コラム

EFOとは?フォームから離脱する原因や改善のポイントを解説!

Web制作やマーケティングなどに携わっていると、EFOという言葉を聞く機会もあるでしょう。

「EFOについて詳しく知り、自社サイトのCVR向上につなげたい」

このようにお考えの方は、EFOについて学び、実施するのがおすすめです。

今回は、EFOの概要や改善のポイントを解説します。本記事を参考に、ユーザーの行動を喚起して、成約率の向上につなげましょう。

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    <SEO対策について詳しく知りたい方はこちら>SEO対策とは?SEO対策のメリット・デメリットと対策方法を詳しく解説

    EFOとは入力フォームを最適化すること

    EFOとは「Entry Form Optimisation」の略で、エントリーフォーム最適化を意味します。資料請求や問い合わせなどの入力フォームで、ユーザーがストレスなく利用できるよう改善する施策のことです。

    商品の購入やサービスの契約を考えるユーザーがフォームに訪れた際、何らかの理由で離脱する場合があります。

    したがって、コンバージョンにつなげるためには、フォームの最適化が必要なのです。

    入力フォームに到達したユーザーの約半数が離脱してしまう

    商品やサービスに関心があり、フォームに到達したユーザーの40%〜50%は離脱するといわれています。フォーム解析ツールの運営会社である「Formisimo」が2013年に発表したデータでは、全体の70%が離脱しているという結果が出ています。

    ただし海外の事例であるため、必ずしも日本の企業や取り扱い商品に当てはまるとはいえません。しかしながら、半数以上の離脱は十分に起こり得ると考えられます。

    EFOを図るにはサイト全体の改善が必要

    EFOを考えるうえで、ただフォームを改善するだけでは不十分です。適切なターゲットに働きかけているか、効果的なLPを設置できているかも重要です。Web集客がうまくいかないと、入力フォームを改善してもコンバージョンの向上は望めないでしょう。

    したがってEFO施策を図る際は、サイト全体を見直す必要があるのです。入力フォームに至るまでの動線を考え、改善を図ることが大切です。

    LPO・SEOとの違い

    EFOとよく比較されるものに「LPO」や「SEO」があります。それぞれの特徴や違いを表にまとめました。

    施策 特徴
    LPO 「Landing Page Optimization」の略で、ランディングページ最適化のこと。
    直帰率(ページを訪れたユーザーがそのまま離脱する割合)を下げたり、CVR(成約率)を高めたりするための施策。
    SEO 「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化のこと。
    自然検索で自社サイトを上位表示させるための施策。
    EFO EntryForm Optimisation」の略で、エントリーフォーム最適化のこと。
    入力フォームの離脱率を改善するための施策。

    Webサイト全体を改善してCVRをつなげるためには、EFOにくわえてLPOやSEOの実施も必要なことがあります。

    【関連記事】
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    ユーザーが入力フォームから離脱する原因

    ユーザーが入力フォームから離脱する原因は、主に下記4つです。

    • 入力する手間を感じる
    • 入力するメリットが感じられない
    • 入力がリセットされて意欲が失われる
    • セキュリティに不安を感じる

    要因を把握することで、適切な改善ができるでしょう。

    入力する手間を感じる

    フォームの項目が多すぎると、ユーザーの負担が増えます。必須項目や確認のための再入力などが多いほど、手間がかかるためです。

    また、電話番号やメールアドレスの区切りが多いのも、面倒さやストレスを生む原因になります。

    入力するメリットが感じられない

    フォームに情報を入力するのは、ユーザーにとって手間です。そのため、ユーザーがその行動にメリットを感じていないと、離脱する可能性が高まります。

    コンバージョンにつなげるためには、ユーザーのモチベーションを維持することが必要です。ユーザーがメリットを感じていない状態では、最後まで入力してもらうのは難しいでしょう。

    入力がリセットされて意欲が失われる

    ページの更新やエラーにより、これまで入力した内容がリセットされると、意欲を失うユーザーもいます。

    たとえば入力画面の「戻る」ボタンを誤って押してしまい、意図せずページがリセットされると、それ以上続けるモチベーションが低下してしまうのです。ページを離れてしまったユーザーが再訪問することは考えにくいです。

    したがって、できる限りリセットされない工夫が必要であるといます。

    セキュリティに不安を感じる

    フォームには氏名や住所・電話番号などの個人情報を入力するため、情報漏えいのリスクから躊躇するユーザーもいます。

    たとえばアドレス欄に「このサイトは安全ではありません」と表示されていたらどうでしょうか。実際にセキュリティの甘いサイトから、情報漏えいする問題も発生しています。

    ユーザーが安心して入力できるフォームを設置し、安全性を高める努力が必要です。

    EFOを実施する際に意識したいポイント

    EFOを図るうえで基本的な考え方は「ユーザーにストレスや不安を与えない」ことです。次のポイントを意識して改善しましょう。

    • フォームの項目を最低限にする
    • ページは分けずにまとめる
    • 入力した内容が消えないようにする
    • フォームの安全性を高める
    • ユーザーのモチベーションを高める

    それぞれ詳しく解説します。

    フォームの項目を最小限にする

    多くの情報を得ようとして、フォームの項目数を増やしていませんか。

    資料やサンプルなどを郵送する必要がなければ、郵便番号や住所は省き、メールや電話でやりとりをしましょう。必須項目に絞り、任意項目は削除することも有効です。

    また、電話番号や郵便番号の項目を分割すると、クリックやタップの手間が増えるため、わずらわしく感じる要因となります。このような入力の手間を減らすことで、ユーザーの離脱防止につながります。

    ページは分けずにまとめる

    ページが複数にまたがっていると、登録完了までのフローが長く感じてしまいます。

    ゴールが見えない状態で、入力を続けるのはユーザーにとってストレスです。どうしても分割しなければいけない場合、完了までのステップや所要時間などを示しましょう。

    またページ遷移が多いと、入力した内容を誤って消してしまうリスクが増えます。したがって、できる限り1ページにまとめることが大切です。

    入力した内容が消えないようにする

    前画面へ戻ろうとした場合に、内容が消えてしまうフォームがあります。このようなフォームはユーザーに大きなストレスを与えるため、内容が消えないようにしましょう。

    データをキャッシュしておく仕組みを構築することで、ユーザーの離脱を防げます。

    フォームの安全性を高める

    セキュリティ上の不安を取り除くためには、フォームが安全であると認識してもらう必要があります。

    そのためにはWebサイトをSSL化し、個人情報の取り扱いについて明示しましょう。SSL(Secure Sockets Layer)とは、Webページを暗号化して送受信する仕組みのことです。

    インターネットで情報をやり取りするときに暗号化されるため、個人情報を送信する際の安全性が高まります。保護されている通信であることが伝わるため、フォームに入力する際のハードルを下げられます。

    さらに自社で個人情報を適切に取り扱うことを明示すると、ユーザーの安心感を高められるでしょう。

    関連記事:SSL化がSEOに与える影響とは?Googleが支持する理由も解説

    ユーザーのモチベーションを高める

    ユーザーのモチベーションを高めるためには、LPや商品ページで魅力的なコンテンツを用意することが大切です。

    また、フォームを入力することでどんなメリットが得られるのかを伝えると、モチベーションの維持につながります。「1分で登録完了」「あと2ステップ」など、完了までの目安を伝えるのも有効です。

    EFOツールの活用もおすすめ

    フォームからの離脱率が高いと感じる場合は、EFOツールの活用も検討してみましょう。EFOツールとは、フォームの離脱率を下げ、入力支援を行うツールのことです。

    EFOツールには、主に下記3つの機能があります。

    入力支援 「郵便番号から住所を検索」「残りの項目数の表示」「フリガナの自動反映」などの入力支援
    レポート機能 フォームの離脱率や訪問数などの閲覧・分析機能
    運用サポート ツールの使い方やレポート分析に基づいたアドバイスや支援が受けられる機能

    EFOツールを導入することで、ユーザーのストレス軽減に役立ち、改善項目が明らかになります。

    入力フォームの改善に役立つおすすめのEFOツール

    ここから、おすすめEFOツールを3つ紹介します。

    ツール名 特徴 費用
    EFOCUBE ID連携機能を搭載 月額50,000円~(5フォーム)
    mouseflow レコーディング機能でユーザーの行動を可視化 月額9,000円~(1フォーム)
    fromrun 顧客管理やツールとの連携が可能 月額0円~(1フォーム)

    EFOツールでフォームの最適化を図りましょう。

    EFOCUBE

    EFOCUBEは、「Yahoo!」や「Facebook」などのID連携機能を搭載したEFOツールです。ユーザーがIDを持っている場合、登録されている情報が入力フォームに反映されるため、負担や手間を減らすことにつながります。

    また、「未入力段階」「入力途中段階」「入力完了段階」の3つの離脱を分析し、改善すべき項目を明らかにしてくれます。

    mouseflow

    mouseflowは、ユーザーの行動を可視化できる機能が豊富なEFOツールです。

    最大の特徴はレコーディング機能で、Webサイトを訪問したユーザーの実際の行動を録画して動向を把握できます。

    また、離脱したユーザーだけでなくコンバージョンにつながったユーザーの分析も可能なため、CVR向上を見据えた改善が可能です。

    fromrun

    fromrunは、デザイン性の高いフォームを無料から作成できるツールです。顧客分析やMAツールなどと連携することもでき、入力された内容から顧客管理が可能です。フォームに入力されたメールアドレスのリストを作成して一斉送信もできるなど、実用性に優れています。

    住所入力補完機能やフリガナ自動入力などの基本的な機能を備えており、使いやすいEFOツールです。

    まとめ:EFOにはサイト全体の最適化が必要

    EFOを図ることで、ユーザーの利便性が高まり、CVRの向上につながります。

    また、単にフォームだけに焦点を当てるのではなく、サイト全体を見直したうえで施策を講じることが重要です。

    ツールの活用も検討し、入力フォームの改善につなげてください。

    関連記事:CVR(コンバージョンレート)とは?低い原因と改善のための方法を解説

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