
ランクエストSEOサービスを紹介する全5回の特別コンテンツの第2回目は、「内部対策」についてです。
内部対策はコンテンツ制作と双璧をなす重要なSEOの施策であり、正しく実行することで検索順位を底上げすることが可能です。
一方で内容が多岐にわたるうえに、コーディングスキルが必要な項目もあるため、本格的に行うとなると困難が伴う施策でもあります。
重要ではあるが実装が難しい内部対策をランクエストではどのように行っているのか、今回のコンテンツではさまざまな観点からお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ランクエストが内部対策に力を入れる理由
SEOにおける内部対策とは、主にHTMLタグを中心にWebサイトの構成要素を適正なものにすることを指します。
Googleはクローラーと呼ばれる自動巡回プログラムによってWebサイトの情報を読み取り、内容を評価したうえでデータベースに登録します。
もしクローラーにとって分かりにくいWebサイトだった場合、GoogleはそのWebサイトをユーザーにとって使いにくく低品質であると判断します。
反対にWebサイトの構成が適切でクローラーにとって分かりやすいWebサイトであれば、GoogleはそのWebサイトを高品質だと判断してくれるのです。
クローラーは年々高性能になってはいるものの、現在でも正しく内部対策を施したWebサイトのほうが上位化しやすい傾向にあります。
そのため、着実にSEOの成果を上げるためには、内部対策が不可欠であるとランクエストでは考えています。
ランクエスト内部対策の項目(抜粋)
ここからは、具体的な内部対策の項目を抜粋して紹介します。
Webサイトが上位化するためにはどのような作業が必要なのか、ぜひイメージしてみてください。
項目①上位化させたいページがnoindexになっていないか
「noindex」とは、Googleの検索結果に表示されないように指示するHTMLの記述のことです。
何かの誤りで通常通り表示されて欲しいページにnoindexが記述されていることがしばしばあります。
SEOの施策を無効化してしまう致命的なミスですので、真っ先にチェックしなければなりません。
項目②コンテンツの更新場所があるか
そもそもWebサイトにコンテンツを簡単に投稿できる仕組みになっているのかどうかをチェックします。
コーポレートサイトを中心に、頻繁な更新を想定しておらず簡単にはコンテンツを投稿できない仕様のWebサイトが時折あります。
コンテンツSEOを行う際に不利になるので、必要に応じてコンテンツ管理を行いやすくするCMSの導入を行います。
項目③titleタグの設定は正しく行われているか
titleタグは、各ページのタイトルを表す機能を持つHTMLのタグのことです。
タイトルはSEOにおいて極めて重要で「対策したいキーワードを文頭に書く」「文字数は28~32文字を目安にコンパクトにする」などが大切だと言われています。
ランクエストでは日本語としての読みやすさも意識してユーザーとGoogleの双方に評価されるタイトルかチェックします。
項目④descriptionは正しく記載されているか
検索結果上で、ページのタイトルの下に表示される要約文のことをdescription(ディスクリプション)と呼びます。
検索ユーザーはディスクリプションを確認してサイトを見るかどうかを確認しています。
そのため、検索キーワードと関連した適切な内容が表示されていると検索ユーザーにクリックしてもらえる確率が高まるのです。
ランクエストでは全ページのディスクリプションが適切かどうかをチェックします。
項目⑤meta keywordsは正しく設定されているか
meta keywordsとは、検索されたいキーワードを検索エンジンに示す事ができるHTMLのタグのことです。
スパム目的での不適切な利用が横行したため、現在ではむしろ記述が少ない方が好ましいとされています。
ランクエスト内部対策の特徴
ランクエストが実施する内部対策の特徴を紹介します。
一言で内部対策といっても、個社ごとに対応可能な領域が異なるため、以下の内容も発注の際の参考にしていただければと思います。
特徴①コーディングを含めた修正作業を実施
ランクエストの内部対策の一番の特徴は、実際に修正する作業まで実施することです。
一般的なSEO会社では、内部対策は修正項目と作業内容を記載した「内部対策指示書」を提出し、実際の作業はクライアント自身や制作会社が実施するケースが大半です。
しかし、それではクライアントのリソースや技術力によってSEOが十分に遂行できるかどうかが左右されてしまいます。
また、制作会社に修正を依頼する場合は、SEO会社に支払っている費用とは別に作業費がかかってしまうことも考慮しなければなりません。
このような実態をふまえて、ランクエストでは主要な内部対策の実装作業を行っています。
クライアントの負担を軽減し着実にSEOの成果を得ていただくために、ランクエストが上位化に必要な重要項目を一つひとつ確認し修正していきます。
特徴②Webツール実装にも対応
SEOのために必要な各種ツールの実装も必要に応じてランクエストが行います。
たとえば、GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャーがまだ設置されていない場合は、ランクエストがクライアントに代わって設置します。
また、ヒートマップやWeb接客ツールなど、そのほかのWebツールの導入や実装もご相談いただければ適宜対応可能かどうか回答しています。
特徴③内部対策の範疇を超えたWebサイト改善も実施
ランクエストでは、時に内部対策の範疇を超えたWebサイト改善を実施することがあります。
たとえばWebサイトの回遊性をアップさせるためのデザイン変更は、厳密には内部対策の範疇ではありません。
しかし、一つひとつのWebサイトのアクセスデータを改善することはWebサイトの評価を高めて上位化に役立つと考えられます。
クライアントのSEO成功のためであれば、あらゆる可能性を排除せずに徹底的に取り組むことが、ランクエストのポリシーです。
特徴④Googleの最新情報をふまえ常にアップデート
最後に、ランクエストではGoogleの最新情報をふまえて日々サービス内容のアップデートに努めています。
Googleの提供する情報のチェックはもちろん、実際の検索面の状況やクライアントのWebサイトの各種指標を照らし合わせながら、内容の真偽も確かめます。
有効だと確認できた内容はSEOコンサルタント同士で共有をして、常に最新の内部対策をご提供できるように努めているのです。
内部対策の具体的な作業の様子
ここからは、実際のランクエスト内部対策の作業の様子を紹介します。
SEOに関わっていないとなかなかイメージが湧きづらい作業ですので、少しでも雰囲気が伝われば幸いです。
ステップ①チェックリストに沿ってWebサイトを確認
まずは、ランクエストの内部対策チェックリストに沿ってWebサイトの現状をチェックします。
Webサイト全体に関わる項目と、各ページでチェックする項目があるため、一つひとつのチェックが必要です。
すべてのページを確認したうえで、月ごとに実施する施策のスケジューリングを行います。
各クライアントのWebサイトの状況によって必要な内部対策は異なります。
たとえば、Webサイトの構成自体がSEOの実施に不向きであるならば、CMSの実装やHTMLの修正などWebサイト全体の改修を中心に行います。
一方で、すでにSEOを実施しておりWebサイトの構成に問題がない場合は、titleタグやhタグの修正など、個別のページの修正作業に焦点を当てることが可能です。
クライアントに最短距離で成果を出してもらえるように、効果が期待できる項目を優先的に実施するように内部対策の実施計画を立てていきます。
ステップ②各ページの不備がある箇所を修正
次に、内部対策の実施計画に沿って各ページの不備がある箇所を修正していきます。
titleタグやhタグの修正であれば、一つひとつのコンテンツの内容をふまえつつ、SEO的なテクニックも交えながらより適切なものに修正します。
Webサイトの構成を修正する場合は、HTMLの操作が含まれるため不具合が出ないように慎重に作業を行わなければなりません。
このとき、Googleサーチコンソールのエラー項目を随時チェックしていきます。
GoogleサーチコンソールはWebサイトの不具合やユーザーにとって不便な箇所があると、エラーを表示し教えてくれます。
この内容はもちろんSEO的にもマイナスになる恐れがあるため、モニタリングをしながら着実に修正を行っていく必要があるのです。
ステップ③Webサイト自体を改善できないか確認
内部対策チェックリストに準じた修正作業や、Googleサーチコンソールのエラー対応が一通り完了した後も、適宜修正作業を続けていきます。
なお、現在のSEOではWebサイト全体の品質を高めることが重要視されており、従来の内部対策項目には含まれない内容であっても対応する必要性が高まっています。
たとえば、Webページの読み込みを速くする対応はユーザーの使い勝手を高めることができるため、直帰率を下げることや滞在時間を長くする効果があります。
これはWebサイトの評価をアップすることにつながり、結果的に検索順位のアップにも好影響を及ぼすのです。
そのほかにも、おすすめ記事がわかりやすく表示されることや、誘導のバナーや文言が目を引くものであることなど、Webサイトの改善のためのヒントは無数にあります。
ランクエストのSEOコンサルタントは、ヒートマップやGoogleタグマネージャーなどのツールを適宜活用しながら、内部対策にとらわれない改修作業も提案しています。
内部対策によるSEO成功事例
ランクエストがある芸能事務所のSEOを手掛けた際には、内部対策によって大きな成果を挙げることができました。
こちらのクライアントは自力でのコンテンツ制作も行っており、インデックスされているコンテンツは多かったものの、検索順位が伸び悩んでいるという状態でした。
SEOコンサルタントが分析をしたところ、一部不適当なhタグの使用をしている箇所があり、修正の必要があると認められました。
そこでほぼ全ページのtitleタグ、hタグ、descriptionの見直しと修正を実施したところ、停滞していた検索順位が全体的に改善し、5位以内になるコンテンツも複数現れたのです。
既にコンテンツの制作に取り組んでいるWebサイトの場合は、内部対策を施すことで順位が改善することがあるという好例だといえるでしょう。
検索順位アップのためには徹底した内部対策が必要!
今回は、ランクエストが行っている内部対策について紹介しました。
内部対策は重要性が高いものの、工数や技術的な問題からなかなか十分に取り組めないことがある施策です。
しかし、検索順位アップのための土台作りができるため、決しておろそかにはできません。
ランクエストではさまざまな角度から内部対策を実施し、クライアントのSEOが軌道に乗るように支援しています。
これからSEOをはじめようと考えている方はもちろん、検索順位が伸び悩んでいる方も含めて幅広く対応可能なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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