ブログカードを使えば、ページ内のリンクや遷移先のページの情報をユーザーにわかりやすく伝えられます。コンテンツの装飾の役割も果たすため、ページ全体のデザインを向上させることも可能です。
しかし、使い方を誤るとユーザビリティを損ねたり、リンクに気づいてもらえなかったりなどのリスクが生まれます。
この記事では、ブログカードのメリットやテキストリンクとの違い、作成方法について解説していきます。ブログカードの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
ブログカードとは?
ブログカードは、リンクの設置方法の1つです。リンク先のアイキャッチ画像やタイトル、説明文などをまとめてカード形式で表示します。
ユーザーの視認性が高く、遷移先のページの内容を伝えやすい点がメリットです。表示にスペースを使うため、見出しごとの文末やページの下部にリンクを挿入する際に向いています。
テキストリンクとの違い
テキストリンクは、文章内のテキストに直接リンクを設置する方法です。
自然にコンテンツに溶け込む一方で、適切な装飾を施せばリンクであることも伝わりやすいです。スペースを取らないため、文章の途中でリンクを挿入したい場合に向いています。
ブログカードとテキストリンクに優劣はない
リンクは、前後の文脈や設置場所に応じて適した挿入方法が異なるため、ブログカードとテキストリンクに優劣はありません。
以下の表を参考に使い分けましょう。
ブログカード | テキストリンク | |
---|---|---|
適したケース | ・内部リンク ・文章の区切りがよい ・リンクを目立たせたい ・回遊率を上げたい |
・外部発リンク ・さりげなく表示したい ・文章の途中でリンクを入れたい ・リンクの文字列を自由に設定したい |
ブログカードがSEOに直接的な影響を与えることはない
ブログカードの設置がSEOに直接影響する事はありません。
しかし、Webサイトの回遊性やユーザーエクスペリエンスに関係するため、間接的な影響は与えます。
たとえば、テキストの途中にブログカードが大量に挿入されていると読みづらくなるため、ユーザーは文章に集中できません。結果として離脱され、ユーザーの満足度が低いサイトとしてSEOの評価が下がる恐れがあります。
リンクを設置する場所に応じて、ブログカードとテキストリンクのどちらが適切か見極めることが大切です。
ブログカードのSEO上のメリット
ブログカードを使用すると、得られるSEO上のメリットは以下3つです。
- ユーザーの目を惹きやすい
- リンク先の情報がイメージしやすい
- 記事の見栄えが良くなる
それぞれ詳しく解説していきます。
ユーザーの目を惹きやすい
ブログカードの魅力は、視覚的なインパクトです。
画像や装飾を使ってリンクの存在をアピールできるため、ユーザーの目を惹きやすくなります。読了後に他のコンテンツに興味を持ち、回遊率の向上が期待できます。
リンク先の情報がイメージしやすい
ブログカードでは、画像や説明文を表示できるため、ユーザーがリンク先の情報をイメージしやすくなります。リンクに対して安心感が生まれ、サイト内の回遊率が向上します。
その際、ページの内容が簡潔に伝わるアイキャッチ画像や説明文を制作するとより効果的です。伝わりやすい構成をユーザー視点で考えながら、工夫を凝らしましょう。
記事の見栄えが良くなる
ブログカードを活用すると、ページ全体のデザインも良くなります。
デザインが良いサイトは、ユーザーにストレスを与えづらいため、滞在時間の向上が見込めます。優れたユーザー体験を提供できると、SEOにも良い影響をもたらすため、積極的に活用しましょう。
ブログカードのSEO上のデメリット
ブログカードのSEO上のデメリットは、下記の3つです。
- デザインによってはユーザビリティが低下する
- 多用するとページの読込み速度が低下する
- 広告と間違われる可能性がある
それぞれ詳しく解説していきます。
デザインによってはユーザビリティが低下する
ブログカードは、デザインが悪いとユーザビリティが低下します。
たとえば、以下のようなケースです。
- アイキャッチ画像にフリー素材をそのまま使用している
- ページのトンマナと合っていない
- ページの背景色とコントラストがない
フリー素材をそのまま使用しているアイキャッチ画像では、遷移先のページの内容が視覚的に伝わりません。
また、ページのトンマナと合っていない色使いやレイアウトを採用すると、印象が悪くなります。加えて、背景色とコントラストがない場合、リンクであることに気づいてもらえない可能性もあります。
ブログカードの強みがなくなるため、デザインには細心の注意を払いましょう。
多用するとページの読込み速度が低下する
ブログカードは、テキストリンクに比べて表示に必要な情報が多いです。
そのため、多用するとサーバーに負荷がかかり、読込み速度が低下する恐れがあります。表示速度が極端に遅いとSEO評価が下がる可能性もあるため、注意が必要です。
広告と間違われる可能性がある
ブログカードは見た目が似ていることから、バナー広告と混同される可能性があります。
不信感からクリックしてもらえない恐れがあるため、前後の文脈を確認し、リスクがありそうなら使用を避けましょう。特にコンバージョンに関係するリンクなどは、テキストリンクの方がおすすめです。
ブログカードの作成方法
ブログカードは、以下3つの方法で作成できます。
- HTMLとCSSで作成する
- テーマに搭載されている機能を使う(WordPress)
- プラグインを使う(WordPress)
それぞれ詳しく解説していきます。
HTMLとCSSで作成する
HTMLとCSSを使えば、ブログカードのデザインを自由に作り込めます。
ブログカードにしたいリンクをdivタグで囲んでclassを当てた後、CSSで任意の装飾を施しましょう。知識が必要な方法ですが、比較的簡単なため少し勉強すれば実装可能です。
テーマに搭載されている機能を使う(WordPress)
WordPressには、デフォルトでブログカードの生成機能が搭載されています。
しかしデザインが一律であるため、Webサイトのデザインとマッチしないことがほとんどです。
そこでテーマ独自のブログカード生成機能を活用すれば、サイトのトンマナに合わせたデザインを簡単に実装できます。機能の有無や使用方法はテーマによって異なるため一度、使用しているテーマの公式サイトを確認してみましょう。
プラグインを使う(WordPress)
WordPressの場合、Pz-LinkCardというプラグインを使えば、簡単にブログカードを生成できます。デザインや仕様なども専門知識無しで変更できるため、誰でも好みのリンクカードが作れます。
しかし、プラグインを使用すると動作が重くなり、読込み速度の低下につながるため注意が必要です。他の方法を検討した上で、最終手段として利用しましょう。
まとめ:必要に応じてブログカードとテキストリンクを使い分けよう
ブログカードとテキストリンクは、必要に応じて使い分けることでWebサイトのユーザビリティを向上させられます。リンクを目立たせたい、コンテンツ全体のデザインを良くしたいなどの場合は、積極的にブログカードを利用しましょう。
しかし、ブログカードのデザインが悪かったり、過剰に使用したりすると却ってユーザーのストレスになるため注意が必要です。
この記事を参考に、適切な方法でブログカードを活用してください。
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