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サービス解説

綿密なSEO戦略の設計【ランクエストSEO】

ランクエストSEOサービスを紹介する全5回の特別コラムの第1回目は、「SEO戦略設計」についてです。

SEOによってWebサイトを成長させて業績アップにつなげるためには、正しい戦略を立てる必要があります。
はじめの戦略設計を間違えてしまうと、その後に気が付いたとしても大きなずれが生じてしまっていて、修正が困難になります。

クライアントに最短距離で成果を得ていただくため、ランクエストがどのような取り組みを徹底的に行っているのか、ぜひご覧ください。

SEO戦略設計の重要性

SEO戦略設計がなぜ重要なのかというと、この戦略設計の出来不出来によってWebサイトから成果が得られるかどうかが左右されるからです。

世間一般におけるSEO対策といえば、Webサイトのコードを整えることや、コンテンツを多数制作することなど、表層的なテクニック論に終始することは珍しくありません。
しかし、本来の目的である良質な見込み客と出会うことを考えるとき、そのようなテクニックからスタートするSEO対策では全く不十分です。

たとえば、ニーズのあるお客さまが検索しそうなキーワードで上位の検索順位を獲得すれば、セッション数の増加だけでなくその先の問い合わせや注文の増加につながる可能性が高くなります。

真に効果的なSEOを実現するために、クライアントのビジネスや集客のゴールを正しく認識し、成果を実現するための手段としてSEOを活用することが重要なのです。

関連記事:コンテンツSEOとは?現役SEOコンサルタントが徹底解説

事前リサーチ

ランクエストのSEO戦略設計のファーストステップは、リサーチからはじまります。

クライアントのビジネスを理解し、既存Webサイトを調査することで、これから行うSEO施策で着実に業績アップにつながる戦略の立案に繋げます。

それでは、具体的にはどのようなリサーチを行うのか見ていきましょう。

ビジネス理解のためのヒアリング

まずはクライアントのビジネスそのものを理解するために、初回ヒアリングを行います。

  • 「どのようなサービスを提供しているのか?」
  • 「具体的には何ができるサービスなのか?」
  • 「どのようなビジネスモデルか?」
  • 「強み・弱みはどこにあるのか?」
  • 「競合との差異はどこにあるのか?」
  • 「これまでどのようなSEO施策を行ってきたか」
  • 「SEO以外の集客施策はどうしているのか」

クライアントのビジネスとマーケティング戦略の全体像を理解するために、さまざまな角度から質問をします。
これらの情報への理解を深めることで、アクセス数アップを問い合わせに着実につなげるための本質的なSEOを実施することができるのです。

既存Webサイトの調査

クライアントからのヒアリングを行うと同時に、既存Webサイトの分析を行います。

Googleに評価されやすいWebサイトを作るには、お客さまにとっての使いやすさを意識することが最も重要です。
「お客さまに寄り添ったWebサイト作り」を心がけることが、最終的なSEOの成果に結びつくのです。
そのため、数値的な分析だけではなく、クライアントのお客さまになりきってWebサイトを利用することも必ず行います。

具体的な分析の手順としては、はじめにサイトの全体像を把握していきます。
ディレクトリの構成や各ページがどのように配置されているかを書き出し、成果を得るために必要なページやコンテンツが余すことなく配置されているかを確認。
ユーザーにとって必要な情報が不足していると考えられる場合は、それが一体なにかを検討することも怠りません。

また、ページのタイトルやディスクリプション、見出しが正しく設定されているかなど、いわゆる内部対策の状況も同時にチェックします。

さまざまなお客さまのニーズごとに視点をかえてWebサイトを確認し、「1人のお客さま」としての感覚を大切に、商品ページや問い合わせページなどにも目を通します。

こうすることで、真にSEOに強いWebサイトを構築することができるのです。

キーワード調査

キーワード調査は、Webサイトの構造やコンテンツの制作方針などに大きくかかわるSEO戦略の根幹となるものです。
一般的なキーワード調査では、ツールを利用して検索ボリュームのチェックをし、対策をすると集客効果がありそうなキーワードをリストアップします。 

しかし、ランクエストのキーワード調査では、より多角的な視点から検索面を探求することを大切にしています。
なぜなら、検索ボリュームだけに囚われてキーワードをピックアップすると、クライアントのビジネスにおいて重要なキーワードを見逃してしまう可能性があるからです。

ランクエストのキーワード調査は、検索キーワードに対して事前に仮説を構築し、仮説を検証するために各種のリサーチをする点が特徴です。

それでは、一つひとつの作業について具体的にお伝えします。

検索キーワードの仮説構築

まずは、どのような検索キーワードからWebサイトにアクセスが流れ込めばクライアントの成果につながるのか、仮説を構築します。

クライアントが行うサービスの業界・業種であれば誰もが検索すると想定されるキーワードは残さずすべてピックアップします。
さらに、「クライアントのお客さまはどのような検索するか」に思いを巡らせ、できる限り多くのキーワードを抽出していきます。
このとき、既存のデータに囚われて視野が狭くなることを避けるため、ツールを利用する前にできるだけ手作業でキーワードを書き出してみることを重視しています。

クライアントからも対策希望のキーワードをいただくことがありますが、まずは詳細にヒアリングを行い、さまざまな角度から検索キーワードを抽出するように心がけます。
想定し得るキーワードをすべて抽出したうえで、「どのキーワードがクライアントの成果に対してもっとも重要だろうか」と考察を行うのです。

検索キーワードの仮説検証作業

ランクエストのキーワード調査は、実際に検索をすることに徹底的にこだわっています。

Googleアルゴリズムは日々変化しており、これまで常識だとされていたことがいつの間にか通用しなくなることがしばしばあります。
勘や経験に頼って戦略を立案することも、ツールのみを活用して計画を立てることも、どちらも成果を出すための最適解ではありません。

クライアントに確かなSEOの成果をもたらすためにも、ランクエストのSEOコンサルタントは無心になって検索面を確かめていくのです。

ステップ①実際の検索

具体的な仮説検証作業として、まずはリストアップしたキーワードを実際に検索し、上位の5~10記事を実際に読みます。

記事のタイトルやディスクリプションを確認するのはもちろん、本文を読んでどのような内容が求められているのかをチェックします。
その作業の中で、関連深いその他のキーワードも発見することができるので、とても重要な作業です。

この作業は最終的に3桁を越える記事を読んでいくことになるので、SEOコンサルタントにとっては負担が大きい作業です。
しかし、検索結果を肌で感じることがないままにSEOツールを使うと、表面的な情報から導き出した誤った仮説を正しいと思い込んでしまうおそれがあります。

検索作業を通じて、検索ユーザーがどのような意図でそのキーワードで検索したのかはもちろん、Googleがどのような内容を評価しているのかも身をもって理解できるのです。

正しく着実にSEOの成果を出すためには、実際の検索は決しておろそかにできない作業です。

ステップ②競合サイトの調査・分析

仮説検証作業の次のステップは、競合サイトの調査と分析です。

ランクエストの競合調査は、キーワード調査と同じく自分の目で競合サイトを確認することを大切にしています。

具体的な競合調査のやり方は、まずキーワード調査をする中で、多数のコンテンツが上位化しており頻繁に見かけたWebサイトをリストアップしていきます。

そのようなWebサイトのうち上位の5つは、投稿されている記事だけでなくWebサイト全体をくまなくチェックします。
Webサイトのディレクトリ構成や各コンテンツの内容、タイトルやページの説明文など、SEO的な観点からほとんどすべてを確認します。

このような競合調査を実施することで、その分野においてどのようなキーワードが重要視されているのかが肌感覚で理解できるようになるのです。
また、競争が激しく上位化の難易度が高いキーワードや、逆に競争が少なく難易度が低いキーワードも見えてきます。

これもまた、クライアントのWebサイトが検索面で存在感を発揮するために必要な情報なのです。

ステップ③SEOツールによる確認

最後にSEOツールを活用して仮説検証作業の仕上げを行います。

ここまでSEOツールを活用したリサーチを控えていたのは、はじめにツールを使うと誤った解釈で施策を進めるリスクが高まるからです。

SEOツールは、あくまでもツール制作会社の解釈に基づいて分析作業を省力化するためのもので、個別具体的なシチュエーションすべてに最適解を出せるわけではありません。
優秀なSEOコンサルタントが検索面を丁寧に分析して導き出した戦略が、SEOツールによって導き出した戦略よりもよいパフォーマンスを出すことは往々にしてあります。

そのため、ランクエストではSEOツールを活用するのは仮説検証作業の最後にして、あくまでも参考情報としてチェックにとどめています。

Ahrefs

ランクエストで主に使っているのは有名SEOツール『Ahrefs』の有料版です。

公式サイトによると、Ahrefsは「ドメイン単位やURL単位で対象サイトのSEO調査をするためのツール」だと紹介されています。
具体的には対象サイトの被リンク調査、流入キーワード調査、有料検索広告のキーワード調査などを行うことができます。

また、キーワードの検索ボリュームや難易度を調査することも可能で、対象キーワードの検索上位サイトの被リンクを調査し、対策キーワードの選定に役立てることも可能です。

SEOコンサルタントのリサーチとAhrefsを掛け合わせることで、クライアントのWebサイトと競合サイトの運営の実態を正確につかむことができます。

キーワードプランナー

キーワードプランナーはキーワードの月間検索ボリュームを調べることができ、対策したいキーワードの関連キーワードも教えてくれるツールです。

月間検索ボリュームだけを見てSEO戦略を考えることは危険ですが、とはいえ全く無視して施策を進めるわけにはいきません。

キーワードプランナーはGoogleが提供する公式ツールなので、一定の信用が置けるツールです。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、入力したキーワードに関連するキーワードを網羅的にピックアップしてくれるツールです。
このツールはだけは検索キーワードの取りこぼしを防ぐため、仮説構築作業の際に使うことがあります。

意外なキーワードや思いもよらないキーワードがピックアップされることがあるため、SEOコンサルタントにとっても便利なツールです。

SEO戦略の立案

ここまで紹介してきた各種のリサーチに基づき、具体的なSEO戦略を構築していきます。

SEO戦略は、「キーワードの選定」「コンテンツ制作」「内部対策」の主に3つの要素で構築されます。

上位化ができればアクセス数や問い合わせ・注文数の増加ができるキーワードを選定し、そのキーワードに沿ってコンテンツを制作。
そしてGoogleがWebサイトを評価しやすくするために、タグやサイトの構造を内部対策によって整えます。
以上の3つの観点からSEOを推進するための計画を具体的に構築していくのです。

あわせてお読みください:EEATとは?

それでは、一つひとつの要素ごとにどのように内容を取りまとめていくのかお伝えします。

ステップ①キーワードを選定する

検索面の調査や競合調査、ツールによるチェックで得た示唆を基に、優先的に対策すべきキーワードをまとめていきます。

これまでの調査でクライアントにとってのメインターゲットが興味を持って検索するキーワードは明らかになっているので、対策の中心に据えます。
アクセス数や問い合わせ数の増加に寄与するかどうかや、競合のSEO対策状況を鑑みた検索面の攻略難易度も含めて、総合的に対策キーワードの優先順位を定めていきます。

このとき、ランクエストでは検索ボリュームだけにとらわれて対策キーワードを選定することはありません。
ただ単純に検索流入を増やすことがSEOの成功を意味するのではなく、最初に設定した目標(Webサイトで得られる利益の明確化)を達成することが重要だからです。

最終的に注力すべきキーワードと関連するキーワードを整理できたらキーワード選定は終了です。

ステップ②コンテンツ制作の計画を立てる

次に、対策キーワードに応じてコンテンツ制作の計画を立てていきます。

現代のSEOにおいては、対策キーワードに対応した良質なコンテンツを制作することが施策の中心です。
優先順位を正しく設定し継続的にコンテンツを制作すれば、効率よくアクセス数増加を達成することは十分可能です。
一方で、優先順位付けを誤ってしまうと、コンテンツ制作が成果に結びつきにくくなり、Webサイトの成長が伸び悩むおそれもあります。

SEOコンサルタントは、多角的に分析した内容も踏まえながら、最短距離でSEOの成果が出るようにコンテンツ制作の優先順位を付けていくのです。

具体的には、複数の視点から優先順位が高いと判断されたキーワードについて、新規のコンテンツを制作するか既存のコンテンツをリライトするかを一つひとつ決めます。
重要キーワードに対応するコンテンツがなければ新規に制作し、既存のコンテンツがあるものの検索順位が低迷している場合にはリライトを実施します。

ステップ③実施すべき内部対策をまとめる

最後に、タグやサイト構成などの内部対策の観点から実施すべき作業をまとめていきます。

内部対策とは、GoogleがWebサイトの情報を適切に読み取るために、タグを適切に設定することやコードを修正することなどを指します。
GoogleがWebサイトの内容を正しく評価することを支援することができるため、内部対策は検索順位アップにも好影響をもたらすのです。

内部対策の実施項目を定める際には、これまで14年間に渡ってノウハウを蓄積し完成させた、最新のランクエスト内部対策チェックリストを活用します。

一例としては、各ページのhタグの設定が正しいかどうかのチェック項目があります。
hタグの順番が文章の構成に沿っていないと、Googleから品質の低いコンテンツだと判断されるおそれがあるからです。

基本的なことから弊社独自の視点でのポイントまで多角的に修正項目を取りまとめていき、SEO上の重要性や実装に必要な工数などを鑑みて優先順位を付けていきます。

すでに一定のコンテンツを投稿しているWebサイトであれば、この内部対策を行うだけでコンテンツが上位化することもあるため、注意深く検討をします。

最終的に、キーワード選定の内容、コンテンツ制作計画、内部対策の修正項目リストをドキュメントにまとめ、SEO戦略設計は完了します。

弊社の行う内部修正について重要項目を網羅した内部対策【ランクエストSEO】の記事内で、より詳しく解説しています。

ランクエストは成果にこだわったSEO戦略を立案します!

今回は、ランクエストで実施しているSEO戦略設計について詳細にお伝えしました。
ランクエストのSEOコンサルタントが、クライアントの成功のためSEOの最適解を見出そうとする様子が少しでも伝われば幸いです。

ランクエストは単にコンテンツが何本か検索順位1位を取っただけの状態をSEOの成功とは考えていません。
クライアントのビジネスが成長するためにWebサイトが集客に効果を発揮するまで至ってはじめて成果が出たと考えます。
クライアントと共に愚直にSEOの成功に向けて邁進しているのがランクエストなのです。

Web集客の成功のためにSEOを役立てたいお考えになった際は、ぜひランクエストにお問い合わせください。
成果を出すための徹底的なSEO対策をご提供いたします。

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