コラム

構造化マークアップとは?SEOへの効果やメリット・デメリットを解説

構造化マークアップは、クローラーがWebページのコンテンツをより理解しやすいように情報を記述することです。通常のHTMLマークアップに構造化マークアップを実装することで、SEO上有利に働く可能性があります。

しかし構造化マークアップを効果的に活用するためには、基礎知識はもちろん、メリットとデメリットも理解しておかなければなりません。

本記事では構造化マークアップの基礎知識や記述方法などを解説します。

構造化マークアップは使い方を間違えると、Googleからスパム判定されるといったデメリットがあります。構造化マークアップの活用で失敗したくない方は、ぜひ最後までご覧ください。

構造化マークアップとは?

構造化マークアップとは、Webページのコンテンツを検索エンジンが、より正確に理解できるようにするためのマークアップ方法です。

通常のHTMLマークアップでは、テキストの意味や構造を検索エンジンが完全に理解することはできません。例えば自社サイトに会社の代表者や創業日などを記載する場合、下記のように<div>タグで囲んだだけでは、クローラーは会社名と創業日だと理解できません。

<div>
会社名:株式会社 eclore
創業:2008年 1月 11日
</div>

構造化マークアップでHTMLタグに追加の属性や情報を付加すれば、検索エンジンにコンテンツの意味や構造を明確に伝えられるのです。実際に構造化マークアップで会社名と創業日を記述すると、以下のようになります。

<script type=”application/ld+json”>
{
  “@context”: “http://schema.org”,
  “@type”: “Organization”,
  “name”: “株式会社 eclore”,
  “foundingDate”: “2008-01-11”
}
</script>

上記のマークアップでは、企業や組織に関する情報をマークアップするため「Schema.orgのOrganizationスキーマ」に基づいて記述しています。

また上記は構造化マークアップの一例にすぎません。必要に応じて属性や情報を追加したり、属性値を変更したりすることも可能です。

セマンティックWebとは?

セマンティックWebとは、Webページのコンテンツに意味を付与し、コンピュータが効果的に情報収集や処理、判断できるようにするための構造のことです。セマンティックWebの目的は、Webページを「ただ閲覧する」という行為に対し、データの交換の側面に加えて意味の疎通を付け加えることです。

例えば商品情報をサイトに記載する場合、セマンティックWebで商品の名称や価格といった情報をメタデータとして付加すれば、コンピュータが商品の特徴や性能を理解できます。

セマンティックWebはまだ発展途上の技術ですが、技術が進歩し普及することでよりWebサイトの利便性が高まるでしょう。

構造化マークアップの実装方法

構造化マークアップの実装方法は、以下の3つです。

  • HTML上に直接マークアップする
  • データハイライターを使いマークアップする
  • 構造化データマークアップ支援ツールを使う

では、1つずつ詳しく解説します。

HTML上に直接マークアップする

HTMLに直接マークアップする場合の手順は、以下の通りです。

  1. 使用する構造化マークアップのスキーマを決める
  2. スキーマに定義されている属性を記述する
  3. マークアップをWebページのHTMLに追加する

なお構造化マークアップのスキーマは、Schema.orgのサイトで公開されています。

Schema.orgとは、Google・Yahoo!・Microsoftによって共同開発された、Webページのコンテンツを構造化するためのマークアップ言語です。Schema.orgはさまざまな種類の情報をマークアップするためのスキーマが定義されており、HTMLへ直接実装できます。

関連記事:メタタグとは?SEOにおける役割と書き方を解説

データハイライターを使いマークアップする

Googleが提供するデータハイライターを使い、構造化マークアップを実装する方法です。

データハイライターを使えばHTMLソースコードへ構造化データを記述することなく、Webサイトの構造や情報をGoogleへ伝達できます。

なおデータハイライターを使う際は、所有者権限もしくはフル権限が付与されているGoogleアカウントでログインしておく必要があります。データハイライターを使った構造化マークアップの手順は、以下の通りです。

  1. Googleサーチコンソールの「以前のツールとレポート」→「詳細」からデータハイライターを開く
  2. マークアップしたいWebページのURLを入力する
  3. マークアップしたい情報をタグ付けする
  4. マークアップをHTMLにコピーする

また、データハイライターを使うタグ付けできる情報は、以下の10タイプのデータです。

  • 商品
  • イベント
  • レシピ
  • レビュー
  • 地図
  • ニュース
  • 人物
  • 組織
  • サービス
  • 動画

もしデータハイライターでサポートされていないデータタイプを実装したい場合は、HTMLに直接構造化マークアップを実装しましょう。

構造化データマークアップ支援ツールを使う

同じくGoogleが提供する構造化マークアップ支援ツールを使っても、構造化マークアップを実装できます。なおツールを使う際は、GoogleサーチコンソールとWebサイトとの連携が必要です。

構造化マークアップ支援ツールの利用手順は、以下の通りです。

  1. 構造化マークアップ支援ツールを開く
  2. データタイプを選択する
  3. URLもしくはHTMLを貼り付ける
  4. 「タグ付けを開始」を選択する
  5. マークアップしたい情報を設定後「HTMLを作成」を選択する

あとは作成された構造化データのソースをサイトへ貼り付ければ、構造化マークアップを実装できます。

構造化マークアップによるSEOへのメリット

構造化マークアップによるSEOへのメリットは、以下の2つです。

  • 検索エンジンがサイトを認識しやすくなる
  • リッチリザルトで表示されることがある

それぞれ詳しく解説します。

検索エンジンがサイトを認識しやすくなる

構造化マークアップを実装することで、検索エンジンがサイトの内容をより認識しやすくなります。

サイトの評価を高め検索結果で上位表示されるためには、クローラーに対してコンテンツの内容を正しく認識させなければなりません。構造化マークアップで正確な情報が伝わることで、サイトの評価が上がりSEOの改善にもつながります。

関連記事:Googleにクロールをリクエストするタイミングや手順を解説

リッチリザルトで表示されることがある

構造化マークアップされたコンテンツは、リッチリザルトとして表示されることがあります。

リッチリザルトのメリットは、ユーザーに対しより視覚的に情報を届けられることです。たとえば「福岡市 アルバイト」のキーワードで検索すると、リッチリザルトとして福岡市付近の求人情報が表示されます。

リッチリザルトでコンテンツが表示されるとクリック率の向上が見込めるため、結果としてサイトの評価が上がりSEOにも好影響を与えます。

関連記事:コンテンツが拡散される仕組みとは?手法やアプリ別の特徴を解説

構造化マークアップのデメリットや注意点

構造化マークアップのデメリットや注意点は、以下の2つです。

  • 予備知識が必要になる
  • スパム判定される可能性がある

では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

予備知識が必要になる

構造化マークアップを実装するためには、前提としてHTMLやJSON-LDなどの基礎知識を持っていることが必要です。

構造化マークアップはサイトのソースコードに直接記述するため、知識がないとサイトの表示が崩れる可能性があります。またツールを使用する場合も適切なスキーマを選ぶ必要があるため、予備知識がないと失敗しやすくなります。

スパム判定される可能性がある

不適切もしくは不正なTypeを使ってマークアップすると、Googleからスパム判定される可能性があります。

Googleでは構造化データに関するガイドラインが定められています。ガイドラインに反する構造化マークアップは、当然ながらペナルティの対象です。Googleの公式ページ「手動による対策レポート」で詳しく解説されているので、構造化マークアップを実装する前に確認しておきましょう。

関連記事:低品質コンテンツとは?SEOへの影響や対処法を解説

構造化マークアップの検証方法

構造化マークアップの検証方法は、おもに以下の2つです。

  • Googleサーチコンソールを使う
  • 構造化マークアップのリッチリザルトテストを使う

では、1つずつ詳しく解説します。

Googleサーチコンソールを使う

Googleサーチコンソールを使えば、簡単に構造化マークアップを検証できます。手順は以下の通りです。

  1. Googleサーチコンソールを開く
  2. 構造化マークアップページを開く
  3. 検証するWebページのURLを入力する
  4. 検証ボタンをクリックする

もし構造化マークアップにエラーや警告があれば、内容と理由が表示されます。新たに構造化マークアップを実装した際には、サーチコンソールで正しく記述されているか検証することをおすすめします。

構造化マークアップのリッチリザルトテストを使う

Googleが提供する「リッチリザルトテスト」を使っても、簡単に構造化マークアップを検証できます。検証の手順は以下の通りです。

  1. リッチリザルトテストを開く
  2. 検証したいURLもしくはコードを入力する
  3. URL(コード)をテストをクリックする

もしエラーが表示された場合は、エラー内容を参考にコードを修正しましょう。

リッチリザルトもGoogleサーチコンソールと同様に無料で利用できるので、使いやすい方法で検証すると良いでしょう。

構造化マークアップのよくある質問

構造化マークアップについて、よくあるQ&Aを解説します。

いずれも構造化マークアップを実装する際には、把握しておきたい項目です。ぜひ参考にしてみてください。

構造化データの作成ツールはありますか?

構造化データの作成ツールには、以下のようなものがあります。

ツール名

特徴

Schema.org

・さまざまなスキーマに対応している
・HTML、JSON、YAMLなどの形式で構造化データを出力できる

構造化マークアップ支援ツール

・利便性が高い
・正しいスキーマに基づいたマークアップを作成できる

microdata.js

・headタグ要素以外の場所でmetaやlink要素を使い記述できる

JSON Crack

・JavaScriptとの相性が良い
・テキストベースで軽い

Webサイトの特徴に合わせて、使いやすい作成ツールを選ぶと良いでしょう。

構造化データマークアップの種類は?

構造化データマークアップの種類は、以下の3つです。

種類

特徴

JSON-LD
(JavaScript Object Notation for Linked Data)

・scriptタグを使用し、JSON形式で記述する
・Google推奨

microdata

・HTML5でのみマークアップできる
・HTMLが一致しやすくタグや属性で統一できる

RDFa
(Resource Description Framework in Attributes)

・幅広い言語で使用できる
・XMLでも使用可能

なお、Googleが推奨しているのはJSON-LDのみです。他2つも使えない訳ではありませんが、高度な技術を要したり、形式が古いといったデメリットがあります。

まとめ

構造化マークアップの種類やツール、SEOへの効果やメリット&デメリットなどを解説してきました。

構造化マークアップはクローラーに対してコンテンツの内容をより正確に伝えられるため、サイトの評価が上がりSEOにも好影響を与えます。

構造化マークアップの実装化でお悩みの方は、ぜひランクエストまでご相談ください。

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