶことがカギです。
1社だけでなく、複数の業者からサービス紹介資料や見積もりを取得し、それぞれの内容を比較して検討することが、最適なパートナーを見つけるためには必要です。
関連記事:失敗しない!コンテンツSEOを外注するメリットと業者の選び方
内部SEO対策の費用相場、料金体系とサービス内容
SEO対策では「コンテンツSEO」が注目されがちですが、優れたコンテンツがあっても内部SEOが整備されていないと、SEO効果が十分に発揮されません。
実際、コンテンツ追加なしで内部SEOを改善するだけで、検索流入が増加した例も多く見られます。
内部SEO対策とは、自サイト内部の構造やコンテンツを最適化することで、検索エンジンからの評価を高め、検索結果の上位に表示させるための施策です。
内部対策の費用目安は依頼する範囲によって異なり、月額でおよそ15万~100万円程度ほどかかります。
企業ごとによっても修正指示までなのか修正対応まで含まれるかなど対応範囲が異なりますので、費用とサービス内容をしっかりと比較検討することが重要です。
内部SEO対策は依頼する範囲によっては費用が変動するため、詳しくはサービスを提供している会社に確認しましょう。
主に次のような対策を実施します。
項目 | 項目詳細内容 | 費用の目安 |
キーワード選定 | ユーザーが検索すると予想されるキーワード調査を行い、集客に効果的なキーワードを選定します。 | ¥50,000~100,000 |
タイトルや見出しタグの最適化 | titleや見出しタグなどをSEO的な観点で最適化し、検索エンジンに評価されやすいように修正します。 | ¥50,000~100,000 |
コンテンツの最適化 | 記事の構成や内容の改善を図りユーザーにとって有益で利便性の高いコンテンツに修正します。 | ¥50,000~200,000 |
ディスクリプションの見直し | コンテンツを説明する要約文であるディスクリプションの見直しを行います。 | ¥30,000~50,000 |
内部リンク設定の改善 | ページ間のリンク構造を整理し、検索エンジンに評価されてインデックスされやすいサイト構造に修正します。 | ¥100,000~¥150,000 |
モバイルフレンドリー対策 | スマートフォンやタブレットでの利用も考慮し、アクセス環境に応じた最適化を実施します。 | ¥50,000~¥150,000 |
画像や動画の最適化 | 画像や動画の圧縮や次世代フォーマットの活用を行い、ページの表示速度を向上させます。 | ¥30,000~¥50,000 |
検索結果に表示されるタイトルや見出しタグは、検索エンジンやユーザーにページ内容を分かりやすく伝える役割を持ちます。
ディスクリプションとは、検索結果に表示されるページの説明文のことです。クリック率を高めるために魅力的な文章を設定します。
またサイトに訪れたユーザーの満足度を高めるためには、関連性の高いページ同士をつなぐ内部リンクも不可欠です。
そのほかディレクトリ構造の最適化や、ページ速度の改善など、サイト内部を整えるためのさまざまな施策が含まれます。
これらは、ユーザーの利便性や検索エンジンの評価を左右する重要な要素です。
最低契約期間が目安は、Webサイトのボリュームによってかかる期間が大きく変動するため、3か月~6か月程度です。
必要な施策内容を確認しながら、「この施策は自社で対応」「この部分は外部に委託」といった形で業務を振り分けることで、見積もりが予算を超えている場合でも、外注先と費用の調整が可能になります。
これにより、コストを抑えつつ、外部リソースを効果的に活用するバランスの取れたSEO対策が実現できるため、外注先と相談するのもよいでしょう。
費用対効果を軸に自社のニーズにマッチしたSEO対策会社を選定できることで、効果的な内部SEO対策の実行が可能です。
外部SEO対策費用相場、料金体系とサービス内容
外部SEO対策とは、第三者からの評価を高めるための施策のことです。
内部SEO対策(サイト内部の構造やコンテンツの最適化)と対比して、検索順位に関わる外部からの要因を対策していきます。
外部SEO対策の費用は月額10万~50万円程度ほどが目安です。
他の施策と合わせて実施することで、より高い効果に期待できます。
外部SEO対策では、主に次のような施策を行います。
項目 | 項目詳細内容 | 費用の目安 |
被リンク(バックリンク)獲得 | 外部サイトからの被リンク(バックリンク)を獲得し、Googleに信頼性の高いサイトと訴求します。 国の機関のような信頼性の高いサイトからのリンクを得られれば効果的です。 |
¥100,000~¥300,000 |
ソーシャルメディア活用 | SNSなどのツールでの言及やシェアを増やし、自社サイトへの流入を促します。 この活用を行うことでGoogleがサイトの価値を高いと評価する可能性があります。 |
¥50,000~¥300,000 |
コンテンツマーケティング | ユーザーにとって利便性が高く有益なコンテンツを制作して、外部のサイトやSNSで内容が共有されるように促します。 これにより自然な外部リンクの獲得をできる可能性が高まります。 |
¥200,000~¥1,000,000 |
インフルエンサーマーケティング | 知名度のあるインフルエンサーや業界の専門家と連携をし、読者やフォロワーに向けてWebサイトの紹介を依頼します。 期待できる効果として信頼性の高い被リンクの獲得が見込めます。 |
¥100,000~¥1,000,000 |
ディレクトリ登録 | 自社サイトをポータルサイトやカタログに登録することでGoogleにサイトの認知をさせます。 これにより自社サイトの関連性の高いサイトからの被リンクが期待できます。 |
¥30,000~¥100,000 |
被リンク(バックリンク)とは、他のサイトから自社メディアへのリンクを指します。
Googleにとって、これはウェブサイトの人気を示す重要な指標であり、サイト評価において欠かせない要素です。
質の高いサイトからの被リンクは、検索エンジンからの評価を向上させるための重要な要素となります。
たとえば、業界関連のカタログに登録するディレクトリ登録や、読者が自分のブログで紹介する自然なリンクは、有益な情報を見つける手助けとなります。
Googleは、PageRankアルゴリズムを用いてページ間のリンクを「投票」と解釈し、信頼される情報源を分析します。
引用:Google が掲げる 10 の事実
外部SEO対策の例には、以下のようなものがあります。
・取材を通じてインタビュー記事を作成し、インタビュー先の企業にリンクを依頼する
・商品レビュー記事を作成し、商品提供元の企業にリンクをお願いする
・有益な調査結果をプレスリリースし、さまざまな人に引用してもらう
・有益なホワイトペーパーを作成し、他サイトで紹介してもらう
ただし、不自然な被リンクはサイトの評価を下げる可能性があるため注意が必要です。
特に「被リンクの購入」は厳禁です。
これは、金銭や報酬を対価にして被リンクを得る行為を指し、Googleはこれをスパム行為と認定しています。
深刻なケースでは、サイトがGoogleの検索結果に表示されなくなる厳しいペナルティが課せられます。
もし被リンクの購入を提案する業者がいれば、その取引は避けることをおすすめします。”
そのため、自然な被リンクを獲得するために、コンテンツマーケティングに力を入れることが重要です。
また、SNSでの発信やインフルエンサーの活用を通じて、自社サイトの露出を増やすことも効果的です。
最低契約期間は3か月程度が多い傾向にあります。
しかし、企業ごとに契約期間は変わりますので、詳細は業者に確認した方がいいでしょう。
オウンドメディア支援におけるSEO対策サービス内容と費用相場、料金体系
オウンドメディア支援は、自社の専門性を活用した記事を投稿することでブランディングや顕在層・潜在層の顧客獲得、SEO対策での上位化を目指すサービスです。
具体的な施策の内容としては、コンテンツ制作案の立案や制作、投稿、SNSを活用した情報発信です。
費用の目安としては、月額30万~100万円を超える場合もあります。
上記の目安については、オウンドメディアの規模感やコンテンツ制作の量、工数によっても費用が変動するため詳細な費用が事前に業者に確認しましょう。
施策の特徴として、コンテンツの量だけでなく自社の強みや専門性も活用した価値の高い情報を発信することに重きを置いているという点にあります。
それによりブランディング効果やユーザーからの信頼せを獲得していきます。
またオウンドメディアを経由して自社サイトへの遷移を促すことでSEO対策にもプラスの影響があります。
しかし、オウンドメディアの運営は自社のリソースだけでは難しい場合もあります。
というのもコンテンツ制作や更新の頻度も多く、あわせてプロモーションの実行もあり作業が多いためです。
実績や専門性の高いSEO業者に依頼をすることで施策進行のスピード感も維持しつつ、効果的な運営ができます。
オウンドメディアの構築や運用にかかる費用を下記にまとめております。
内容 | 費用・料金目安 |
サイト制作 | ¥800,000~¥3,000,000 |
コンテンツ制作(月額) | ¥200,000~¥1,000,000 |
SEO対策(月額) | ¥150,000~¥500,000 |
サイトメンテナンス・更新 | ¥30,000~¥200,000 |
あくまで費用は目安のため、実際に対応範囲や費用は外注先に確認してください。
オウンドメディアとなるとサイトの規模も大きくなりやすいことから、契約期間は12か月~24か月程度です。
サイトリニューアルにおけるSEO対策サービス内容と費用相場、料金体系
ウェブサイトの更新に伴って実施するSEO対策をサイトリニューアル向けSEOと呼び、検索順位を維持または向上させることを目指します。
これには、サイト移行前後のSEO施策、URLの変更への対応、内部リンク構造の最適化などが含まれます。
外注にかかる費用は、最低でも100万円から500万円以上になることが多く、サイトの規模や移行の難易度に応じて大きく変動します。
サイトをリニューアルする時は、デザインの刷新、コンテンツの見直し、新機能の追加など、大幅に変更していきます。
SEOに関しては、URLの変更や内部リンクの修正、コンテンツの移行など、幅広い対応が必要です。
特にURLが変更されると、検索順位に大きな影響を与える可能性があるため、適切なリダイレクト設定やサイトマップの更新が重要となります。
また、リニューアルによってページ数が増加したり、コンテンツが変更されたりする場合もあり、それに伴ったSEO対策が求められます。
この分野は高度な専門知識が必要であり、成功を収めるためには、経験豊富なSEO業者への依頼が不可欠です。
以下が、サイトリニューアル向けSEOの一般的な費用の目安です。
内容 | 費用・料金目安 |
現状分析・戦略立案 | ¥100,000~¥500,000 |
キーワード調査 | ¥50,000~¥200,000 |
コンテンツ制作・最適化 | ¥200,000~¥1,000,000 |
技術的SEO対策 | ¥100,000~¥500,000 |
リンク構築・SNS統合 | ¥100,000~¥300,000 |
モニタリング・レポーティング | ¥50,000~¥150,000 |
これらの数字は参考に過ぎず、プロジェクトの内容によって変動する可能性があります。
サイトの規模によってリニューアルにかかる期間が変動します。
それにより、サイトリニューアルにおけるSEO対策サービスの期間も変動するため、最低契約期間は1か月~6か月程度になります。
インハウスSEO支援におけるサービス内容と費用相場、料金体系
インハウスSEOやSEO内製化支援は、自社でSEO対策を実行できるように社内の体制を整え、社員のスキルを高めるサービスです。
外部に依頼するのではなく、企業内で主体的にSEOを進めることで、効果的で持続可能なSEO戦略が実現できます。
主な支援内容は以下の通りです。
SEOの基本知識を学ぶための支援
社内でのSEO体制づくりの支援
SEOツールを導入し、活用方法の支援
SEO施策のプランニング支援
施策の実行支援
成果の評価と分析の支援
これらの支援は、単に知識の提供に留まらず、社内での実行力を強化するための包括的なサポートまでをします。
費用の目安としては、月額30万円から100万円程度となります。支援の内容や企業の規模によって変動し、長期的なサポートが必要な場合が多いため、月額契約が一般的です。
費用の相場は以下の表にまとめてあります。
内容 | 費用・料金目安 |
戦略立案 | ¥200,000~¥1,000,000 |
担当者研修 | ¥300,000~¥800,000 |
ツール導入支援 | ¥50,000~¥500,000 |
運用フロー構築 | ¥200,000~¥1,000,000 |
月ごとのサポート・相談 | ¥100,000~¥300,000 |
外注型のSEOサービスと比較すると、費用は高めですが、社内の体制作りや人材の成長を含むため、その分の投資価値があります。
長期的に見ると、自社でSEOを内製化することで外注費用を抑え、持続的で効果的な対策を続けられる点で、費用対効果が高いと考えられます。
インハウスSEO支援の場合、サポート内容が包括的になる場合が多いことから最低契約期間は12か月程度が一般的です。
SEO内製化支援を検討する際は、まず自社のリソースや体制を確認し、適切な支援内容や期間を選びましょう。
社内でも積極的に学び、実行していく姿勢が重要です。
SEO対策は継続的な取り組みが求められるため、強みを活かしながら、専門家と協力して成功へとつなげていきましょう。
ツール型SEO対策におけるサービス内容と費用相場、料金体系
ツール型SEO対策は、SEOツールを最大限に活用して検索エンジンで上位化を狙う手法です。
以下に、ツール型SEO対策の事例と費用相場を詳細と一緒に紹介します。
- 事例1:地域密着型のお出かけ情報サイト
課題:検索順位の下落によるサイトへの流入数の減少
解決策:内部SEO対策、コンテンツ作成・リライト
SEO効果:対策キーワードでの検索順位改善、新規キーワードの順位獲得、アクセス数の18%増加
ツール:Ahrefs、Google Analytics、Google Search Console
費用:Ahrefsの月額プラン(約15,000円)、Google Analytics・Google Search Consoleは無料
事例2:赤ちゃん向けアパレルオンラインショップ
課題:売上改善に向けた重点キーワードの順位改善
解決策:競合調査、内部SEO対策、コンテンツ作成・リライト
SEO効果:目標キーワードでの検索順位トップ5入り、売り上げの20.5%増加
ツール:SEMRush、Google Analytics、Google Search Console
費用:SEMRushの月額プラン(約42,000円)、Google Analytics・Google Search Consoleは無料
ツール型SEO対策では、使用するツールによってできることや費用が大きく異なります。
そのため、自社の必要とする点を明確にてニーズに合わせた選定を行います。
Google AnalyticsやGoogle Search Consoleのように無料で使用できるツールもあります。
複数のプランが用意されているツールの場合は、有料や費用の高いプランを利用することで高度な機能やデータが利用可能です。
ツール型SEO対策の最低契約期間が、3か月程度が1つの目安です。
【2024年実施】SEO対策における費用相場についてのアンケート調査結果
調査内容:SEO対策を行い上位化させたいキーワードがTOP10に入るには、6か月間の場合だと月額でいくらくらいの費用相場が妥当だと思いますか?ランクエストが実施した『SEOのイメージ調査』では、6か月間の施策で妥当だと考える費用の相場は、40万円前後という回答結果になりました。
全体の40.6%が20万円以下、53.8%が20〜100万円、5.6%が100万円以上となっています。
金額・期間の妥当性に対する考え方に一定の傾向があることが見てとれます。
また、自社にマッチしたHP制作会社を見つけることのできるメディア、「Web幹事」では以下のようなデータを公開しています。
平均的な費用は73.7万円(中央値は42.5万円)で、発注額の内訳は20万円以下が15%、20万〜100万円が71%、そして100万円以上が15%となっています。
外部サイト:SEO対策の費用と相場を徹底解説|相場早見表・事例あり【2024年最新版】
SEO会社によって費用相場に違いが出る理由
SEO対策の費用は、委託先の企業によって大きく差が生じます。
その理由には、次のような要因が挙げられます。
- 会社規模と実績
大手の著名なSEO対策会社は、豊富な経験と高い技術力を持つため、料金が高く設定されがちです。
対照的に、中小企業のSEO業者は、より手頃な価格でサービスを提供することがあります。 - サービス内容
高度な専門知識を要するサービスである、SEOコンサルティングやオウンドメディア支援などは通常、費用が高くなります。
一方で、SEO内部対策やSEO記事制作などの比較的シンプルなサービスは、より安価に提供されることが多いです。 - 契約体系
契約の種類によっても費用は異なります。
スポット型や成果報酬型は、固定報酬型に比べて異なる価格設定がされることがあり、固定報酬型は安定した収益が見込まれるため、相対的にリーズナブルに提供されることがあります。 - オプションサービスの有無
ツール提供やレポートの頻度など、オプションサービスの有無によってもコストが変わることがあります。 - 対策KWの難易度(業界内の競争状況)
多数のSEO対策会社が存在する業界では、価格競争が激化するため、費用が抑えられる傾向があります。
一方、特定の専門分野や競合が少ない業界では、料金が高くなることが一般的です。
SEO対策会社の費用は多岐にわたる要因によって変動します。
自社のニーズや予算に応じたSEO業者を選ぶためには、複数の提案内容を比較し、費用対効果見据えて検討することが重要です。
多くのスタッフを抱える大企業は、豊富な実績を持っていることが多く、安定したクオリティに期待できます。しかし、その分費用が高額になる傾向です。
また、提供するサービス内容やオプションの充実度合いによっても費用感は変わります。
たとえばコンテンツ制作だけでなくWebマーケティング全般まで依頼したいなど、サポートを受ける範囲が多くなるほど、費用が高額になるでしょう。
専門性が高い分野や、競合性の高いKWを対策する場合も費用がかさみやすくなります。
SEO対策のコストを最適化するためには、依頼する範囲を明確にし、複数社から資料請求や相見積もりを取って比較することが重要です。
SEO対策費用が相場より高くなる理由
SEO対策費用の見積もりが相場より高くなるケースがありますが、その理由は主に次の3つに集約されます。
1. サイトや企業の規模の違い
中小企業と大手企業では、SEO対策の規模や複雑さが異なります。
サイトの規模が大きいほど、対策が必要なページ数や作業内容も増えるため、費用が高くなる傾向があります。
単に相場を参考にするだけでなく、自社の規模やサイト構成を踏まえて、適切な費用感を見積もることが大切です。
2. 提供されるサービス範囲の違い
SEO対策の対応範囲が広がるほど、費用も高くなる傾向にあります。
たとえば、総合的なSEOコンサルティングを提供する業者では、キーワード戦略からコンテンツの最適化、技術的なSEOまで幅広い対応を行うため、費用が高くなることがあります。
反対に、特定の分野に特化したSEO対策を提供する業者は、比較的安価な場合もあります。
3. コンテンツの量と質の違い
SEO対策には、コンテンツの質と量も費用に大きく影響します。
簡単に書ける一般的な記事と、専門的な知識や深いリサーチが必要な記事では、制作コストに大きな差が出ます。
大量に記事を作成したい場合は、低コストで記事制作を依頼できますが、質の高いコンテンツを求める場合は、技術や知識が必要な分、費用が上がります。
SEO対策費用が高いと感じた際には、これらの要素を踏まえて、費用の内訳やサービス内容を詳しく確認し、自社に合ったバランスを見つけることが重要です。
格安/高単価のSEO対策会社のメリット・デメリット
SEO対策の委託費用は企業によって千差万別で、その中には低コストから利用できるものもあります。
費用感の違いによって、どのような差が出るのでしょうか。
格安・高単価それぞれのメリット・デメリットは次の通りです。
格安SEO会社に依頼するメリット | 格安SEO会社に依頼するデメリット | 高単価のSEO対策会社に依頼するメリット | 高単価のSEO対策会社に依頼するデメリット |
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安価なSEO対策外注サービスは、費用を抑えるメリットがありますが、サービスの質や効果には注意が必要です。
安価なサービスに依存せず、自社のニーズや予算に適したサービスを選ぶことが大切です。
一方で高単価なSEO外注サービスは、質の高いサービスが受けられるものの、費用対効果などにはより一層の注意が必要です。
予算やニーズに合わせてSEO対策を依頼する価格帯を選定しましょう。
なお、格安SEO会社は次のような方に向いています。
- 導入費用を抑えたい
- Webサイトの規模が小さい
- SEO対策のサービスを試してみたい
一方、高単価のSEO対策業者は、次のような方に向いています。
- Webメディアの規模が大きい
- 効果の出るSEO対策を実施したい
- 充実したサポートを受けたい
高単価の場合、規模の大きいプロジェクトにも応じてくれるケースが多く、業務の透明性も高い傾向にあります。SEO対策の効果を確認しながら進められるでしょう。
ただし高単価や大企業であれば、必ずしも質のよいサービスが受けられるわけではありません。業務が体系化されており、担当者との距離感が遠いなど、柔軟な対応に応じてくれないケースもあります。
したがって企業によってメリット・デメリット、強みや特徴などが異なることを理解しておくことが重要です。
費用だけでなく、さまざまな要因を考慮しながら、自社に合った委託先を選定するようにしてください。
関連記事:Webマーケティングの予算の決め方を解説
SEO対策の費用対効果
Webマーケティングには、SEO対策以外にもさまざまな手法があります。
SEO対策、ネット広告、SNSをそれぞれ比較すると、次のようになります。
費目 | SEO対策 | ネット広告 | SNS運用 |
ターゲット | 非常に幅広い | 予算次第では限定的 | 年齢層が限定的 |
成果の即効性 | Googleなどの検索エンジンに表示されるまで3~6か月ほど | 最短当日での掲載が可能 | フォロワー獲得やアカウントの発展には6カ月ほど |
成果の持続性 | 高い(コンテンツ財産になる) | 低い(予算がないと全く表示されなくなる) | 高い(コンテンツ財産になる) |
コンバージョン期待値 | 高い | 予算次第では高い | 低い |
費用・料金 | 月額15~50万程度 ※施策範囲によって変動する |
月額30~100万程度 ※外注する際は最低限の予算設定がある |
月額15~30万程度 |
継続的にかかる労力 | 主にメンテナンスのみ(月稼働時間35時間程度) | 広告出稿を継続する場合は運用を回す必要がある(月稼働時間25時間程度) | 長期的な投稿が必要(月稼働時間35時間程度) |
表示形式 | テキスト | テキスト | テキスト+画像+動画 |
SEO対策は、リスティング広告やSNS広告(ディスプレイ広告)と比べると、費用対効果が見えやすいのが特徴です。
さらに、SEOには継続的な費用がかからないというメリットもあります。
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS広告と比べても、長期的にはコストパフォーマンスが優れています。
初期段階では一定の努力が必要ですが、Googleアップデートなどによる大きな影響がなければ、サイトは資産として持続的に効果を発揮し続けてくれます。
ここまではSEO対策とそのWebマーケティング施策を比較した場合について紹介しましたが、別の軸でも費用対効果チェックポイントがあります。
具体的には以下4点です。
- ・BtoB商材かBtoC商材か
・サイト規模が大きいか
・商材がニッチか
・YMYLジャンルに当てはまってないか
・BtoB商材かBtoC商材か
BtoC商材に比べてBtoB商材のほうが単価が高い傾向になります。
そのため、SEO対策に一定の費用を投下したとしても費用対効果が合いやすい傾向にあります。
・サイト規模が大きいか
サイトの規模が大きい方が扱っている商品数やページ数が多いため成果が出た際の売上貢献性も高くなる傾向があります。、
・商材がニッチか
ニッチな業界であればSEO対策をしている競合が少ないため、上位化しやすいという側面があり、
SEO効果が発揮しやすく費用効果が良化しやすいです。
・YMYLジャンルに当てはまってないか
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略でお金と人生に関わるカテゴリーを指します。
SEO業界でもYMYLは上位化の難易度が高いと言われているため、このジャンルに当てはまっていない方が上位化の期待値も高くなります。
※YMYLに該当しているジャンル お金、医療、法律
※上位化の難易度が高いとされている業界 カードローン、保険、脱毛(美容)、ダイエット、債務整理
SEO対策は他の施策と比べて費用が高く、長期にわたって取り組むべき手法です。
また即効性にも期待できないため、すぐに成果を出したい企業には不向きでしょう。
しかし自社メディアにコンテンツが増え、順位を獲得することで将来的には安定した流入が見込めるようになります。
長期的に見ると費用対効果が高く、ブランディングや顧客接点の創出など、さまざまなメリットを生み出せるでしょう。
関連記事:SEO対策の費用対効果について徹底解説
費用対効果の高いプランの選定軸
SEO対策をする上でコストパフォーマンスを上げるためには、最適なプランを提供してくれる会社選定が重要です。
以下を参考に、SEO対策会社を選定しましょう。
- ・目標設定を明確にする
期待する成果を具体的に定めることで、達成可能なプランを選びやすくなります。
・リソースの現状を把握する
予算や人的リソース、技術的な能力を把握したうえで、実行可能なプランを選ぶことが重要です。
・対応可能な範囲を確認する
自社が対応できる作業範囲を理解し、無理のないプランを選ぶようにしましょう。
次に、各社のプラン内容を比較する際、以下の点に留意して選択することが大切です。
- ・プランの柔軟性
契約途中でプランを変更できるか確認し、状況に応じて柔軟に対応できるプランを選びましょう。
・サポート体制の充実
SEOは継続的な取り組みが求められるため、サポート体制が整っているプランを選ぶことが推奨されます。
・成果報酬型プランのリスクに注意
成果報酬型プランは、成果が出ない場合にコストを抑えられる利点がありますが、過剰な施策が行われるリスクもあるため、慎重に検討が必要です。
上記を踏まえて、自社に最適なコストパフォーマンスの高いプランを選ぶことで、効果的なSEO対策を実行することが可能です。
SEO対策を外注する際の費用体系について
SEO会社に外注する際、費用体系について理解を深めることが重要です。委託費用は、主に次の4つの体系に分けられます。
それぞれの特徴や良い点、悪い点をしっかりと把握し、どの料金体系が自社のニーズにあっているのかを比較検討して選びましょう。
費用体系 | 特徴 |
成果報酬型 | 成果に応じて費用が発生する |
月額固定型 | 毎月固定の費用がかかる |
スポット型 | 必要な工程だけを依頼する |
一括型 | 契約期間に応じて費用を一括で支払う |
時間単価型 | 労働時間に対して、あらかじめ設定された時給で支払う |
これらについて確認していきましょう。
成果報酬型のSEO費用相場、料金体系と施策ケース詳細
成果報酬型は、成果に応じて報酬が支払われる費用体系です。費用相場の詳細を下記の表にまとめました。
成果報酬型の費用相場 | |
初期費用相場 | 5万~20万円 |
月額費用相場 | 1キーワードにつき 1万円~30万円 |
施策内容 |
キーワード戦略 |
おすすめの企業 | 匠SEO・クロスウォーク・株式会社いつも |
※成果報酬型には初期費用がかかるケースもあります
※ランクイン後には最低契約期間が設定されていることがあります
なお、成果報酬型の代表的な指標は「検索順位の上昇」「アクセス数の増加」「コンバージョン率の向上」などです。
次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
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成果報酬型SEOの事例
業界 | 地域未着型のパーソナルトレーニングジム |
課題 | 地域キーワードにおける順位の改善 |
施策内容 | 内部SEO対策の強化、コンテンツ制作・改善、ローカルSEO対策 |
SEO成果 | 検索順位の大幅改善、対象地域内の集客改善 |
費用・料金 | 初期費用3万円、成果報酬10万円/キーワード(順位トップ3に入った場合) |
成果報酬型のメリットは、成果がでなければ費用の負担が発生しないという点にあります。
たとえば、成果の定義を売上の向上に置いた場合、実際の売上に繋がらなければ費用はかかりません。
一方で成果がしっかりと出ている場合には月額固定型よりも多くの費用負担が発生するケースがあり、月額固定型と比べて予算管理がしづらいです。
また成果報酬型は、成果の定義によって費用対効果が大きく異なる点に注意が必要で、最終的な目標を見据えたKPIを設定することも欠かせません。
成果報酬型のSEO,会社の場合、短期的な成果に注力するあまり、長期的な施策がおそろかになる場合があります。
まずは明確な定義を確認し、自社の現状や実態に即したプランを選ぶことが重要です。
関連記事:成果報酬型SEOとは?固定報酬型との違いや依頼時の注意点を解説
月額固定型のSEO費用相場、料金体系と施策ケース詳細
月額固定型は、契約期間中に毎月一定の料金を支払う費用体系です。費用相場の詳細は次の通りです。
月額固定型の費用相場 | |
初期費用相場 | 5万~20万円 |
月額費用相場 | 10万~50万円 |
施策内容 |
SEOコンサルティング |
おすすめの企業 | Gaen・MPH |
※通常15万円の施策が、月額契約で長期利用することで12万円程度まで割引されることもあります。
そのため、見積もり時に価格交渉を試みるのも効果的な手段です。
月額固定型は、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
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固定報酬型の最大の利点は、キーワード施策の自由度が高いことです。
ビッグキーワードだけでなく、関連性のあるロングテールキーワードなど、複数のキーワードを活用した施策が可能です。
また、キーワードの種類にかかわらず、上位表示を達成した際の料金が一律である点も大きな魅力です。
つまり、ビッグキーワードやロングキーワードに関わらず、同じ費用で済むため、予算管理が容易になります。
その他にも、進捗状況が把握しやすく、長期的な視点でSEO対策に取り組むことができる点があります。
一方で、成果が出なくても費用が発生する点がデメリットです。
また、担当者や施策内容の質が非常に重要になることも考慮しなければなりません。
月額固定型SEOの事例
業界 | 地域未着型の注文住宅ハウスメーカー |
課題 | 地域キーワードにおける順位の改善 |
施策内容 | 内部SEO対策の強化、コンテンツ制作・改善 |
SEO成果 | 検索順位の大幅改善、対象地域内の集客改善 |
費用・料金 | 初期費用20万円、月額費用30万円(6カ月契約) |
月額固定型は、中長期にわたってSEO対策を実施する場合に向いています。毎月同じ費用がかかるため、予算管理がしやすいことも特徴です。
そもそもSEO対策の目的は自社サイトを上位に表示させることにあります。
しかし、月額固定型の場合キーワードが上位表示されず効果がでなくても固定で支払いが発生するため、費用対効果が悪くなるケースがあります。
一方で予算管理がしやすい点や進捗状況が把握しやすいなどメリットもあるため、メリットとデメリットを見比べて検討しましょう。
スポット型のSEO費用相場、料金体系と施策ケース詳細
スポット型は、特定の作業のみを依頼する費用体系です。費用相場の概要は次の通りです。
スポット型の費用相場 | |
初期費用相場 | 0円~10万円 |
月額費用相場 | 5万~50万 |
施策内容 |
キーワード選定 |
おすすめの企業 | LANY・株式会社ディーボ |
スポット型には、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
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スポット型SEOの事例
サービス | ツール運用(継続的な施策内容) |
業界 | 外壁塗装サービス提供会社 |
課題 | 検索順位の下落によるサイト流入数の低下の原因分析 |
施策内容 | キーワード調査、内部SEO対策 |
SEO成果 | キーワードの順位改善 |
費用・料金 |
Ahrefsの月額プラン(約15,000円) |
サービス | コンテンツ制作 |
業界 | 薄毛治療クリニック |
課題 | 順位を獲得出来ていないキーワードが多く新規のコンテンツ投稿の必要がある |
施策内容 | コンテンツ投稿・リライト |
SEO成果 | キーワードの順位改善、流入数が45%増加 |
費用・料金 | コンテンツ制作費用(月額200,000円) |
サービス | 初回分析(スポット的な施策内容) |
業界 | 不用品買取業 |
課題 | SEO対策に始めて取り組むための課題別の優先度付け |
施策内容 | 内部SEO対策、コンテンツ投稿 |
SEO成果 | キーワードの順位改善、流入数の32%増加 |
費用・料金 | SEO対策初回分析費用(100,000円) |
サービス | 内部修正(スポット的な施策内容) |
業界 | 水道修理業 |
課題 | SEOの基本的な内部対策が行われていない |
施策内容 | タイトル、見出しタグの修正、ディレクトリ構造の修正、内部リンクの設置 |
SEO成果 | キーワードの順位改善 |
費用・料金 | SEO内部対策費用(月額450,000円) |
スポット型はSEO対策を自社で内製化していて、一部の作業のみを依頼したい場合に向いています。
ただし単発での施策であるため、継続的な効果には期待できません。進捗状況の確認や効果測定、分析や改善などは自社で実施する必要があります。
SEO対策の業務を委託業者に一任したい場合は、パッケージ化されたプランを選ぶ必要があるでしょう。
一括型のSEO費用相場、料金体系と施策ケース詳細
一括型は、契約時にまとめて支払う費用体系です。費用相場は、依頼するサービス内容や期間によって変動します。概要は次の通り。
一括型の費用相場 | |
初期費用相場 | 5万~20万円 |
費用相場(トータル) | 10万~100万 |
施策内容 |
キーワード選定 |
おすすめの企業 | S&Eパートナーズ株式会社・なないち |
一括型には、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
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一括型SEOの事例
業界 | 大手フリーコンサルタント向け案件紹介メディア |
課題 | 全国的な競合他社に対する検索順位の向上 |
施策内容 | 内部SEO対策の強化、コンテンツ作成・改善、注力ページのSEO上の課題改善のためのページ改修 |
SEO成果 | 検索順位の大幅向上、注力ページへの流入数増加、ページ回遊性の強化 |
費用・料金 | 初期費用20万円、月額費用50万円(12カ月契約) |
月額固定型のSEO会社は、一括型のプランも提供している場合もあります。一括で支払うことにより、月額固定型よりもお得に契約できるでしょう。
しかし成果が出ない場合でも費用が発生することや、途中での解約や変更が難しい点に注意しなければなりません。メリットとデメリットを踏まえて、慎重に検討することが大切です。
時間単価型のSEO費用相場、料金体系
作業にかかる時間に応じて報酬が支払われる仕組みのことを時間単価型のSEO対策と言います。
この時間単価型のSEO対策で依頼すると、SEOコンサルタントやエンジニアの労働時間に対して、あらかじめ設定された時給が適用されます。
一般的な外注費用の相場は、1時間あたり1万円から3万円程度です。
この形態のメリットは、自社の要望に応じたSEO施策を詳細に指示できることです。
また、作業時間に基づく料金体系のため、コストの管理が容易です。
しかし、作業内容や品質に応じて費用対効果に差が出やすいというデメリットもあります。
したがって、時間単価型の契約を検討する際には、作業の内容や成果物の質、作業時間の上限などを明確にしておくことが重要です。
契約を進める前に、依頼する作業が適切なコストで実施されるよう、しっかりとした見積もりや計画を立てましょう。
SEO対策の初期費用に関して
SEO対策を外注する際には、初期費用が発生することがあります。
これには以下のような項目が含まれます。
- ・サイトの診断費用:現在のサイトを分析し、SEO対策の方針を策定するための費用
・キーワードの選定費用:SEO対策の対象となるキーワードを選定するための費用
・競合他社の分析費用:競合のSEO戦略を調査し、自社の改善点を見つけるための費用
・SEOツールの導入費用:SEO対策に必要なツールを導入するための費用
一般的な初期費用は10万円から50万円が目安ですが、サイトの規模や業界、依頼内容によって異なります。
SEOの方向性を明確にし、成果を上げるためには初期費用への投資が非常に重要です。
初期費用の有無を判断するには、SEO対策実施前のリサーチがカギとなります。
リサーチに多くの工数をかけると、時間と労力がかかるため、初期費用を設定している企業が多いのが実情です。
この点で、成果報酬型のSEO対策は、約1カ月という短期間で上位表示を目指すため、初期費用を設けていることがよくあります。
しかし、初期費用が高額すぎる場合は、費用対効果をしっかりと検討する必要があります。
また、自社で対応可能な部分は内製化し、初期費用を抑えることも考慮すべきです。
ただし、専門知識が求められる分野に関しては、外部のプロに依頼することが賢明です。
個人にSEO対策を依頼する場合の費用相場と確認事項
月額5万円から20万円程度が、個人でSEO対策を外注する際の費用相場です。
個人向けのプランは法人向けのSEOサービスと比べると、コストを抑えられるというメリットがあります。
しかし、個人向けサービスには質や提供内容に差があるため、選定時には十分な注意が必要です。
以下のポイントに留意して、個人でSEO対策を外注しましょう。
・実績と評判の確認:SEO業者の過去の実績や顧客の評判を調査し、信頼性の高い業者を選ぶことが重要です
・サービス内容の確認:具体的なサービス内容をチェックし、自分のニーズに合ったものを選びましょう
・費用対効果の確認:投資に対する効果を考慮し、予算に合ったサービスを見極めることが大切です。
・アフターフォローの確認:アフターフォローや問い合わせ対応が充実しているサービスを選ぶことで、安心して任せられます
自分のスキルや知識に基づいて必要なサービス内容を適切に選んでいきましょう。
SEO対策を外注するメリット
SEOを外注するメリットは、主に以下5つです。
- SEOのノウハウを吸収できる
- 社内リソースを削減できる
- 自社で対策するよりも質が高い
- 最新のアルゴリズムに対応したSEO対策ができる
- 第三者目線から客観的に評価できる
それぞれを確認した上で、外注を検討する際の参考にしてください。
また、ある程度SEOに関する知識や技術、経験があればアドバイスを聞くだけでも対策できる可能性があります。
実際に外注をした際の施策内容や進め方を参考に、他のサイトにも横展開できる場合があります。
関連記事:東京・全国のおすすめSEO会社37選!業者の選び方や注意点も解説 SEO対策を外注するメリットは?外注すべきタイミング、業者の選び方、費用を解説
SEOのノウハウを吸収できる
SEOの専門業者は、経験や蓄積したビッグデータを基に施策を行います。
そのため、定期的なミーティングや施策のフィードバックがサービスに含まれている業者と付き合えば、さまざまなノウハウを吸収できます。
また、専門家ならではの推測や分析結果の共有は、自社では気づけなかった改善点を知るきっかけにもなります。検索順位以上の価値が得られることもあるため、社内にノウハウがない場合、とくに役立つでしょう。
社内リソースを削減できる
SEO対策は、長期的な施策です。作業量も多いため、自社で行うには多くの社内リソースが必要となります。
SEO業者に依頼すれば、基本的に作業を丸投げできるため、社内の工数が大幅に削減できます。社内のリソースを使わずに、高品質な対策を実行できるため、うまく外注を活用しましょう。
自社で対策するよりも質が高い
SEO対策の外注は、自社でするよりも質が高い施策を実行できます。SEO会社の担当者は、Webマーケティングに関する幅広い知識を持っており、最新のトレンドも取り入れながら対策してくれるためです。 また、自社と同じ業界における支援実績があるSEO会社に依頼すると、基礎的な業界知識も踏まえたうえで対策してもらえます。参入業界の特徴に沿ったSEO対策をすることで、よりユーザー満足度の高いWebサイトになるでしょう。
最新のアルゴリズムに対応したSEO対策ができる
自社コンテンツの検索順位は、Googleのアルゴリズムによって変動します。Googleは定期的にコアアルゴリズムアップデートを行っており、そのたびに検索順位が変わっています。 コアアルゴリズムアップデートによる検索順位の下落を防ぐには、常に最新のアルゴリズムに適したSEO対策をするのが重要です。日々の情報収集やWebサイトの調整などの手間を減らせるのは、SEO対策を外注するメリットといえます。
第三者目線から客観的に評価できる
SEO対策を外注すると、第三者目線からの客観的な評価が得られます。客観的な分析と改善を繰り返すことで、よりユーザーファーストなWebサイトに近づけるでしょう。 自社リソースのみでWebサイトを運営すると「ユーザー目線を忘れてしまう」という事態が発生しかねません。第三者目線の評価も取り入れることで、ユーザー満足度の高いWebサイト運営が実現します。
関連記事:SEO対策は外注すべき?SEO外注のメリットや費用相場、外注先の選び方を解説
SEO対策を外注するデメリット
SEOを外注することには、以下のようなデメリットもあります。
- 高い費用がかかる
- 良い成果が出る保証はない
- 社内にノウハウが貯まらない
- 検索順位が下がるリスクがある
これらのデメリットを理解せずに外注すると失敗する可能性が高いため、事前に把握しておくことが重要です。
また、SEO対策の外注先が実施している具体的な施策を社内でしっかりと把握できていない場合もあります。
外注先に任せっきりにせず、定期的に報告を受けて施策の内容を確認することが大切です。
こうすることで、ブラックボックス化を防ぎ、透明性のあるSEO対策を実現できます。
高い費用がかかる
SEO対策を外注する最大の難点は、金銭的なコストがかかる点です。
どこまで依頼するかによって金額は異なりますが、最低でも月数万円の費用がかかります。
SEOはすぐに効果が出るものではなく、中長期的な施策が必要です。そのため、最低でも半年以上は継続できるだけの予算を確保しなければなりません。
一部の外注だけでも決して安くない金額がかかるため、費用面で断念せざるをえない場合もあるでしょう。
安い費用で対策してくれる会社もありますが、相場より安いプランを利用しても大きな成果は得られません。
費用が安いと簡単な施策しか実行できないからです。そのため、自社の予算と施策を天秤にかけて外注すべきか検討する必要があります。
良い成果が出る保証はない
外注したからといって、必ずしも良い成果を得られるわけではありません。
Googleは検索順位を決める仕組みを公開しておらず、順位を決定する検索アルゴリズムは随時アップデートを繰り返しています。
そのため、SEO対策に必勝法は存在しません。 一般的に効果があるとされている対策であっても、良い成果が出る保証はどこにもないのです。
SEO対策には効果が出るまでに時間がかかります。
その効果も長続きはせず、定期的に改善を繰り返さなければなりません。 高い費用をかけても、望んでいたような効果が出ないこともあります。
これらのことをよく理解したうえで、自社に合った対策を打つ必要があります。
社内にノウハウが貯まらない
SEO対策を外注化すると、自社にノウハウが蓄積しません。
外注し続けることもできますが、自社でノウハウを蓄積していけば、将来的には自社だけで対策できるようになります。
Webサイトの運営を続ける限りSEO対策は継続しなければいけません。
将来的に自社内で対策できるようにしたい場合は、SEOについてレクチャーを受けられるかを聞いてみましょう。
最初から独学で行うよりも、プロのもつノウハウを吸収した方がコストパフォーマンスは良好です。
依頼先に丸投げするのではなく、打ち合わせをする際にも知識を吸収できるように意識しましょう。
関連記事:インハウスSEOとは?成功のポイントと取り組み方を解説
検索順位が下がるリスクがある
悪質な会社に依頼すると、検索順位や会社の評判が下がるリスクがあります。
最悪の場合にはGoogleからペナルティを受けてWebサイトが削除される可能性があるため、外注先は慎重に選ばなければなりません。
以下のような会社は、悪質である可能性が高いので要注意です。
- 上位表示保証を謳っている
- 被リンク施策を推してくる
- 施策のデメリットを説明しない
- 営業電話がしつこい
SEOに対する知識が全くない状態だと、悪質な会社に騙されやすくなります。外注先選びに失敗しないためにも、最低限の知識は身につけておきましょう。
SEO対策における費用対効果
費用対効果を最大限得られるSEO対策会社の選び方
SEO対策会社を選ぶ際には、信頼できる外部パートナーを見極める方法や、評判や実績の確認が重要となります。
また、各社が提供するサービスプランを選ぶ際のポイントにも注意が必要です。
さらに、円滑なコミュニケーションやサポート体制、そして透明性のある報告体制も欠かせない要素です。
それらを踏まえたうえで下記の要素を重視しましょう。
- 実績
- 施策内容/作業範囲
- 施策体制
- 担当者との相性
- 報告書
- 営業時点の提案内容
- Googleが推奨する対策会社への質問を聞いてみる
それぞれについて解説していきます。
実績
SEO会社を選定する際、必ず実績を確認してください。実績が豊富な会社には、SEO対策のノウハウが蓄積されているため、精度の高い施策を実施してくれる可能性が高いです。
また、自社の業種に係る実績やノウハウがある企業は親和性が高く、専門的な知識をもとに良質なコンテンツを提供できるメリットがあります。
実績を確認する際は、サービスサイトを見るだけでなく、実際の口コミも参照するとよいでしょう。利用者の口コミは信憑性が高く、委託先を比較検討する際の判断材料となります。
施策内容/作業範囲
SEO会社を検討する際は、自社の課題に合った施策内容を提供しているかを確認しましょう。
コンサルティングのみを扱っている場合もあれば、Webマーケティング全般を支援してくれるところもあります。
自社の課題や状況によって必要な施策は変わってくるため、現状分析をもとに検討してください。
施策体制
会社の規模や施策体制によって、対応できる案件や料金体系、サービス品質などが異なります。具体的には、次のような点を踏まえて検討しましょう。
- 最新のSEO対策に関する知識を持っているか
- アフターフォローが充実しているか
- 柔軟性の高い対応ができるか
- 施策の進捗管理が徹底されているか
施策体制が整った会社であれば、効率的にSEO対策を行ってくれるため、自社の目標を達成しやすくなります。何か問題が発生した場合も、迅速に対応してもらえるでしょう。
担当者との相性
SEO対策は単発ではなく、継続的な取り組みが必要な施策です。
したがって、信頼できるパートナーを選ぶことが大切です。
責任感を持って取り組んでもらえることはもちろん、意思疎通が図れる担当者かどうかを見極めなければなりません。
そのためにも、契約前に担当者と顔合わせや打ち合わせを行うのがおすすめです。問題なくコミュニケーションが取れるかや、説明が明瞭であるかを確認しておきましょう。
報告書
SEO対策を委託すると、解析レポートや施策状況などの報告書が毎月提供されます。
しかし報告書が不明瞭であったり、成果が分かりにくかったりすると、施策の効果を十分に把握できません。
事前にどのような報告書の形式かを確認しておき、自社に落とし込める形で説明を受けることが大切です。
そうすることで、導入後のイメージがつかみやすくなります。
営業時点の提案内容
SEO会社の営業担当者から提案を受ける際には、自社の状況や目標を踏まえて、具体的な根拠に基づいた内容になっているか確認しましょう。
特にSEO対策の費用が相場より大幅に高い、または低い場合は、どのような施策が含まれているのかをしっかり確認することが重要です。
費用が安いと、一見「お得」に思えるかもしれませんが、実際には対策が不十分であったり、実施期間が短かったりすることがあります。
このような不十分な対策では、後々別の業者に依頼し直す必要が生じ、結果的にコストがかさむことがあるため、注意が必要です。
主に確認すべき内容は以下の4点です。
具体的な数値目標
施策内容や作業範囲
過去の成功事例
見積もり金額
もし具体的な施策内容が不明確であれば、複数の業者に見積もりを依頼し、比較することで、どの提案が過不足なく自社に合っているかを見極めることができます。
また、事前に自社が目指すSEO対策の目標を明確にしておくことで、提示されたプランがその目標に適合しているかを判断しやすくなるため、効果的な選択ができるのでおすすめです。
さらに現状分析に基づいた課題解決方法が提案時点で明確に示されていれば、具体的な施策に落とし込みやすくなります。提案を受けた際は、曖昧な部分や不明瞭な箇所がないか確認しておきましょう。
関連記事:SEO対策の提案の見極め方とは?押さえるポイントと優良業者の特徴を解説
Googleが推奨する対策会社への質問を聞いてみる
Googleは、SEO業者との面談の際に効果的な質問の例をいくつか挙げています。下記はその内容です。
- 過去の作業のサンプルと成功事例をいくつか紹介してもらえるか。
- Google 検索の基本事項に準拠しているか。
- オーガニック検索に役立つオンライン マーケティング サービスやアドバイスを提供しているか。
- どのような結果が期待されるかと、その日程、成果はどのように測定するのか。
- 同業種でどのような実績があるか。
- 該当する国や地域でどのような実績があるか。
- 外国語サイトの開発について、どのような経験があるか。
- 最も重視している SEO 技術は何か。
- 創業年数はどれくらいか。
- 担当者とどのように連絡をとればよいか。サイトに加えたすべての変更に関する情報、およびアドバイスの内容に関する詳しい情報とその理由を伝えてくれるかどうか。
これらの内容を参考に、面談の際に質問事項を用意しておくと、優良なSEO会社の選定に役立ちます。
さらに、SEO業者側からあると望ましい質問についてもいくつか挙げられています。
SEO 業者があなたの会社とビジネスに関心を持っているか。関心を持っていない場合は、別の SEO 業者を探します。あなたの会社とビジネスに関心を持っている SEO 業者であれば、以下のような質問をするはずです。
- お客様のビジネスやサービスを特別で価値のあるものにしているのはどのような点か。
- 対象顧客はどういった人々か。
- お客様のビジネスはどのような方法で収益を上げているか、また、検索結果をどのように活用しているか。
- 他にどのような広告チャネルを使用しているか。
- 競合相手はどこか。
上記の質問事項を参考にすることで、適切な外注先を選ぶことができ、費用対効果の高いSEO対策が実装できます。
SEO対策の見積もりで確認すべき点
SEO対策を外部に委託する際は、見積もりの内容をきちんと確認する非常に大事です。
どの施策を実施するのか、またその効果がどの程度期待できるのかが見積に明示されているかを確認します。
具体的には、キーワードの選定、コンテンツの最適化、内部リンクの構築、テクニカルSEOなど、各項目の詳細な説明や実施内容をしっかり確認しましょう。
また、作業の工数や期間、料金の内訳についてもあわせて確認します。
あるSEO業者の見積もりには「キーワード選定:10語、コンテンツ最適化:5ページ、内部リンク構築:20ページ、テクニカルSEO:サイト全体」といった具体的な数字が示されていました。
このように、具体的な数値が記載されていることで、依頼内容が一層明確になります。
見積もり内容をよく吟味し、自社のニーズに合ったSEO施策を提供できる業者を選ぶことで、一時的な成果だけでなく持続可能な成果をだしていきましょう。
SEO対策会社を選ぶ際の注意点
SEO対策会社は自社のサービスを営業するために、基本的によい面を強調して伝えてくることが大半です。
しかし、得られた情報を精査し、冷静に見極めて判断しなければなりません。
特に次のような提案を受けた場合は注意が必要です。
- 絶対に順位が上がるなどの効果保証
SEO対策には絶対成功する方法というものはなく、Googleが公開している基準をもとに仮説を立てて検証していくものです。
したがって、効果を保証するような提案には注意してください。 - 悪質な被リンクなどのブラックハットSEOの提案
ブラックハットSEOと呼ばれる、Googleのガイドラインに違反するような手法を提案してくる可能性もあります。
悪質な手法を使うとサイトのインデックスが削除され、検索結果に表示されなくなる恐れがあるでしょう。 - 契約内容が曖昧
例えば、料金は安いが契約期間が異常に長い、契約期間が明確に設定されていない、途中解約の定めがないなどが該当します。
たとえ魅力的な提案であっても、曖昧な内容で契約を結んでしまうと、後にトラブルが発生する可能性が高くなります。
もしSEO対策によって十分な成果が得られ、自社での運用を考える際には、成果が上がらなかった場合に「コンサル会社を変更する」や「契約を解除する」といった場面でトラブルが生じることがあります。
SEO対策会社が「すぐに効果が出ます!」「成果を保証します!」と謳っている場合は注意が必要です。
SEO対策は、成果を得るまでに数ヶ月から1年かかる長期的なプロセスです。
Googleは毎日数億ページをクロールしており、どれだけ検索エンジンが高性能であっても、ページのランキングには時間がかかります。
また、「この方法を実施すれば必ず上位表示される」といった手法もGoogleは明示していません。
信頼できるSEO対策会社は、事前に「検索順位が上がることを保証することはできません」と説明するでしょう。
甘い営業トークには十分注意が必要です。
またブラックハットSEOと呼ばれる、Googleのガイドラインに違反するような手法を提案してくる可能性もあります。
悪質な手法を使うとサイトのインデックスが削除され、検索結果に表示されなくなる恐れがあるでしょう。
魅力的な提案であっても、その内容が具体的で実現可能なものであるか確認することが重要です。
曖昧な内容で契約した場合、後にトラブルとなる可能性が高くなります。
SEO会社はあくまでパートナーであり、自社の目標達成をサポートしてくれる存在です。
任せきりにならないよう、自社の担当者もGoogle検索の基本事項やGoogleが掲げる10の事実などに目を通し、SEO対策の基本的な概念について理解することが求められます。
上記を踏まえて、自社に最適なコストパフォーマンスの高いプランを選ぶことで、効果的なSEO対策を実行することが可能です。
関連記事:悪質なSEO業者の特徴を解説!良質な会社に発注するポイントも紹介
SEO対策を自分で行う場合の費用相場
自身でSEO対策を行う場合には、外部の会社への依頼を行わないため費用は掛かりませんが労力と時間がかかります。
具体的にはどのような労力や作業がかかるのかは、以下のとおりです。
・サイト制作や編集
・コラム記事の作成
・内部構造の最適化
・リンクビルディング
・競合分析
・サイト制作や編集
自社のサイトを所有していない場合には新規で制作をする必要があります。
もし作成をする場合には、インターネットなどの作成の解説記事や動画を参考にしながらWordPressなどのCMSでの作成がおすすめです。
しかし、ただサイトを作ればよいというわけではなく、ターゲットとなるユーザーへの訴求ができているか」「見やすく整理されているか」「そもそもエラーが起きていないか」という観点に注意をする必要があります。
また、作成して終わりではなくSEO対策においては定期的な更新も必要なため、編集の作業も必要です。
・コラム記事の作成
SEO対策に行ってはコラムの投稿も必要になります。
実際の作業としては、テーマを決めて、テーマに合うSEO対策を行うキーワードの選定、執筆という流れになります。
重要な点としては、「検索エンジンで上位に表示されるような質の高い記事を書く」ということです。
検索上位に表示される記事は、Googleに評価される必要があり、ユーザーにとって有益で利便性の高さが必要です。
ただ書きたい内容を書くだけでは、質の高い記事は書けません。
質の高い記事を書くためには、学習や練習の期間と労力をかけてライティングの技術を磨きましょう。
・内部構造の最適化
記事を書くだけがSEOではなく、各ページのテクニカルな施策も必要です。
記事を書くのと並行してテクニカルな施策も実施し、サイト全体としての完成度を高めていきます。
具体的には、内部のサイト構造やHTMLの書き方、サイトの表示スピードなどが主な指標です。
この作業はSEOの専門的な知識が必要なため、初めての場合は参考書や解説動画を確認しながら行いましょう。
・リンクビルディング
SEOでは外部の自然な形でのリンクも評価されます。
しかし費用を払ってリンク設置をするなどの作為的な行動はGoogleからの評価を下げ、ペナルティの危険もあります。
外部リンクを自然な形で獲得していくための行動は、労力・時間ともにかかる作業です。
・競合分析
SEOで上位化していくためには競合サイトの分析はかかせません。
具体的には上位化させたいキーワードの上位10社のドメインパワーやコラムで獲得しているキーワード、ページ数など詳しく調査する必要があります。
分析をする際にはSEOツールを活用することで効率化できます。
例として、ラッコキーワードやAhrefsなど無料・有料のものが挙げられますが、あくまで効率化できるだけであり使えば分析ができるというわけではありません。
分析を行うためには、ツールを使うための勉強も必要ですので、勉強時間の確保も行いましょう。
自分で行うSEO対策は費用を抑えられるものの労力・時間がかかる
SEO対策を自分で行う場合、外注に比べて費用は最小限に抑えることが可能です。
ただし、知識がない場合には勉強時間や教材なども必要ですので、労力・時間・費用がかさむ可能性もあります。
自分でできるものの手間がかかるため、SEO対策を自分で行うのか外注するのかは検討しましょう。
SEO対策を外注するかの判断基準
自社サイトのSEO対策を外注すべきか、悩まれる方もいるでしょう。
次のような条件に当てはまる場合は、SEO会社への外注が適している可能性があります。
SEO対策を外注するタイミング | |
自社ノウハウだけでは限界がある | ☐ |
専門性の高いテクニカルな作業が必要 | ☐ |
すでにSEO対策を実施しているが成果が出ていない | ☐ |
競合にコンテンツ量などで遅れをとっている | ☐ |
サイトリニューアルのタイミングでSEO対策を始めたい | ☐ |
一方で、以下のような場合は、自社でSEO対策を行うことを検討してもよいでしょう。
- 社内にSEOの専門知識や経験を持った人材がいる
- SEO対策に費やせる時間やリソースがある
- 長期的な視点でSEO対策に取り組みたい
- 社内情報やノウハウを外部に漏洩したくない
- コミュニケーションコストを抑えたい
昨今では、SEOコンサルティングやスポット型のプランなど、サービスが多様化しています。
外注と自社運用のどちらがよいということはなく、自社の状況や目標に合致した方法を選択することが重要です。
SEO対策で発注されたサイト種別
自社にあったWebサイト制作会社を見つけられる「Web幹事」が行った調査では、SEO対策で発注されたサイト種別と業界を以下のように公開しています。
SEO対策で発注されたサイトの種別は以下の通りです。
- 企業サイト:39.6%
ランディングページ:16.7%
サービスサイト:14.6%
オウンドメディア:12.5%
ECサイト:10.4%
SNS運用:2.1%
ブランドサイト:2.1%
採用サイト:2.1%
企業サイトが約4割近くを占めており、それ以外にも幅広く制作されています。
どのようなホームページを制作するか決まっていない方も多いと思いますので、参考にしてみてください。
外部サイト:SEO対策の費用と相場を徹底解説|相場早見表・事例あり【2024年最新版】
よくある質問
SEO対策を外部委託する際の疑問点についてまとめました。
海外SEOの費用相場を教えてください
海外SEOは複数の言語に対応する必要があり、諸外国の文化や法規制などについて理解しなければなりません。したがって国内で行うSEO対策よりも、費用が割高になる傾向です。
業者や施策内容によって費用は大きく異なるため、海外SEOに対応した会社に見積もりを依頼しましょう。
個人(フリーランス)へSEO対策を依頼するのはどうなの?
個人でSEO対策を請け負ってくれる場合もあります。法人と比べてコストパフォーマンスに優れており、対応も比較的柔軟である点がメリットです。
しかし、次のような場合には注意が必要です。
- 実績が不透明である
- 作業内容やサービスの範囲が曖昧
- 格安を売りにしている
- アフターサービスが充実していない
個人に依頼する際は、自社サイトのSEO対策を任せられるパートナーかどうか、慎重に見極めるようにしてください。
費用が無料なSEO対策はありますか?
SEO会社によっては、初回診断など一部サービスが無料で提供されていることもあります。
しかし、完全無料でサービスを受けることは難しいでしょう。
SEO対策を実施するうえで役立つツールには、無料のものや低価格から利用できるものがあります。
社内でSEO対策を内製化するのであれば、ツールを活用して運用するのも一つでしょう。
関連記事:おすすめのSEOツール17選|種類や選び方まで詳しく解説
まとめ:SEO対策費用の相場、料金体系と施策内容をしっかり把握して依頼先を選定しよう
本記事ではSEO対策にかかる費用相場、料金体系、施策内容とSEO会社の選び方を紹介してきました。
SEO対策の費用は施策内容やサービス内容によって大きく異なります。
費用を最適化するためにも、自社の状況や課題に合わせた最適なプランを選定することが重要です。
本記事で得た情報をもとに自社のニーズに最適なSEO対策会社を選定して、効果的にオンラインプレゼンスを高めていきましょう。
自社のニーズに最適なSEO対策会社を選定できることで、費用対効果が最大化され競合との集客力において差をつけることが可能です。
あわせて、委託先のSEO会社や担当者と連携を取ることも大切です。
自社にとって最適なパートナーと密に連携を取り、改善を図りながら自社サイトを成長させていきましょう。
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