相互リンクは、異なる2つのサイト間でリンクを渡し合うことです。相互リンクを正しく活用すれば、自社サイトの閲覧数や検索順位の改善につながります。
一方、相互リンクが原因で自社サイトに悪影響を及ぼすこともあるため、リンクの設置には慎重な判断が必要です。
本記事では相互リンクのSEO効果やメリット・デメリットを解説します。
相互リンクの設置で失敗したくない方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
相互リンクとは
相互リンクとはサイト間でリンクを設置し、互いにつなぎ合わせることです。相互リンクを正しく活用すれば、自社サイトのアクセス数が増加するだけでなく、検索エンジンからの評価も上昇します。
検索結果でも上位表示されやすくなるため、SEOにも効果的です。
では、相互リンクがもたらすSEOへの効果について、詳しく見ていきましょう。
相互リンクはSEOに効果的
相互リンクは、主にサイト同士の関連性が高い場合や、リンク先のサイトの質が高い場合に対し、SEOに効果を発揮します。
関連性のあるサイトや記事同士で相互リンクを設置すれば、ユーザーの利便性が高まるためSEOにも効果的です。またリンク先のドメインパワーが高い場合も、相互リンクにより自社サイトの評価も上がる可能性があり、SEOにプラスの効果を与えます。
では、相互リンクの相手先が官公庁や企業サイトなどではなく、個人サイトの場合はどうでしょうか。
個人サイトでも効果はあるのか?
相互リンクは個人サイトでも一定の効果が期待できるでしょう。同じテーマを扱うサイトや、コンテンツの質が高ければ個人サイトであっても検索エンジンの評価向上につながります。
個人サイトであっても、月間数万〜数十万万PVを超えるような人気サイトが数多くあります。自社サイトと関連性があり質の高いサイトであれば、ぜひ個人サイトとの相互リンクも検討してみましょう。
相互リンクのデメリットや注意点
相互リンクを設置する上でのデメリットや注意点は主に3つです。
- サイトの評価が下がる
- Googleからペナルティを受ける
- 無価値な相互リンクは逆効果になる
相互リンクは上記のデメリットや注意点を理解した上で、正しく設置しなければなりません。それぞれ詳しく解説します。
サイトの評価が下がる
相互リンクを設置する相手サイトの質が低いと、自社サイトの評価が下がる原因となります。
検索エンジンは自社だけではなく、相手先が信頼できるサイトかどうかも判断しています。コンテンツが乏しく質も低いようなサイトは、相互リンクの設置が逆効果になり得るため注意しましょう。
Googleからペナルティを受ける
相互リンクの数が不自然に多いと、Googleからペナルティを受ける恐れがあります。
なぜなら検索エンジンは、自作自演の被リンクや被リンクを購入しているサイトをスパムとみなすことがあるためです。検索エンジンからの評価も下がるため、結果としてSEOに悪影響を及ぼします。
無価値な相互リンクは逆効果になる
相手先が質の高いサイトであっても、自社サイトと関連のない無価値な相互リンクは避けるべきです。
Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)の中でも、関連性のないリンクや相互リンク集のページを作成するのは違反だとされています。無価値な相互リンクは検索エンジンから評価されない上に、Googleからペナルティを受ける恐れもある危険な行為です。
相互リンクのメリットや期待できる効果
相互リンクのメリットや期待できる効果は、主に4つです。
- サイトの信頼性が上がる
- アクセス数が増える
- ドメインパワーが上がる
- ユーザー満足度が高まる
上記を参考に正しく相互リンクを設置すれば、自社サイトの改善につながります。
サイトの信頼性が上がる
相互リンクは他サイトとの連携を深めます。そのため相手サイトの信頼性が高ければ、それに比例して自社サイトの信頼性も上がるでしょう。
検索エンジンからの評価にもつながるため、検索結果において上位表示されやすくなります。
アクセス数が増える
相互リンクを設置すれば相手サイトからの流入が増えるため、自社サイトのアクセス数増加につながります。
また、自社サイトのアクセス数が増えれば、おのずと被リンクの数も増加します。質の高い被リンクが増えれば検索エンジンからの評価も上がり、SEOにも効果的です。
ドメインパワーが上がる
相互リンクを設置する相手先によっては、自社サイトのドメインパワーも上がる可能性があります。
ドメインパワーが高いと、検索エンジンは良質なサイトだと判断します。検索エンジンからの評価が上がれば、検索結果でも上位表示されやすくなるでしょう。
関連記事:ドメインパワーとは?SEOへの影響や計測ツールを紹介
ユーザー満足度が高まる
相互リンクは関連性の高いサイトとリンクするのが基本です。そのため検索エンジンだけではなく、ユーザーにとっても良い効果をもたらします。
自社サイトがWebマーケティングについて扱っているのであれば、関連するサイトに相互リンクを設置することで、よりユーザーは興味や関心を深められるでしょう。
Google が掲げる 10 の事実においても、ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる、と最初に記されています。ユーザーの満足度が上がれば、結果としてアクセス数の上昇にもつながります。
相互リンクの設定方法
相互リンクの設定方法は、主に以下の通りです。
- サイトを選定する
- 問い合わせメールを送る
- 相互リンクを設定する
- 相手サイトを確認する
- 相互リンクを継続する
基本的には上記5つを手順通りに進めれば、問題なく相互リンクを活用できます。では、それぞれの手順を1つずつ解説します。
サイトを選定する
相互リンクの相手は、自社とテーマが関連しているサイトを選びましょう。
関連性がないサイトを選んだ場合、相互リンクの効果を得られないばかりか、Googleからペナルティを受ける可能性があるためです。自社のテーマと関連性が高く、ユーザーにとって有益となるサイトを探しましょう。
問い合わせメールを送る
相互リンク先の候補となるサイトを見つけたら、問い合わせフォームなどから相互リンクの設置を提案します。
提案する際は、自社サイトの説明やアピールポイント、相互リンクで得られるメリットなどを簡潔に伝えましょう。
相互リンクを設定する
相手サイトから了承を得られたら、相互リンクを設置しましょう。相互リンクを設置する際は、相手サイトのリンクページに自社サイトのURLを掲載します。
もしくは相手サイトの記事内に、自社サイトの関連記事のURLを設置するのも有効です。ただリンクを設置するのではなく、ユーザーが自然な形でリンク先に推移できるように配慮しましょう。
相手サイトを確認する
相手サイトに自社サイトのリンクが設置されたら、リンクが正常に作動しているか確認しましょう。URLの表記が異なるなど、なんらかの理由によりリンクが正常に作動していない可能性があるためです。
またリンク設置後も、相手サイトの品質に問題がないか、スパム判定されるような設置になっていないかなど、定期的に確認するようにしましょう。
相互リンクを継続する
相互リンクを設置した後も、相手サイトと関係を継続して深めていきます。相互リンク設置後も、相手サイトとの定期的な情報交換は必要です。
更新情報の共有や、コラボ企画の提案など、相互リンクをきっかけにWin-Winの関係に発展できるように努めましょう。
相互リンクでスパム判定を受けるとどうなる?
相互リンクでスパム判定を受けると、検索エンジンからの評価が大幅に下がり、自社サイトの掲載順位の下落につながります。
以下のような条件に該当すると、検索エンジンからスパム判定を受ける恐れがあります。
- 相手サイトとの関連性が低い
- 相互リンクの数が過剰
- 相手サイトの質が低い など
検索エンジンからスパム判定を受けないよう、慎重に相互リンクを設置しましょう。
まとめ:相互リンクは正しい知識のもとで活用しよう
相互リンクを正しく活用すれば、自社サイトの閲覧数や掲載順位の上昇が期待できます。
ただし、相互リンクが原因で自社サイトがペナルティを受ける恐れもあるため、相互リンクに対し慎重に判断している企業も多いでしょう。
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