コラム

Screaming Frog SEO Spiderの使い方と主な機能を解説

Screaming Frog SEO Spiderは、WebサイトからSEO対策に必要な情報を取得できるスクレイピングツールです。サイトの診断や改善を効率よく実施できるため、世界中のWeb担当者から愛用されています。

しかし、UIが英語なのでハードルが高く、まだ導入に至っていない方もいるでしょう。

そこで本記事では、Screaming Frog SEO Spiderの使い方を解説します。基本機能や注意点も取り上げるので、ぜひ参考にしてください。

<SEO対策について詳しく知りたい方はこちら>SEO対策とは?SEO対策のメリット・デメリットと対策方法を詳しく解説

Screaming Frog SEO Spiderとは

Screaming Frog SEO Spiderは、イギリスのソフトウェア開発会社が提供するSEO診断ツールですWebサイトのURLを入力するだけでSEOに関するデータを取得できます。

また、データはCSV形式で出力が可能なので、外部ツールとの互換性が高いのも特徴です。自社サイトはもちろん他社サイトのデータも一覧化できるため、競合の分析にも効果的です。

無料版と有料版の違い

Screaming Frog SEO Spiderには、無料版と有料版の2種類があります。

有料版は年間259ドルで、日本円に換算すると約36,120円です。
(※2023年7月時点)

ライセンスの有効期限は1年間のため、使い続けるには毎年更新する必要があります。無料版と有料版では使用できる機能が異なります。

機能 無料版 有料版
リンク切れ・エラー・リダイレクトの検出
タイトルタグ・メタディスクリプションの分析
重複コンテンツの検出
XMLサイトマップの生成
Webサイトの視覚化
クロール制限 500URLまで 無制限
類似コンテンツの検出 ×
スペルと文法のチェック ×
Googleアナリティクスとの連携 ×
googleサーチコンソールとの連携 ×
(出典:Screaming Frog公式サイト

小規模サイトは無料版で十分ですが、大規模サイトを運営する場合や、より高度な機能を求める方は有料版を検討しましょう。

SitebulbやDeepCrawlとの違い

Screaming Frog SEO Spiderに似たツールに「Sitebulb」と「DeepCrawl」の2種類があります。どれもSEOの内部対策ツールではありますが、以下が異なります。

  • Sitebulb:グラフィックを用いて内部構造を視覚化できる
  • DeepCrawl:テクニカル分析に特化している

それぞれの違いを比較しました。

ツール名 特徴 費用
Screaming Frog SEO Spider ・SEOの内部対策に特化
・比較的費用が安い
・CSVで出力できる
・無料版
・有料版 年間259ドル
Sitebulb ・内部リンク構造を視覚化
・技術的なSEO対策に特化
・大規模サイト向き
・無料版(14日間限定)
・ライト版 年間135ドル
・プロ版 年間378ドル
DeepCrawl(現Lumar) ・テクニカル分析に特化
・直観的で使いやすい
・日本語サービス版あり
サイトの規模感とニーズによって料金は異なる

Webサイトの規模感や予算、重視する項目によって自社に合うツールを選びましょう。

Screaming Frog SEO Spiderの使い方

ここからは、Screaming Frog SEO Spiderの使い方を解説します。

  1. Screaming Frog SEO Spiderをダウンロード
  2. URLを入力してスクレイピングを開始
  3. 完了したページの情報を確認する

UIは英語ですが、慣れてしまえば簡単に使いこなせます。

順番に見ていきましょう。

Screaming Frog SEO Spiderをダウンロード

Screaming Frog SEO Spiderの公式サイトへアクセスし、画面中央にある「Download」をクリックします。

ダウンロードが完了したファイルを開くとセットアップが開始されるので、ナビゲーションどおりに進み、インストールを進めましょう。

その後、ソフトウェア利用許諾契約が表示されるので「Accept」をクリックしたら完了です。

URLを入力してスクレイピングを開始

URLを入力して「start」をクリックすると、Webサイトのデータが自動で取得されます。

画面右上のクロールゲージが100%になったらデータの取得は完了です。大規模サイトの場合は取得に時間がかかるので注意してください。

<完了したページの情報を確認する

画面上部のタブを切り替えたりAddress欄に表示されたURLを選択したりすることで、見出しやリンクの状態を確認できます。

各タブの内容は以下のとおりです。

タブの種類 概要
Internal 内部リンクのリスト化
External 外部リンクのデータを表示
Protocol プロトコル情報を確認できる
Response Codes ページ表示速度やエラーの有無
Page Titles タイトルタグの確認や重複の有無
H1およびH2 見出しの内容や重複を確認できる

Screaming Frog SEO Spiderの主な機能

続いて、Screaming Frog SEO Spiderの主な4つの機能を紹介します。

  • 見出しタグのチェック
  • リンク切れページの検出
  • リダイレクト・Canonicalタグの診断
  • XMLサイトマップの生成

上手く使いこなして SEOの診断や改善につなげましょう。それぞれ解説します。

見出しタグのチェック

Screaming Frog SEO Spiderでは、タイトルタグやメタディスクリプション、見出しタグ(h1、h2)の内容を一覧で確認できます。

タグが設定されていない、内容が重複しているなど、問題のあるページを発見しやすくなります。

リンク切れページの検出

Screaming Frog SEO Spiderでは「404 Not Found」や「500 Internal Server Error」などのリンク切れページの検出も可能です。

リンク切れは、ユーザーの利便性を損ねるだけでなく離脱率が増加する恐れがあるため、定期的にチェックして改善しましょう。

リダイレクト・Canonicalタグの診断

Webページでは、アクセスしたユーザーを別のページへ転送する処理が繰り返されるリダイレクトループが稀に起こります。

メニューバーの「Reports」>「Redirects」>「Redirect Chains」から、リダイレクトがループしていないか確認可能です。

また、Canonicalタグの重複もチェックできます。CanonicalタグはSEO評価の分散を防ぐために、重複コンテンツに対して設置されるタグです。

通常は、重複コンテンツのどちらか一方に対して設置されます。両方にタグがあると検索エンジンのクローラーが混乱してしまうため、Screaming Frogで重複を見つけて修正する必要があります。

XMLサイトマップの生成

Screaming Frog SEO Spiderには、検索エンジンにサイトの内容を伝えるためのXMLサイトマップを作成する機能も備わっています。

メニューバーの「Sitemaps」内にある「XML Sitemap」を選択すれば、簡単にXMLサイトマップを作成できます。

Screaming Frog SEO Spiderを使用する時の注意点

Screaming Frog SEO Spiderを使用する際は、以下2点に注意が必要です。

  • サーバースペックが低いと負荷がかかりやすくなる
  • 大規模サイト抽出時は動作が重くなる可能性も

クロールが正常に実施されないだけでなく、サーバーが落ちる恐れも。

それぞれ見ていきましょう。

サーバースペックが低いと負荷がかかりやすくなる

無料版は500URLまでのクロール制限があるので、サーバーに負荷がかかる可能性は低いでしょう。

しかし有料版は制限がないため、デフォルト設定でクロールをかけると負荷がかかりやすくなります。その結果、クロールが正常に実施されないだけでなく、場合によってはサーバーが落ちる恐れも。

サーバーに十分な容量がない場合は、メニューバーの「Configuration」から「Speed」を選択し、クロールの速度を設定しましょう。

使用する環境によって適切な速度は異なりますが、以下の設定がおすすめです。

  • Max Threads:2
  • Max URL/s:2.0

大規模サイト抽出時は動作が重くなる可能性も

Screaming Frog SEO Spiderはローカルなソフトウェアのため、大規模サイトの情報を取得する際は動作が重くなる恐れがあります。

保存する場合もファイルが大きくなりがちなので、保存場所には十分注意しましょう。

大規模サイトのSEO対策について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
【関連記事】現役SEOコンサルタントが解説する大規模サイトSEO対策

まとめ:Screaming Frog SEO Spiderを活用してSEO対策に役立てよう

Screaming Frog SEO Spiderは、SEOの内部施策に必要な情報を一覧化できるツールです。まずは無料版を試してみて、より高度な機能を使いたい場合は有料版を購入するのがおすすめです。

自社サイトだけでなく他社サイトの分析にも活用できるので、ぜひ本記事を参考に使い方を理解して、SEO対策に役立ててください。

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