SEOを実践するうえでは、ツール選びが重要です。
しかしSEOツールには多くの種類があるため、どれを選べばいいかわからない方もいるでしょう。
そこで今回は、SEOに役立つツールを17個ご紹介します。
選択肢が多くてSEOツールを選べない方は、本記事を参考にしてください。
目次
SEOツールとは?
SEOツールとは、検索エンジンで自社サイトの表示順位を上げるために活用するもののことです。SEOツールは、以下の6つに分類できます。
種類 | 特徴 |
コンテンツSEO対策ツール | コンテンツの最適化を支援するツール |
キーワード分析ツール | キーワードボリュームや競争度を分析し、キーワード選定をサポートするツール |
検索順位チェックツール | 検索エンジンでの順位を調べて競合他社との比較を行うツール |
アクセス解析ツール | Webサイトのデータを収集し、訪問者の行動分析やCV率などの情報を調べるツール |
コピペチェックツール | 重複コンテンツを検出するためのツール |
文章推敲ツール | 文章の誤りを見つけてコンテンツの質を高めるためのツール |
それぞれ役割が異なるため、用途に合わせて必要なツールを選ぶことが重要です。
SEOツールを活用するメリット
ツールを活用するメリットは、効率よくSEOを進められることです。
SEOを実践する際、確認する指標が多くあります。そのため一つ一つのデータを確認すると、多くの時間がかかってしまいます。
しかし、ツールを活用することで必要な情報を一括で取得できるため、時間の短縮につながります。活用することで効率的に問題点を見つけ出し、改善に役立てられます。
SEOツールを選定するポイント
SEOツールは利用する目的や予算を明確にし、それに適したツールを選ぶことが重要です。
自社サイトで達成したい指標や改善点を把握することで、最適なツールを選定できます。SEOツールやプランによっては、月額費用が発生します。
SEOの効果を高めるために、あれもこれもと導入したくなるかもしれませんが、導入しても使いこなせなければ意味がありません。
特に有料ツールの場合は継続的に費用が発生するため、慎重に選定する必要があります。現在の社内体制や業務量を踏まえ、運用できるツールを取捨選択しましょう。
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SEOに必須のGoogleツール
SEOを実践する際は、まずGoogleが提供している下記のツールを活用しましょう。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- Googleキーワードプランナー
これらのツールは基本無料での利用が可能です。Googleが公式に提供するデータであるため、信頼性の高いデータが得られます。
それぞれの特徴を解説します。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料で利用できるアクセス解析ツールで、主に下記の指標を確認できます。
- ユーザー情報
- セッション数
- ページビュー数(PV数)
- ページ/セッション
- 流入経路
- コンバージョン率
- 直帰率
- 離脱率
- 回遊率
ユーザーの流入経路とアクセス数が確認できるため、改善点が明確になります。無料で多くのデータが得られるため、導入しておきましょう。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、自社サイトの表示回数やクリック数、掲載順位などのデータをページごとに確認できるツールです。
ページに対応したキーワードのニーズなども分かるため、コンテンツ改善に大きく役立ちます。そのほか、スマートフォンでも見やすいサイト設計になっているかどうかや、ページの表示は遅くないかなども確認できます。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Google広告を出稿する際のツールです。広告を出稿せずともSEOに役立てられます。
キーワードプランナーを活用すれば、広告を掲載するための入札単価のほか、キーワードの月間検索件数(検索ボリューム)が確認できます。
ただし、無料アカウントではキーワードの検索数が「1万〜10万」といったように曖昧な数値でしか把握できません。正確な数値を把握するためには、広告配信を行う必要があります。
コンテンツSEO対策ツール
コンテンツSEOとは、有益なコンテンツを継続的に発信するための施策です。Webサイトのコンテンツ改善のために、総合的な支援を強みとしたものも多くあります。
ここから、下記のコンテンツSEO対策ツールを3つ解説します。
- AI SEOディレクター byGMO
- SEARCH WRITE
- tami-co(タミコ)
- TACT SEO
それぞれの特徴を捉えていきましょう。
AI SEOディレクター byGMO
AI SEOディレクター byGMOは、順位と相関関係が大きい施策を優先順位付きで明示する新しいSEOツールです。
- URL
- 対策キーワード
- 狙う順位
これらの3つの情報を入力するだけで、あなたのサイトにカスタマイズされた対策の優先順位と対策量を明示するため、終わりの見えるSEO対策を計画的に行うことができます。
SEARCH WRITE
「SEARCH WRITE」は、コンテンツSEOを効率的に行えるツールで、下記のような機能が備わっています。
- 対策すべきキーワードの提案
- SEOの課題点を自動でチェック
- 競合のコンテンツ要素の比較
3サイトまで登録できるため、複数のメディアを運用する際にもおすすめです。なお月額費用は88,000円(税込)からで、、初期費用は無料となっています。
tami-co(タミコ)
「tami-co」は、SEO初心者にも利用しやすいツールで、主に下記の機能が利用できます。
- キーワード選定
- 記事作成の補助
- 順位チェック
キーワードを入力するだけで、対策すべきポイントが明確化されます。SEO初心者でもわかりやすい画面設計で、ユーザーの検索意図を捉えたコンテンツの作成が可能です。
小規模サイトであれば、43,780円(税込)から導入できます。
TACT SEO
「TACT SEO」は、キーワード調査からコンテンツ制作までを効率化できるSEOツールで、下記の特徴があります。
- 伴奏支援プランで安心サポート
- 動画マニュアルが豊富
- SEOの課題を一瞬で抽出
また、ChatGPTによるSEOに適した記事作成の支援も受けられます。SEOに関する勉強会や他社の事例を共有するなど、サポート面が充実。
初期費用は110,000円、月額費用99,000円から利用可能です。
キーワード分析ツール
SEOを実施する際は、キーワードの選定が重要です。
キーワード分析ツールを活用することで、キーワードの検索ボリューム、トレンドの分析などが行えます。おすすめのキーワード分析ツールは下記の3つです。
- ラッコキーワード
- キーワードマップ
- キーワードファインダー
それぞれのツールの特徴を解説します。
ラッコキーワード
「ラッコキーワード」は、サジェストキーワードを一括で取得できるツールです。
無料プランでも共起語や類語、同義語などのキーワードを1日あたり50回まで取得できます。さらにAIから、記事タイトルや関連するワードの提案を受けられます。
月額440円から5段階のプランがあり、リーズナブルに導入できます。
Keywordmap
「Keywordmap」は、競合サイトの調査や分析・キーワード選定に役立つツールです。
本質的なユーザーニーズや検索市場の動向・自社の強みや弱み・競合の戦略などを明らかにするのに役立ちます。また、カスタマーサクセスの利用ができる点も導入のメリットです。
7日間無料でトライアルが利用できるため、複数のツールを比較検討する際におすすめです。
検索順位チェックツール
検索順位チェックツールは、コンテンツの表示順を効率的に知るためのツールです。
ここでは下記4つの検索順位チェックツールを紹介します。
- GMO順位チェッカー
- 検索順位チェッカー
- GRC
- Nobilista(ノビリスタ)
検索順位の推移も確認できるため、SEO施策の分析に役立ちます。有効に活用しましょう。
GMO順位チェッカー
GMO順位チェッカーは、「ずっと無料プラン」があるクラウド型の検索順位チェックツールです。
URLとキーワードを登録すると毎日自動的に検索順位を取得します。スマホやタブレットでも使用可能。
順位変動アラート、アカウント権限管理(サブアカウント)、AIキーワードアドバイザー機能を備えている、SEO事業者が提供する最新の検索順位チェッカーです。
検索順位チェッカー
「検索順位チェッカー」は、Google・Yahoo!・Bingの検索順位を確認できるツールです。
順位をチェックしたいコンテンツのURLとキーワードを入力するだけで、結果の画面が表示されます。利用は無料で、スマートフォンの検索順位も簡単に調べられる点がメリットです。
なお、最大5つまでのキーワードを一括で検索できます。
GRC
「GRC」は、クラウド型の検索順位チェックツールです。
登録したキーワードやURLの検索順位を自動で保存し、推移を確認できます。順位が変動した際の通知や順位レポートの出力、グループ分けなどの機能が充実しています。
またAIがキーワードの提案を行う機能もあり、検索順位の対策の手間が軽減されるでしょう。なお1つのURL、10キーワードまでなら無料で利用可能なので、低予算からでも導入しやすいツールです。
Nobilista(ノビリスタ)
「Nobilista」は、独自の切り口でより分析に役立つデータを抽出できる検索順位チェックツールです。
レポートごとに共有用URLを発行できるため、チームやクライアントへの情報共有も簡単にできます。。
また順位計測だけではなく、検索ボリュームや SEO の難易度など多くの情報を取得できることも魅力の1つです。
Nobilista公式サイトはこちら
アクセス解析ツール
アクセス解析ツールは、自社サイトに訪れたユーザーの情報を取得できるツールです。
PV数や流入経路だけでなく、セッション数や平均滞在時間、デバイスなどの分析が行えます。ユーザーが実際の画面でどの部分に興味関心があるのかを可視化したヒートマップの利用も可能です。
マウスの動きやクリックの動作などが見られるため、アクセス状況の把握と合わせると効果的な施策を打ち出せます。
ここから、下記2つのアクセス解析ツールを解説します。
- Similar Web
- User Local
課題の発見やサイト構造の見直しに役立ててください。
Similar Web
「Similar Web」は、専門知識がなくても競合サイトと比較できるツールです。
競合のホームページのアクセス状況を把握できるため、Webマーケティングに活用されています。調べたいホームページのURLを入力するだけで、アクセス数や訪問ユーザーの属性などが表示されます。
無料版でも1か月前後のデータを参照できるため、手軽に試せる点が特徴です。
User Local
「User Local」は、PCだけでなくiPhoneやAndroidなどのモバイル端末のアクセス解析ができるツールです。
ヒートマップが利用でき、Webサイト内で課題になっているページを見つけられます。ユーザーがどのあたりから離脱しているかや、どの部分のクリックが多いかなど、高度な分析が可能です。
また、AIを活用したWeb活用レポートを作成できます。Webサイト上のユーザー行動を把握して、CVRの向上を図りたい方は利用を検討してみてください。
コピペチェックツール
コピペチェックツールとは、制作した文章がコピーコンテンツになっていないかを確認するためのツールです。
自社サイトのコンテンツがコピーコンテンツと判断されると、検索順位は大きく下がり、ペナルティを受ける可能性があります。著作権法に抵触する可能性もあるため、十分に注意しましょう。
CopyContentDetector
「CopyContentDetector」は、4,000字以下なら無料でコピペチェックを実施できるツールです。
テキストボックスに作成した文章を入れて実行するだけで確認できます。判定はコピーの疑い、要注意、良好のいずれかで表示されます。
無料で利用できるうえ、利用数に制限はありません。また、コピペチェックをする際に、指定したサイトを含めずに調べられます。
月額300円から有料プランが用意されており、8,000文字までの調査が可能です。
文章推敲ツール
文章推敲ツールは、コンテンツ内の文章を改善し、品質を向上させるのに役立つツールです。
文法の誤りや表現をチェックし、読みやすい文章にするために役立てられます。誤字や脱字があると、ユーザーの信頼性にも影響を及ぼしかねません。
文章推敲ツールを活用して、質の高い文章を作成しましょう。
Enno.jp
「Enno.jp」は、日本語の文章の誤字脱字やタイプミス、誤変換などをチェックする無料の文章推敲ツールです。
利用にユーザー登録は必要なく、Webブラウザがあれば無料で使用できます。
細かい言い回しや正しい漢字、スペースの有無なども指摘してくれるため、正確な文章かどうか調べたい時に役立つでしょう。
まとめ:SEOツールを使って自社サイトの価値を向上させよう
SEOツールには数多くの種類がありますが、自社にあったものを選定することが重要です。導入後、円滑に業務を回せるように、SEOツールを上手く使って仕組みを構築しましょう。
無料のツールも優秀ですが、必要に応じて有料サービスも検討するとよいでしょう。SEOツールを活用し、自社サイトの充実と成果拡大につなげてください。
なお、弊社ランクエストは15年ものあいだSEO対策に徹底的に取り組んできました。お客様のサイトを分析し、必要な項目はすべて丸投げで対応いたしますので、まずは一度お問い合わせください。