Googleのコアアップデートとは、年に2〜4回実施されるアルゴリズムアップデートのことです。コアアップデートによって、SEOに大きな影響があります。
しかし、影響の内容や対処法について詳しくない方もいるかもしれません。
そこで今回は、Googleコアアップデートの詳細や、対策すべきポイントを分かりやすく解説します。
Googleコアアップデートの傾向や対応策について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
Googleのコアアップデートとは
Googleのコアアップデートとは、Googleがアルゴリズムを改良するために実施するアップデートのことです。年に2~4回の頻度で行われており、事前告知のあとに実行されます。
Googleがコアアップデートを実施する目的は、ユーザーが安全に検索エンジンを利用し、信頼性の高い情報を得られるようにすることです。
たとえば過去に実施されたパンダアップデートでは、信頼性の低いコンテンツが上位表示されることのないよう、専門性の高いサイトの順位が向上しました。
ベニスアップデートでは、ユーザーの位置情報をもとに、最適な検索結果を表示させるようなアルゴリズムに更新されています。
このようにGoogleコアアップデートでは、主にユーザーに利益をもたらす内容の更新が行われています。
Googleコアアップデートが重要な理由
Googleコアアップデートが重要とされている理由は、SEOに大きな影響をもたらすためです。
コアアップデートが実施されると、検索順位が大きく入れ替わる可能性があります。検索結果の順位を決めるアルゴリズムが変わり、自社サイトのコンテンツ評価も見直されます。
検索順位の変動が起こると、Webサイトのアクセス数に大きな影響を与えます。そのためSEO担当者は順位変動に注視し、アップデートに対して適切に対処することが重要です。
最新のコアアップデート情報(2023.8/23)
最新のGoogleコアアップデートは2023年8月23日に実施されました。ロールアウトは9月7日に完了しています。
そして9月15日にGoogle公式セントラルで、ヘルプフルコンテンツがアップデートされた旨の発表がありました。ロールアウトから8日後に実施された更新です。コアアップデートとの関連も考えられます。
ヘルプフル コンテンツ システムは、訪問者に満足感を与えているコンテンツを高く評価し、訪問者の期待に応えていないコンテンツとの差別化を図ることを目的としています。
このように、ヘルプフルコンテンツはユーザーにとって有用であり、信頼性の高い情報が評価されることを重視しています。
また、有用でないコンテンツがサイト内に多いと悪影響を及ぼす可能性も示唆されているため、SEO担当者は十分に配慮する必要があるでしょう。
過去のコアアップデート情報
近年実施されたコアアップデートは下記の通りです。
実施月 | アップデート名称 |
2023年3月 | March 2023 core update |
2022年9月 | September 2022 Core Update |
2022年5月 | May 2022 Core update |
2021年11月 | November 2021 Core Update |
2021年7月 | July 2021 Core Update |
2021年6月 | June 2021 Core Update |
直近では、およそ年2回〜3回の頻度で実施されています。いずれも、ユーザーの利便性や安全性を重視した内容のアップデートです。
過去のアップデートの傾向を把握することで、順位変動に慌てず適切な対処ができるでしょう。
Googleコアアップデートで対策すべきポイント
コアアップデートに適切に対処するには、Googleの重視している評価基準の傾向を押さえる必要があります。下記のポイントを意識しましょう。
- E-E-A-Tを高める
- ユーザビリティを高める
- 高品質なコンテンツを作成する
- YMYLジャンルは特に高品質を心がける
- 最新情報をキャッチする
それぞれのポイントを解説します。
E-E-A-Tを高める
E-E-A-Tとは、Googleがサイトを評価する基準のことで、下記の頭文字から取ったものです。
経験(Experience) | コンテンツに関わる人物の経験値 |
専門性(Expertise) | Webサイトや制作者の専門性や知識・技術 |
権威性(Authoritativeness) | Webサイトや制作者・運営者の知名度 |
信頼性(Trust) | ページの正確性や誠実性・安全性・信頼性 |
検索品質評価ガイドラインの一部として用いられており、重要性の高い基準です。E-E-A-Tを満たすようにコンテンツを作成することで、Webサイトの品質を高められます。
コンテンツSEOを実施する際は、E-E-A-Tの基準が十分であるように心がけましょう。
ユーザビリティを高める
ユーザビリティとは、Webサイトの使いやすさや分かりやすさのことです。Webサイトのユーザビリティを高めることで、ユーザーのストレスを軽減し、満足度の向上をもたらします。
ユーザビリティを改善するためには、ユーザーのニーズや目的に合わせて最適化することが重要です。
具体的には、必要性の高い情報をそろえて見やすくしたり、ページに迅速にアクセスできるようにしたりします。使いやすいWebサイトはSEOへの好影響にも期待できるため、積極的なユーザビリティの向上に取り組みましょう。
高品質なコンテンツを作成する
Googleはユーザーを第一に考えた高品質なコンテンツを高く評価します。
したがって、コンテンツの品質を高めることが重要です。コンテンツの品質を高めるためには、その内容がユーザーにとって役に立つものであり、信頼性のある情報でなければいけません。
また、独自性があるかどうかも重要とされています。自社独自の情報を盛り込んでいたり、自身の経験談に基づいていたりするものは、オリジナリティの高いコンテンツです。
事例やアンケート結果などを用いることで独自性を高めやすくなり、SEO評価の向上が見込めます。
YMYLジャンルは特に高品質を心がける
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、人々のお金や人生、健康などに大きな影響を及ぼすという意味です。
Googleの検索品質評価ガイドラインに示されており、YMYLに関する不正確な情報をユーザーに表示させないように厳格な基準が設けられています。
したがって、医療や健康、金融などに関する情報には、十分に信頼性の高い情報を記載しなければいけません。
また、運営者や情報元を明示することも重要です。ユーザーの信頼を築き、安心感をもって情報を得てもらうためにも、YMYLジャンルにおいては特に信頼性の高いコンテンツを作成しましょう。
最新情報をキャッチする
コアアップデートに対処するためには、最新情報をキャッチすることが重要です。
Googleのアルゴリズムは流動的に変化するため、順位変動が起こった要因を把握しなければいけません。
コアアップデートによる影響を把握するためには、検索順位の推移をチェックできるSEOツールの活用がおすすめです。影響の大きいコンテンツから仮説を立てることで、改善点が見つけやすくなります。
またGoogle公式の発表もこまめにチェックし、どのような意図や見解があるのかを探ることで、知見が得られる場合もあります。
常に情報を更新し、コアアップデートに対応できるようにしましょう。
まとめ:要点を押さえてGoogleのコアアップデートに対策しよう
Googleコアアップデートは、Webサイト全体に大きな影響を及ぼす可能性があります。
そのため、SEO担当者はコアアップデートの傾向や対処するポイントを押さえておくべきでしょう。サイトへの悪影響を少なくするためにも、日頃から良質なコンテンツを作成し、不正な手法を使わないよう心がける必要があります。
本記事で紹介した内容を押さえ、適切なSEOに取り組んでください。
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