コラム

カスタマージャーニーを活用したSEO対策とは?ペルソナ設定からキーワード選定まで解説

カスタマージャーニーはSEO対策をする際に重要な考え方の1つです。特にキーワード選定における影響が大きく、顧客に寄り添ったキーワードを抽出するために役立ちます。

そこで今回は、カスタマージャーニーを活用したSEO対策の仕方について解説します。

「カスタマージャーニーを活用して、顧客の悩みを解決するWebサイトを作りたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

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    <SEO対策について詳しく知りたい方はこちら>SEO対策とは?SEO対策のメリット・デメリットと対策方法を詳しく解説

    SEO対策におけるカスタマージャーニーの重要性

    カスタマージャーニーという言葉を耳にしたことはあるものの、具体的な内容まで理解していないという方も多いのではないでしょうか。

    カスタマージャーニーの概要と、SEO対策における重要性について解説します。

    カスタマージャーニーとは

    カスタマージャーニーとは、顧客の行動を旅に見立て、時系列ごとに視覚化したものです。

    顧客が商品を認知してから購入するまでの流れを分析し、自社商品の認知拡大や販売促進のための施策を検討する際に活用します。

    カスタマージャーニーは、現代マーケティング理論の権威であるフィリップ・コトラーの著書「Marketing 4.0」で提唱された概念です。

    現在も多くの企業が、マーケティング施策を考える際に取り入れています。

    SEO対策における重要性

    カスタマージャーニーは、WebサイトにおけるSEO対策でも重要な役割を果たします。特にキーワード選定をする際に重宝される考え方です。

    一般的なキーワード選定では、ツールを使用した機械的な調査により、網羅的に洗い出す方法が主流です。

    調査時点でのトレンドを把握できる一方で、国の経済状況や社会情勢により大きく変動する可能性もあるため、不確定要素が多いケースも少なくありません。

    一方、カスタマージャーニーを活用した場合は、顧客の行動パターンや人間の本能的な側面に着目してキーワードを抽出します。

    調査ツールを使う方法よりも手間はかかるものの、重要度が高いキーワードのみを抽出できるメリットがあります。

    SEO対策に効果的なカスタマージャーニーマップの作成方法

    顧客の日常生活から商品の購入まで、あらゆる段階における企業と顧客の接触ポイントを書き出したものがカスタマージャーニーマップです。

    SEO対策に効果的なカスタマージャーニーマップの作成方法について解説します。

    1. ペルソナを設定する
    2. ゴールを設定する
    3. テンプレートを埋めていく
    4. キーワードを選定する

    それぞれのステップごとにポイントを解説します。

    ペルソナを設定する

    ペルソナとは、自社の顧客を想定して設定された架空の人物像を意味する言葉です。

    どのような人物をターゲットにするのかあらかじめ明確にすることで、プロジェクトメンバーとの共通認識ができます。具体的には次のような項目を決定します。

    • 名前
    • 年齢
    • 性別
    • 職業
    • 居住地
    • 収入
    • 家族構成
    • 価値観
    • ライフスタイル

    本当に実在するかのような詳細な人物像を描くと、プロジェクトメンバー間での認識の齟齬を防げるでしょう。

    関連記事:ペルソナの設定方法とは?具体例や注意点を解説

    ゴールを設定する

    ステップ1.で決めたペルソナを、最終的にどのような状態まで持っていきたいのか、具体的なゴール地点を設定します。

    商品紹介ページへと着地させたいのか、あるいは資料請求まで誘導したいのか、ゴール地点は企業ごとにさまざまです。スタートとゴールを最初に定めておくと、目標達成までに余計な回り道をする可能性を下げられます。

    ゴールを設定する際は「成約数100件、売上300万円」と数字を入れるのがおすすめです。達成したい目標の大きさによって、狙うべきキーワードボリュームも変化します。

    効率よくキーワード選定するためにも、明確なゴールを設定しましょう。

    テンプレートを埋めていく

    ペルソナとゴールが定まったら、テンプレートに沿って間を埋めていきます。カスタマージャーニーマップのテンプレートは次の通りです。

      顧客ニーズ 商品認知 比較検討 購入 利用 継続・再購入
    行動            
    状況・思考            
    キーワード            

    テンプレートを埋めていくと、自社の目的を達成するために必要なキーワードが浮き彫りになります。

    キーワードを選定する

    ステップ3.で抽出したキーワードを選別する段階です。似ているキーワードを統合したり、一つひとつに優先順位をつけたりして、整理します。

    キーワード選定で注意したいのが、成約地点に近いキーワードばかり狙わないことです。

    例えば「営業 転職 東京」や「チャットボット ツール おすすめ」は、成約地点に近く競合が強いキーワードです。

    このようなキーワードに対しては多額の広告費がかけられており、基本的なSEO対策だけで上位を狙うのは至難の業になります。

    「営業職 向いてない」や「チャットボット メリット」など、成約地点から少し離れたキーワードも狙いましょう。

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    カスタマージャーニーを活用したSEO対策のコツ

    カスタマージャーニーマップから抽出したキーワードにより、大まかな方向性が明確になりました。

    しかし、それらのキーワードだけでは目標達成に必要なアクセスを集めることはできません。より効果的なSEO対策をするための、キーワードの広げ方について解説します。

    新たな切り口を考えながらキーワードをブレストする

    カスタマージャーニーマップから抽出したキーワードは、切り口を変えると新たなキーワードにつながります。抽象化したり、関連語に入れ替えたりして、新たなキーワードを書き出しましょう。

    具体的には、次のようなイメージです。

    • 「営業 転職 東京」
      • →「エンジニア 転職 大阪」「営業 中途採用 東京」など
    • 「チャットボット ツール おすすめ」
      • →「チャットボット 社内 メリット」「チャットボット 導入事例」など

    最初に設定したペルソナの職業や居住地、ライフスタイルなどを変えてみると、新たな切り口を発見できます。

    1つのキーワードから3〜5個の新規キーワードをブレストできると、網羅性が高まるでしょう。

    関連記事:関連キーワードとは?仕組みや調べ方、SEOで重要な理由を解説

    検索キーワードの粒度をそろえて検討する

    キーワードをブレストしたら一度、整理し直します。キーワードの数が増えるほど重複コンテンツ発生のリスクが高まるため、粒度をそろえて検討しましょう。

    キーワードごとの共通点に注目しながら、似ているものはひとまとめにします。全体で3〜5個のグループに分けられたとき、その一つひとつがWebサイトのカテゴリになります。

    キーワードを取捨選択する

    カテゴリごとにキーワードを見比べて、それぞれに優先順位をつけましょう。SEO対策の効率性を決定づける、最後の重要な段階です。

    キーワードの取捨選択で大切なのは、次の3点です。

    • 自社のマネタイズ方法に合っているか
    • 検索ボリュームの大小
    • 成約地点からの距離感

    キーワードとマネタイズ方法との関係性が薄いと、集客しても成果につながらない場合がよくあります。

    例えばチャットボットツールを提供しているのに、SNS集客について紹介しても求める顧客は集まらないでしょう。いま一度、最初に設定したペルソナを思い浮かべながら、キーワードを吟味していく必要があります。

    また、キーワードの重要性を見極めるためには、次の2つに当てはまるか確認するとよいでしょう。

    • 検索ボリュームは大きいが、成約地点から遠い
    • 検索ボリュームは小さいが、成約地点から近い

    大企業のように多額の予算を割けない場合には、上記2つのキーワードに絞ってSEO対策を行うのが効率的です。

    競合が強く上位表示が難しいキーワード、ニーズが少なく成約地点から遠いキーワードは除外することをおすすめします。

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    まとめ:カスタマージャーニーを活用したSEO対策をしよう

    カスタマージャーニーとは、顧客の行動パターンを旅に見立てて視覚化したものです。顧客ニーズの把握から商品購入に至るまでの行動を分析し、マーケティング施策に役立てる目的で活用されます。

    SEO対策に効果的なカスタマージャーニーマップを作成するためには、ペルソナ設定からキーワード選定まで順を追って進めていくのが大切です。

    特に最初のペルソナ設定がブレていると、一貫性のないWebサイト運営につながるため注意つけましょう。

    より効果的なSEO対策をするためには、抽出したキーワードを吟味することも大切です。切り口や粒度を変えたり、検索ボリュームと成約地点の関係性に注目したりすると、狙うべきキーワードが明確になるでしょう。

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