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SEO最新ニュース・トレンドまとめ

【2026年9月】SEO最新ニュース・トレンドまとめ

2026年9月は、Googleのスパムアップデートが始まったほか、Search Consoleで画像を使った検索の数字を分けて見られるようになりました。AI検索については、国内の利用実態や検索結果の変化を示す調査が相次いで公開されています。

本記事では、9月に発表・公開されたSEO関連のニュースから、企業のWeb担当者が押さえておきたい8つと、そのほかの主な動きをまとめます。

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9月のスパムアップデートが開始、完了まで最大2週間の見込み

Googleの公式記録によると、9月のスパムアップデートは日本時間9月25日1時15分(米国太平洋時間9月24日9時15分)に始まりました。対象は全世界・すべての言語で、Googleは完了まで最大2週間かかる見込みとしています。10月6日時点で、完了の発表はまだ出ていません。

2026年のスパムアップデートは、3月・6月・8月に続いて4回目です。これまでの3回は19時間半〜2日16時間で展開を終えていたため、今回は長い展開になっています。なお、9月にコアアップデートは行われていません。

(参照:Google Search Status Dashboard『September 2026 spam update』)

企業が取るべき対策

9月25日以降に順位が大きく動いた場合は、まず更新の期間と照らし合わせましょう。8月19日〜21日にもスパムアップデートがあったため、どちらの期間に動いたのかを分けて確認すると、原因を絞り込みやすくなります。

展開中は順位が上下しやすいため、完了の発表が出るまでは、短期間の変動だけで記事を大きく書き換えないことをおすすめします。完了後の順位と比べたうえで、スパムポリシーに沿っているかを点検してください。


■参照情報
Google Search Status Dashboard『September 2026 spam update』
Google Search Status Dashboard『History for Ranking』
Google検索セントラル『Google 検索のスパム アップデートとお客様のサイト』


Search Consoleに「ウェブ:マルチモーダル」、画像を使った検索の数字を分けて確認可能に

Googleは9月24日、Search Consoleの検索パフォーマンスレポートに、検索タイプ「ウェブ:マルチモーダル」を追加したと発表しました。対象は、Googleレンズやかこって検索、Google検索への画像のアップロードなど、画像を使った検索です。こうした検索から自社サイトがどれだけ表示・クリックされたかを、文字だけの検索(ウェブ:テキストベース)と分けて確認できます。

同じ区分は、8月に全サイトへ展開された生成AIのパフォーマンスレポートにも加わります。なお、Google画像検索のタブ(検索タイプ「画像」)とは別の区分で、画像で検索された実績がないサイトでは数字は表示されません。

(参照:Google検索セントラル ブログ『Search Console でウェブのマルチモーダル検索のパフォーマンス レポートをリリース開始』)

企業が取るべき対策

商品写真や店舗の外観、施工事例など、写真から調べられやすいページを持つ企業は、検索タイプを「ウェブ:マルチモーダル」に切り替えましょう。どのページが画像を使った検索の入口になっているかを確認できます。

9月24日より前の期間の数字が見られるかは、Googleの説明に記載がありません。前月との比較に使う場合は、データがいつから入っているかを先に確かめてください。


■参照情報
Google検索セントラル ブログ『Search Console でウェブのマルチモーダル検索のパフォーマンス レポートをリリース開始』
Google Search Console ヘルプ『検索パフォーマンス レポート(検索結果): 概要と基本設定』


Cloudflareで「Block」を選ぶとGooglebotも停止、AI学習だけを断る設定を新設

CDNサービスのCloudflareは9月15日、AIクローラーの設定を変更しました。9月15日以降は、AI学習の設定で「Block」を選ぶと、Googlebot・Bingbot・Applebotの巡回まで止まります。検索結果に表示されなくなるおそれがある変更です。

検索に表示されたまま、AIの学習にだけ使わせたくない場合に選ぶのが、新設された「Disallow AI Training」です。robots.txtで学習を拒否する意思を示しつつ、検索のための巡回は通します。ただし、Bingへの学習拒否の伝達は、2027年初めを目標とするMicrosoft側の対応を待つ状態です。設定は無料プランを含むすべてのプランで使えます。

(参照:Cloudflare『Have it both ways: stay discoverable in search while disallowing AI training』)

企業が取るべき対策

Cloudflareを使っている場合は、AI学習の設定が「Block」になっていないかを一度確認しましょう。9月15日より前の設定は自動で引き継がれ、Cloudflareは「ほぼすべての場合、対応は不要」としています。ただし、今後設定を変えるときに「Block」を選ぶと、検索のための巡回まで止まります。

Cloudflareを使っていないサイトには関係のない変更です。自社サイトがどのCDNを使っているか分からない場合は、制作会社やサーバーの管理者に確認しておくと安心です。


■参照情報
Cloudflare『Have it both ways: stay discoverable in search while disallowing AI training』


Googleが日本語で回答、登録リクエストで載ったページが数日で外れるのは「よく起こる現象」

9月24日に公開されたGoogle検索オフィスアワー(日本語)で、Googleの担当者がサイト運営者の質問に答えました。ある質問は、公開直後にインデックスされたページが、数日後に「クロール済み – インデックス未登録」になったというものです。担当者は、インデックス登録のリクエストなどを使った際によく起こる現象だと説明しています。素早く登録されたあと、重要度が低いと判断されて外れ、その後に通常の手順で登録される流れです。

同じページについては、画像の中の文字が多く、登録を不必要に難しくしているとの指摘もありました。このほか、サイト移転後に旧URLが「クロール済み – インデックス未登録」に残り続ける件は、システムの履歴によるもので移転の不具合ではないと回答しています。検索結果のサイトリンクの文言は直接操作できない、という回答もありました。

(参照:Google Search Central『Japanese Google Search Office Hours( #Google検索オフィスアワー 2026 年 09 月 24 日)』)

企業が取るべき対策

インデックス登録のリクエストを繰り返しても、登録が定着するとは限りません。外れたページは、リクエストを重ねるより、ページの中身と、読ませたい文字が画像ではなくテキストで載っているかを見直しましょう。

なお、これらは番組内での口頭の回答で、ヘルプやドキュメントの記載ではありません。「リクエストを使うと外される」という意味ではない点にも注意が必要です。


■参照情報
Google Search Central『Japanese Google Search Office Hours( #Google検索オフィスアワー 2026 年 09 月 24 日)』


生成AIで検索する人が初めて5割超え、検索エンジンの利用は86.9%

株式会社サイバーエージェントのGEOラボが9月4日に公開した調査で、AI Modeを含む生成AIの検索利用率が52.3%となりました。2025年5月の調査開始以来、初めて5割を超えています。調査の対象は全国15〜69歳の9,278人で、期間は2026年8月7日〜10日です。

サービス別ではChatGPTが30.6%、AI Modeが28.4%、Geminiが23.2%でした。一方、検索エンジンの利用率は2025年5月の91.9%から86.9%へ下がっています。また、検索エンジンと生成AIの両方を使う人のうち46.6%が、検索の半分以上を生成AIに切り替えたと答えました(2025年5月は30.1%)。調査元は、この結果から検索エンジンから生成AIへの移行が着実に進んでいると分析しています。

(参照:株式会社サイバーエージェント『生成AIのユーザー利用実態調査(2026年8月期)』)

企業が取るべき対策

検索エンジンを使う人は今も9割近くいるため、SEOをやめてAI対策に切り替える段階ではありません。検索とAIの両方で自社が見つかる状態を目指しましょう。

年代別では、10代の生成AI検索利用率が80.6%、40代でも50.2%と、若い層ほど比重が高くなっています。若い層に向けた商材を扱う企業は、AIでの見え方を早めに確かめておくと安心です。


■参照情報
株式会社サイバーエージェント『生成AIのユーザー利用実態調査(2026年8月期)』


BtoBの発注先選び、85.2%がAIの情報を参考に

株式会社イニシャルが9月16日に公表した調査では、BtoBサービスの導入に関わる724人のうち85.2%が、発注先を選ぶときに生成AIやAI検索の情報を参考にしていました。特定の領域で最初に思い浮かぶ企業を導入先に選ぶことがある、と答えた人も54.1%いました。

9月17日に公表された株式会社ベーシックの調査でも、AI利用者258人の84.5%が、比較・検討する候補の選定にAIの回答が影響したと答えています。一方で、「生成AIやAI検索だけで十分」と答えた人は1.6%にとどまり、公式サイトや資料、導入事例で情報を確かめていることが分かります。

(参照:株式会社イニシャル『BtoBサービス導入の意思決定関与者724名を対象とした調査『BtoB Buying Trends 2026』発表』)

企業が取るべき対策

BtoB企業は、AIの回答に自社が候補として挙がるかと、確かめに来た人が公式サイトで答えを見つけられるかの両方を準備しておきましょう。料金の目安、導入事例と成果の数字、資料を公式サイトでそろえておくと、AIで候補を知った人の検討を後押しできます。

なお、両調査ともBtoB向けのPR・マーケティングを支援する会社によるもので、対象はBtoBサービスの検討に関わる人です。


■参照情報
株式会社イニシャル『BtoBサービス導入の意思決定関与者724名を対象とした調査『BtoB Buying Trends 2026』発表』
株式会社ベーシック『AI利用者の84.5%が、BtoBサービスの候補選定に「AIの回答が影響」──AI時代のBtoBマーケティングの購買行動実態調査レポートを公開』
株式会社ベーシック『AI時代のBtoBマーケティング 購買行動実態調査レポート』


JADEの観測ではAIによる概要の表示は5割前後で横ばい、比較系の検索とPDFの見え方に変化

株式会社JADEが9月9日に公開した「月刊検索ウォッチ」の対象は、同社が継続観測している十数万件規模のキーワードです。このキーワードで、AIによる概要(AI Overviews)が出た割合は、8月19日の週にモバイルで48.68%、PCで48.74%でした。8月は横ばいで推移しています。

一方、商品やサービスを比べて選ぶ検索では、モバイルでAIによる概要が出た割合が1年で0.6%から47%に伸びました。また、検索結果でのPDFの見え方(同社独自のスコア)が、8月12日の週に前週比73%、19日の週までで86%下がったことも報告されています。PDFの数値は暫定値で、理由についてGoogleからの説明はありません。

(参照:株式会社JADE『【月刊検索ウォッチ ブログ版 2026年8月号】「他の人はこちらも質問」が急増、AI要約は「買う検索」へ』)

企業が取るべき対策

「比較」「料金」「おすすめ」など、問い合わせや購入の直前にあたるキーワードで、自社のページがAIによる概要に引用されているかを定点で確認しましょう。

料金表やカタログ、ホワイトペーパーをPDFだけで公開している場合は、同じ内容をHTMLのページでも用意しておくと、検索からの入口を失いにくくなります。なお、JADEの数値は同社の観測キーワードでの値で、日本の検索全体を集計したものではありません。


■参照情報
株式会社JADE『【月刊検索ウォッチ ブログ版 2026年8月号】「他の人はこちらも質問」が急増、AI要約は「買う検索」へ』


AIによる概要が始まったフランスで、順位はほぼそのままクリック率が低下

Ahrefsは9月16日、7月22日にAIによる概要が始まったフランスで、開始前後のクリック率を比べた調査を公開しました。フランスでクリック数が上位の963ドメインを対象に、Search Consoleの集計データで開始前28日間と開始後9日間を比べています。

AIによる概要が多く出るサイト(検索語の20%超で表示)では、クリック率の中央値が23.1%下がりました。調査したサイト全体ではクリック率が5.7%、クリック数が8.8%下がり(いずれも中央値)、48%のサイトで1日のクリックが10%以上減っています。一方で、順位を落としたサイトはほとんどなく、表示回数は変わらないか増えていたと報告されています。

(参照:Ahrefs『AI Overviews Cut CTR by 23.1% in France』)

企業が取るべき対策

この結果は、フランスで開始後9日間だけを見たもので、日本の数字ではありません。それでも、順位は同じなのにクリックが減ったページを読み解く手がかりになります。

Search Consoleで、ページごとに順位・表示回数・クリック率を並べ、推移を確かめましょう。8月に全サイトへ展開された生成AIのパフォーマンスレポートで、AI検索での表示回数もあわせて記録しておくと、変化の理由を切り分けやすくなります。


■参照情報
Ahrefs『AI Overviews Cut CTR by 23.1% in France』
Google検索セントラル ブログ『Search Console に検索の生成 AI のパフォーマンス レポートを導入』


そのほかの9月の主な動き

本編の8つ以外で、9月に発表された主な動きは次のとおりです。業種やご関心に合わせてご確認ください。

  • Googleビジネスプロフィールで、投稿ごとの閲覧数が表示されるようになりました(9月10日・世界で順次展開。日本の管理画面での表示は未確認)。
  • Chromeが、ページ上の広告の量を測る指標(CrUXの広告指標)を公開し、Googleのページエクスペリエンスの解説にも追記されました(9月15日・22日)。直接のランキング要因ではなく、Core Web Vitalsにも含まれません。
  • Googleアナリティクス4に、ダッシュボード機能(9月9日)と、ホスト名を「含める」データフィルタ(9月21日)が加わりました。後者はホスト名が空のデータも止まるため、設定には注意が必要です。
  • LINEヤフーが、AIエージェント「Agent i」の検索連動型ショッピング広告で8月31日から課金を始めたと発表しました(9月1日)。9月14日には、検索広告で「検索クエリーマッチング」の提供を始めています。
  • 米国のBrightEdgeの集計で、教育分野のChatGPTの回答でのRedditの引用が9月中旬時点でも戻らず、行政・大学・専門団体のページの引用が増えたと報告されました。金融分野でも、銀行やカード会社のページの引用が増えたとする調査が出ています(Green Flag Digital)。いずれも米国・英語のデータで、原因は未確定です。
  • BrightEdgeの集計では、2026年8月のAI経由の流入の95.1%をChatGPTが占めました。
  • Appleは、新しいSiriが10月に日本語へ対応する予定だと発表しました(9月14日)。Appleのクローラーの説明では、SiriのWeb回答には出典へのリンクが含まれる場合があるとされています。

■参照情報
Google ビジネス プロフィール ヘルプ コミュニティ『Google Small Business Bulletin 📈 Track your Google Post views』
Chrome for Developers『New ad metrics in Chrome User Experience Report』
Google検索セントラル『ページ エクスペリエンスと Google 検索結果への影響』
Google アナリティクス ヘルプ『What’s new in Google Analytics』
LINEヤフー株式会社『LINEヤフー、「Agent i」において、AIとの対話の文脈に応じた広告配信を拡大』
LINEヤフー for Business『検索クエリーマッチングの提供開始について』
BrightEdge『Two Weeks After Reddit’s ChatGPT Collapse: What Replaced It in Education』
Green Flag Digital『ChatGPT Citation Study: Half of Top-Cited Pages Now Get Zero』
BrightEdge『BrightEdge Data: ChatGPT Referral Traffic More Than Doubles in 2026, Reaching Record 95.1% Share of AI Traffic』
Apple『Siri AI, a profoundly more capable and personal assistant, is here』
Apple サポート『About Applebot』


まとめ

9月は、スパムアップデートの開始やSearch Consoleの新しい区分など、Google側の変化に加え、AI検索の利用実態を示す調査が相次ぎました。生成AIで検索する人が増える一方で、検索エンジンを使う人も9割近くいます。BtoBの調査では、AIの情報を公式サイトで確かめる流れも見えています。

順位だけでなく表示回数とクリック率を並べて確認し、自社の公式サイトに一次情報をそろえることが、検索とAIの両方で見つかるための土台になります。過去の月のニュースは、SEO最新ニュース・トレンドまとめでご覧いただけます。

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