全15回でお届けする、ランクエストのサービス説明をする特別コンテンツのうち、今回はコンテンツのメンテナンス作業について紹介します。
「コンテンツのメンテナンス」とは、具体的にはどのような作業を行っているのでしょうか?
実はコンテンツのメンテナンスはSEOの根幹となる施策の一つであり、ランクエストにおいても施策の中心となっています。
一体どのような作業をしているのか、みなさまの疑問にしっかりとお答えしてまいりますのでぜひチェックしてみてください!
目次
コンテンツメンテナンスとは何か?
コンテンツのメンテナンスとは、各コンテンツがより高い成果を出せるようになるための修正作業のことを指します。
コンテンツの修正・追記作業である「リライト」はもちろんのこと、不要なコンテンツの整理やサイト構造の見直しまで幅広く実施します。
コンテンツのメンテナンスはSEOの効果を上げるために非常に重要です。実際にリライトを実施したコンテンツは、およそ60%がセッション数増加や検索順位上位へのランクインなどを達成しているのです。
既存のコンテンツが既に多いサイトの場合は、メンテナンスを行うことが最も効果的なSEO施策になることもしばしばあります。
メンテナンス作業の中でも重要な施策であるリライトとコンテンツの統合に分けて、より具体的な解説をします。
リライト作業
リライト作業はコンテンツそのものの修正を通じて、より品質を高めていく施策です。
残念ながら施策を実施しても効果があまりみられなかったコンテンツについては、リライトを着実に実施することが成果を出すために重要です。
リライト作業には次のような項目があります。
タイトル修正
タイトルがSEOの視点から適切かどうかを検討し、より良いタイトルに修正します。
タイトルはGoogleにそのコンテンツのテーマを伝える役割があり、SEOにおいて最も効果を及ぼす項目の一つです。
実際に、タイトルを修正しただけでコンテンツが上位化することも珍しくありません。
見出し修正
見出しも内容の確認と修正を行います。段落の意味を適切に伝える内容かどうかを確認しつつ、対策したいキーワードが含まれているかどうかの観点からもチェックします。
ユーザーが検索するキーワードによっては、見出しの方がタイトルとして表示されるケースもあるため、流入数やクリック率にも影響する重要な項目です。
本文修正
本文の修正については、まずは上位化している競合サイトのコンテンツ再度確認・比較して不足している項目がないかや、逆に蛇足となっている項目がないかなどを確認します。検索ユーザーのニーズを満たせるように不足している内容は追加し、不要な内容を削除していきます。
現在のSEOでは『E-A-T』と呼ばれるExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の3つの観点からコンテンツの品質が判断されますが、これらの要素を満たすには、「できるだけオリジナルな内容」を「日本語として分かりやすく」表現することが基本となります。
E-A-Tの観点も踏まえつつ読みやすく洗練された文章が書けていれば、ユーザーに離脱することなく最後までコンテンツを読んでもらえます。
直帰率・読了率などのSEOに関連すると思われる指標に影響するので、非常に重要です。
内部リンクチェック
内部リンクのチェックにおいては、リンク切れを起こしていないかをまずはチェックし、次にリンクの文章が適切かどうかを確認します。
例えば、「おすすめコンテンツはこちら」と書くよりは「●●に役立つオススメ機器」のように誘導先のコンテンツタイトルを書いたほうがSEOの効果が期待できます。
また、全体のキーワード戦略との兼ね合いで誘導すべきコンテンツが変化している場合は、リンクの張り替えと文章の変更も必要となります。
HTML等の不備の確認
HTMLなどコーディングに問題がないかもチェックします。
表示が崩れているなど分かりやすいものから、ページ表示速度に関する記述に不備がないかなど専門性の高い内容もチェックします。
このようにリライトでは、そのページの品質を高めるための総合的な修正作業を行っていくのです。
コンテンツの整理・統合・削除
何らかの理由で既存のコンテンツと重複したものがあったり、サイトのコンセプトとミスマッチなコンテンツがあったりした場合には、コンテンツを整理統合することもあります。
既存コンテンツとの重複は、「(URL)」のページと「(URL)/index」のページが混在しているなどサイトの仕様が原因のこともありますし、誤って全く同じテーマのコンテンツを投稿していることなどもあります。
サイトコンセプトとミスマッチなケースは、大半は誤ったキーワードプランニングが原因となります。例えば、はちみつを販売するサイトで肉料理に関するコンテンツを書くようなミスは意外なほど多く見られます。
以上のようなコンテンツの重複が見られた場合、内容を整理していきます。重複したコンテンツがあるとGoogleのコンテンツへの評価が分散してしまうため、コンテンツの整理はコンテンツのメンテナンスの中でも重要な施策となります。
コンテンツメンテナンスの流れと実際の作業
以上のようなコンテンツのメンテナンス作業を行うと、ページ品質が向上してSEOの効果が向上する可能性が上がります。
そのため、ランクエストにおいても重要なSEOの施策として注力をしているのです。
ランクエストのコンテンツメンテナンスにおいては、Webサイトの現状分析からスタートします。検索順位やセッション数などのモニタリングデータから、期待通り流入数が増えているコンテンツと停滞しているコンテンツをチェックします。
次に順位が伸び悩んでいるコンテンツを中心に、競合コンテンツとの差異を再度チェックします。Googleコアアップデートの影響や競合サイトのSEO強化などにより、当初分析した際とは検索面の状況が変化していることもあり得るからです。
そして分析結果をふまえつつ、各コンテンツの品質に問題がないかをチェックします。SEO的な観点と読みやすさの両方を満たす内容になっているのかどうか厳しく見ていきます。
各コンテンツの修正内容をまとめ上げたのち、優先順位に沿って修正作業を開始します。まずは、重複コンテンツの整理・統合・削除を実施。そしてコンテンツの内容を修正していきます。その他、内部リンクやHTML等の不備がないかをチェックします。
これらのコンテンツメンテナンス作業を行ったうえで、3か月程度のスパンで再度現状分析を行い、リライトの結果に応じてさらなる対策を施していきます。
このPDCAのサイクルを重ねることで、着実に上位化するコンテンツが増えていき、流入数アップの成果も獲得することができるようになるのです。
コンテンツメンテナンスによって成果が出た事例
コンテンツのメンテナンス作業によって高い成果を上げた事例が複数あります。
その内の一つは、競合過密でSEOも難易度が高い業界でした。
具体的なメンテナンス作業としては、内部対策を中心にページを全面的に修正しタイトル・見出しを見直しました。
また一部重複コンテンツの整理なども実施しています。
元々のコンテンツは専門性が高く、一定の品質があったため本文の修正は控えめに行っています。
結果、対策を開始した初月から検索順位が急上昇していき、次いでアクセス数も順調に増加したのです。
コンテンツメンテナンスが大きな効果を上げた事例と言えるでしょう。
ランクエストでは徹底したコンテンツメンテナンスで上位化を実現します!
今回はランクエストで行っているコンテンツメンテナンスについて解説しました。
コンテンツのメンテナンスはSEOの効果を発揮するための非常に重要な施策です。
新規のコンテンツの作成と並行してコンテンツメンテナンスを間断なく実行していくことができれば、高確率で流入数アップを実現できるでしょう。
ランクエストでは、プロのSEOコンサルタントが分析から修正まで一貫して対応いたします。
これからSEOに取り組まれる方はもちろん、自力でSEOに取り組んでみて中々上手くいかない方もぜひご相談ください!
【ランクエストサービス紹介特別コンテンツ】
【連載第1回】はじめに:ランクエストの譲れない『こだわり』とは
【連載第2回】SEO実施実況レポート①初回ヒアリング・既存サイト分析編
【連載第3回】SEO実施実況レポート②キーワード調査
【連載第4回】SEO実施実況レポート③競合調査編
【連載第5回】SEO実施実況レポート④レポーティングと改善策の提案
【連載第6回】SEO効果測定業務とは
【連載第7回】内部対策①サイト全体に関する22個の内部対策項目
【連載第8回】内部対策②サイトの各ページごとにチェックする内部対策9項目
【連載第9回】内部対策③内部対策に関する改善レポーティング
【連載第10回】インデックス状況モニタリング
【連載第11回】SEOコンテンツ制作における構成作りの流れ
【連載第12回】SEOコンテンツ作成後のチェック体制
【連載第13回】記事アップ作業代行について
【連載第14回】コンテンツのメンテナンス作業
【連載第15回】ランクエストSEO定例レポート