SEOには難易度が存在しますが、明確な指標がある訳ではありません。選定するキーワードや競合サイト等の状況をもとに、判断します。
そこで今回はSEO難易度の要素や調べ方、上位表示するためのポイントを解説します。
SEOでなかなか上位表示できないという方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
SEOの難易度とは?
SEOの難易度を決める要素は、大きくわけて以下の3つです。
- 検索ボリューム
- 競合サイトのSEO状況
- キーワードの難易度
SEOは選択するキーワードにより、上位表示のしやすさが変わります。上記3つの要素を総合的に判断すれば、SEOの難易度を把握できます。
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
検索ボリューム
検索ボリュームとは、ターゲットとするキーワードがどれくらいの頻度で検索されているかを示す指標です。
検索ボリュームが多いキーワードは競合サイトも多いため、上位表示が難しくなります。ただし検索ボリュームが多いからといって、上位表示の難易度も高くなるとは限りません。
キーワードの内容次第では競合サイトの数が減るため、上位表示を狙える可能性があります。
競合サイトのSEO状況
競合サイトのSEO状況も、難易度に影響します。とくに以下のようなサイトが1ページ目を独占している場合は、上位表示が難しいと言えるでしょう。
- 国が運営しているサイト
- 公式サイト
- 病院やクリニックのサイト
たとえば「厚生年金」のキーワードで検索した場合、上位表示されるのは日本年金機構や厚生労働省といったサイトです。信頼性が極めて高いため、一般企業や個人で上位を狙うのは困難です。
また病院やクリニックといったサイトもYMYL度が高いため、E-E-A-T(旧E-A-T)がない状態では上位表示が難しいでしょう。
YMYLやE-E-A-Tはキーワード自体の難易度に大きく影響します。詳しくは次項で解説します。
キーワードの難易度
キーワード自体の難易度が高いと、上位表示を狙うのが難しくなります。キーワードの難易度は、Googleがコンテンツを管理するYMYLと、コンテンツ作成者のE-E-A-Tで変わります。
YMYLは「Your Money or Your Life」の略で、お金や生活といった人々の生活に大きく影響を与えるジャンルのことです。YMYLを含むコンテンツは、EAT(専門性・権威性・信頼性)がない状態での上位表示できません。
お金関連のキーワードなら税理士やFP、病気関連のキーワードなら専門の医師といったEATが必要です。基本的にコンテンツ作成者にE-E-A-Tがなければ、E-E-A-Tが高い上位サイトには勝てません。
YMYLはキーワード自体の難易度が高いため、選定する場合は気をつけましょう。
SEOの難易度を調べる方法
SEOの難易度を調べる方法は、おもに以下の3つです。
- Googleキーワードプランナーを使う
- SEOツールを使う
- Googleで直接検索する
では、それぞれ詳しく解説します。
Googleキーワードプランナーを使う
Googleキーワードプランナーは、Googleが提供する無料ツールです。Google広告の出稿時に役立つツールですが、キーワードの選定時にも活用できます。キーワードの検索ボリュームはもちろん、競合性や費用対効果も確認できます。
あらかじめキーワードプランナーで検索ボリュームを確認した上で、上位表示を狙いやすいキーワードを選定しましょう。
SEOツールを使う
Googleが提供しているツールの他にも、SEOツールが数多く存在します。以下は代表的なSEOツールの一例です。
名称 | 用途 |
---|---|
GRC | 検索順位の調査 |
検索順位チェッカー | |
SEOチェキ | 競合サイトの調査 |
SimilarWeb |
Googleキーワードプランナーに加え、上記のようなSEOツールも併用すると効果的です。各SEOツールの種類や特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
Googleで直接検索する
SEOツールだけではなく、下記のようなGoogle検索だけでもある程度、競合サイトの状況を把握できます。
- 競合サイトの数(ページ件数)
- 競合サイトのドメイン(co.jpなど)
- 競合サイトの質
- 競合サイトの構成
上記の要素を参考に、上位表示を狙えるかどうかを判断しましょう。
SEOで上位表示するためのポイント
SEOで上位表示するためのポイントは下記の5つです。
- 検索ニーズを理解する
- ロングテールキーワードを狙う
- 質の高いコンテンツを作る
- 被リンク対策する
- 定期的に更新する
では、1つずつ詳しく解説します。
検索ニーズを理解する
SEOで上位表示するためには、キーワードの検索ニーズを理解しましょう。
ユーザーがなぜそのキーワードで検索するのか、検索意図の最適解を見つけるのが重要です。検索意図に対して、包括的に満たした記事が上位表示されます。
検索意図の分類や調査方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
ロングテールキーワードを狙う
ロングテールキーワードを狙うのも、SEOで上位表示するために有効な方法です。ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが100〜1,000程度の掛け合わせキーワードのことです。
たとえば「SEO」といったビッグキーワード1語だけでは、検索意図を理解しきれません。
しかし「SEO 初心者 本」といったロングテールキーワードであれば、検索ボリュームは下がりますが、検索意図がより明確なため上位表示も狙いやすくなります。
質の高いコンテンツを作る
SEOで上位表示するためには、コンテンツの質を高めるのも重要です。質の低いコンテンツはユーザーの離脱につながるため、上位表示につながりません。
質の高いコンテンツを作るためには、以下のポイントを参考にします。
- ユーザーの検索意図を満たしているか?
- コンテンツの内容は正確かつ最新のものか?
- PREP法を使い、わかりやすく読みやすい文章になっているか?
- 画像・動画・表などを適時挿入しているか?
ユーザーファーストを第一に考え、常に質の高いコンテンツを提供しましょう。
被リンク対策する
外部リンクから自社コンテンツへの被リンク対策も実施しましょう。
良質な被リンクが多いサイトは、検索エンジンからの評価が上がります。その結果、検索結果においても上位表示されやすくなります。
ただし、質の低い被リンクを集めると順位が下がる可能性もあります。被リンク対策の注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
定期的に更新する
SEO施策により上位表示ができても、それで終わりではありません。定期的にコンテンツを更新しないと、順位が下がる可能性があるためです。
とくに、流動性の高いキーワードを扱う場合は要注意です。たとえばSEO施策について解説した記事の場合、現在と10年前では内容も変化しています。
同じような内容のコンテンツであれば、より更新日時の新しい方が上位表示されやすいでしょう。定期的に更新し、正確かつ最新の情報を保つのが重要です。
まとめ:SEOの難易度を理解して上位表示を狙おう
SEOの難易度は、ターゲットとするキーワードにより変化します。
「検索ボリューム・競合サイト・キーワードのYMYL」などを総合的に判断し、SEOの難易度がどれくらいになるかを確認しましょう。
とはいえ狙ったキーワードで上位表示するためには、SEOに対する知識とスキルが求められます。もし社内にSEOについて詳しい人材がいなければ、SEO専門会社へ外注するのも1つの方法です。
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