コラム

Google検索品質評価ガイドラインとは?概要とSEOに活かすポイントを解説

検索品質評価ガイドラインとは、Googleが外部の検索品質評価者に向けて策定したものです。

内容は膨大かつ英語で記載されているため、読み解くには時間と労力が必要です。

そこで今回は、検索品質評価ガイドラインの概要や特に重要な部分をピックアップし、分かりやすくお伝えします。

検索品質評価ガイドラインについて知りたいSEO担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

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    検索品質評価ガイドラインとは

    検索品質評価ガイドラインの特徴は下記の通りです。

    • 検索品質評価者に向けたガイドライン
    • 公開されているものは英語版のみ

    また、次の内容についても追って解説します。

    • Googleが検索品質ガイドラインを公開する目的
    • 検索品質評価ガイドラインが最後に更新されたのはいつ?

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

    検索品質評価者に向けたガイドライン

    検察品質管理者とは、Googleが雇用した専門チームで、検索結果の品質を評価する役職です。

    Googleは定期的にアルゴリズムアップデートを実施しており、その際の影響を把握するために検索品質評価者のフィードバックを利用しています。

    ここで行われた評価が検索結果に直接影響するわけではないものの、ガイドラインによって評価者が参考にすべき基準が定められています。

    公開されているものは英語版のみ

    この検索品質評価ガイドラインには、PDFで公開された英語版のみが存在しています。

    したがって、内容を知るには日本語に翻訳しなければなりません。

    翻訳ツールを使って読み解くこともできますが、ページ数が175ページにも及ぶため、すべて理解するには労力を要するでしょう。

    Googleが検索品質評価ガイドラインを公開する目的

    検索品質評価ガイドラインは、Googleの内部資料です。

    しかし一般公開されており、誰でも閲覧できます。その理由はなぜでしょうか。

    2015年12月7日に更新された「Google検索セントラルのブログ」によると、

    • Google検索の透明性を向上させるため
    • Googleが求めるページがどのようなものかウェブマスターに示すため

    といった目的で公開されたものであることが記載されています。

    検索品質評価ガイドラインを参考にすることで、Googleの求めるページやその評価基準の理解につなげられます。

    検索品質評価ガイドラインが最後に更新されたのはいつ?

    検索品質ガイドラインは定期的に見直されており、最後の更新日は2024年の3月5日です。

    前回の2023年11月16日から、およそ4ヶ月弱で更新されています。

    最新の更新内容はAI生成コンテンツに関するものが主で、比較的軽微な内容でした。

    AI生成のみを使用したような人による関与がないコンテンツは、信頼性に欠ける可能性が高く、ユーザーに誤解を招く恐れがあると示されています。

    この内容から、コンテンツがAI生成によるものである場合は、人による編集やファクトチェックが必要不可欠であることが学び取れます。

    このようにGoogleはユーザーの利益を追求するため、検索品質評価ガイドラインを策定し、定期的に更新を行っています。

    検索品質評価ガイドラインの要点

    検索品質評価ガイドラインの要点をつかむために、下記3つの内容について理解しておきましょう。

    • ページの品質
    • ユーザーニーズの理解
    • ユーザーの利便性

    それぞれ詳しく解説します。

    ページの品質

    Googleはユーザーにとって高品質なページを高く評価します。

    高品質なページとは、主に下記のような要件を満たしたものです。

    • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の要件をクリアしている
    • 安全性が高くエラーが発生しない
    • モバイル端末で表示がしやすい
    • ユーザビリティに優れている
    • コンテンツの独自性が高い

    ユーザーにとって価値のある内容が信頼性の高い情報源に基づいて記されていることや、使いやすいページであることが重要です。

    また、ユーザーに危害を及ぼすようなページは最低ランクの品質であることも記載されています。

    品質の高いページにするためには、第三者から見ても分かりやすく、Webサイトが安全に利用できるようにしなければなりません。

    ユーザーニーズの理解

    検索品質評価ガイドラインで、Googleはユーザーニーズの正しい理解を促しています。

    これは検索意図に合ったページを表示させ、ユーザーが探している情報を表示させることを目的としているためです。

    1つの検索クエリに対して複数のニーズが考えられる場合もあり、多角的な視点で調査することが求められています。

    たとえば、「SEO」と検索したユーザーには、次のような複数の検索意図が考えられます。

    「SEOの意味を知りたい」

    「WebサイトのSEO対策をしたい」

    「SEO対策を外部に依頼したい」

    キーワードを追求していくと、思わぬ検索意図が分かることもあります。

    ユーザーが入力したキーワードに対して、どのような背景や意図が含まれているかを理解することに努めましょう。

    ユーザーの利便性

    検索品質評価ガイドラインには、ユーザーが使いやすいかどうかの項目が設けられています。

    コンテンツの内容だけでなく、そのページがユーザーにとってストレスなく閲覧できているかも加味しなければなりません。

    また近年はモバイルビリティが重要視されており、スマートフォンやタブレット端末などでの使いやすさも重要です。

    操作性が優れているかどうかや、入力しやすいかどうかなど、ユーザー体験の向上が求められています。

    検索品質評価ガイドラインから読み解くSEOのポイント

    検索品質評価ガイドラインには、ユーザーに価値を提供するための評価基準が記されています。

    そこからSEO担当者が意識すべきポイントは下記4つです。

    • E-E-A-Tを高める
    • YMYLでは特に専門性や信頼性を担保する
    • ユーザーニーズを捉えたページを作成する
    • ページエクスペリエンスを高める

    これらのポイントを踏まえ、自社のSEOに活かしていきましょう。

    E-E-A-Tを高める

    E-E-A-Tとは、

    • Experience(経験)
    • Expertise(専門性)
    • Authoritativeness(権威性)
    • Trustworthiness(信頼性)

    の頭文字を取った略語で、検索品質評価ガイドラインにある4つの指標です。

    それぞれの指標の意味は下記の通りです。

    Experience(経験) その分野において十分な経験を持っているかを評価する指標

    (例)

    豊富な知識やスキルを持っている

    長年にわたって経験を積んでいる

    実際にその分野で働いている

    Expertise(専門性) 特定の分野について専門的な知識を持っているかを評価する指標

    (例)

    専門的な資格や学位を持っている

    専門的な書籍や記事を執筆している

    専門家として認められている

    Authoritativeness(権威性) どれくらい権威を持っているかを評価する指標

    (例)

    業界内で認められている

    他の専門家から引用されている

    メディアで取り上げられている

    Trustworthiness(信頼性) 信頼できる情報源であるかを判断する指標

    (例)

    客観的で偏りのない情報提供

    情報の出所が明確

    セキュリティ対策がしっかりしている

    E-E-A-Tを高めることで、Googleから信頼性の高いWebサイトであると評価されやすくなります。

    したがって、E-E-A-Tの指標に則ってSEOを実施することが成果を上げるためのポイントです。

    YMYLでは特に専門性や信頼性を担保する

    YMYL(Your Money Your Life)とは、ユーザーの生活に大きな影響を与える可能性のある情報を含むジャンルのことです。

    Googleの品質評価ガイドラインでは、「人の幸福や健康、経済的安定、または安全に影響を与える可能性のあるトピック」と定義されています。

    YMYLの対象となるジャンルは、下記7つです。

    • ニュース・時事問題
    • 法律・政府
    • 金融・財産
    • ショッピング
    • 健康・医療
    • グループ(宗教・国籍等)
    • その他

    検索エンジンはこれらのジャンルに対して、特に高い基準を設けています。

    したがってYMYLジャンルにおいては、特にE-E-A-Tの基準を満たすコンテンツを心がけ、専門性や信頼性の高い情報を意識することが重要です。

    ユーザーニーズを捉えたページを作成する

    ユーザーはある疑問や課題などのニーズを満たすために検索します。

    SEO対策では、それらのニーズを満たすためのコンテンツを作成することが重要です。

    検索品質評価ガイドラインにおいても、ユーザーのニーズに関する項目が大部分を占めています。

    良質なコンテンツを作成するためには、ユーザーの悩み事を理解するためにリサーチを行い、課題を解決するページを作成しましょう。

    ページエクスペリエンスを高める

    ユーザーがWebサイトを操作する際の全体的な体験のことを、ページエクスペリエンスと呼びます。

    ページエクスペリエンスに影響する要素には、下記の項目が挙げられます。

    • 読み込み速度
    • ページの安定性
    • 読み込み速度
    • セキュリティ
    • コンテンツの質

    ページエクスペリエンスを高めることでユーザーの満足度が向上し、間接的にSEOの評価を高めることにつながります。

    コンテンツの品質向上と合わせて、Webサイト全体の改善も図ることが重要です。

    検索品質ガイドラインを活用する際の注意点

    検索品質評価ガイドラインを参考にすることで、SEO施策の改善が可能です。

    ただし、下記のような注意点も踏まえて活用するようにしましょう。

    • 直接的に検索順位を向上させるものではない
    • 他のガイドラインも参考にする
    • 効果測定と改善を繰り返しユーザーの利益に寄与する

    それぞれ順を追って解説します。

    直接的に検索順位を向上させるものではない

    検索品質評価ガイドラインはそれ自体が直接、検索順位に影響を及ぼすものではありません。

    検索順位を向上させるための指標ではなく、あくまで品質評価者に向けたものです。

    なお検索品質評価者が行ったフィードバックは、検索エンジンのアルゴリズム調整のために用いられます。

    Googleのアルゴリズムは一般に公開されていないため、方針を読み解いてSEOの改善に役立てることは可能です。

    SEO担当者向けのガイドラインではないことを踏まえて活用しましょう。

    他のガイドラインも参考にする

    検索品質評価ガイドラインだけでなく、SEOに役立てられる他の指標も参考にしましょう。

    Googleが公開している「Google 検索の基本事項」や「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」は、SEO担当者に向けたガイドラインです。

    また「Googleが掲げる10の真実」も読んでおくと、Googleの方針への理解を深めるうえで役立つでしょう。

    これらのページには、SEOにおいて重視すべきポイントが盛り込まれています。

    Googleの企業理念は「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすること」です。

    したがってユーザーニーズを正しく理解し、最上級の価値を提供することがSEOを成功に導くポイントであるといえます。

    効果測定と改善を繰り返しユーザーの利益に寄与する

    検索品質評価ガイドラインを参考にSEO施策を行う際、必ず効果測定を実施しましょう。

    効果測定を実施しないと、実際にどのような効果があったのか見定められません。

    SEOには、定期的な効果測定と改善が必要不可欠です。

    GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスなどの測定ツールを活用し、施策の影響について定量的に確認しましょう。

    改善を繰り返すことでWebサイトの価値を高められ、検索順位の向上につながります。

    まとめ:検索品質評価ガイドラインを正しく理解しSEOに活用しよう

    検索品質評価ガイドラインはGoogleの内部資料ですが、SEO担当者も参考にできる資料です。

    ユーザーに価値を与えるために、ページエクスペリエンスの向上や、E-E-A-Tを意識したコンテンツ作成を心がけるとよいでしょう。

    ガイドラインのコンセプトを理解して活用し、定期的な効果測定と改善を繰り返して運用してください。

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