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今回紹介する事例
クライアント:シェアハウスの運営・管理を行っている株式会社クロスハウスさま
依頼内容 :自社で作成しているコンテンツからの流入や、問い合わせが少ないため、改善したい
担当者 :杉本貴之(営業部長兼アカウントプランナー)
キーワードを分析した結果、対策キーワードにズレが生じていることが判明
ご依頼内容を教えてください
今回ご紹介するのは、東京都内を中心に、シェアハウスの運営・管理を行っている株式会社クロスハウスさまの事例です。
Rank-Questにご依頼をいただいたのは、2021年11月1日のことです。
もともとクロスハウスさまは、他社にSEO対策を依頼しつつ、お客さまご自身でもコンテンツSEOに取り組まれていました。
しかし、サイトへの流入数がなかなか伸びず、CVを得られないことに悩まれていたんです。
SEO対策や、コンテンツ制作のリソース確保に奔走するものの、成果が得られない状況は苦しかったのではないかと思います。
そんななか、リスティング広告経由でRank-Questの存在を知り「ここに託してみよう」と、ご依頼くださいました。
お客さまのサイトには、どのような課題がありましたか?
弊社でお客さまのサイトを分析した結果、内部対策については一定の基準をクリアしていたものの、コラム経由で流入するユーザーの数が少ないことがわかりました。
なぜ、そのような状況に陥っているのか……、要因はいくつか考えられます。
一つは、お客さま側でSEO対策されたキーワードと、ビジネス上狙うべきキーワードにズレが生じていたことです。
たとえば、お客さまの提供するサービスであれば「シェアハウス 東京」といったキーワードを狙うべきですが、同様のキーワードで上位表示されているページはありませんでした。
どちらかというと「1人暮らし 部屋探し」など、シェアハウスの入居希望者があまり検索しないようなキーワードで対策してしまっている傾向がみられました。
1人暮らしを検討している方が、シェアハウスを利用するケースは十分にあり得るでしょう。
ですが、1人暮らしを検討し始めたばかりの時点で、いきなり「シェアハウスを利用しよう!」と考える方は、比較的少数ではないかと思うんです。
そこで、何かしらの目的意識をもってシェアハウスを探しているユーザーをターゲットに据え、興味にマッチしたキーワードを重点的に対策すべきだと、施策の方針を定めました。
また、ページ内の情報量や文字数も競合と比べると全体的に少なかったため、新規作成するコラムでは、その点も重視しました。
お客さまのサービス内容に即したサイトに改修し、利便性の向上を図る
施策の内容を教えてください
まずは検索上位を取るために、お客さまのサイトと競合サイトの差分を洗い出し、比較と分析を行います。
その後、ユーザーの利便性向上とGoogleにサイトを正しく認識してもらうために必要な、内部対策に取り掛かったんです。
ページの表示速度を改善するためにサイト内の画像を軽量化したり、パンくずリストを設定したりがこれに該当します。
こうしてサイトの基礎を固めつつ、シェアハウスに関連するキーワードを選定し、コラムの制作に取り掛かりました。
施策に取り組む際、特に注意した点はありますか?
既存のコラムと新規作成したコラムが食い合わないよう、慎重にキーワードを選出しました。
お客さまのほうで以前作成されたコラムのなかには、対策すべきキーワードであるにもかかわらず、順位がついていないものもあったんです。
そういった場合は、都度、お客さまに確認を取りながら、折り合いをつけて作業を進めなければなりません。
SEO対策をするうえで、同一サイト内でのコンテンツの重複は避けるべき重要なポイントです。
似たような内容のページを複数公開している状態では、SEOの評価が分散してしまい、順位に悪影響をおよぼしかねません。
また、そのページに集まっている被リンクの効果も分散してしまうので、余計に評価を得にくくなります。
結果的にどれだけ高品質なコラムを作成したところで、本来表示されるべき検索順位に表示されない、という事態に陥りかねないわけです。
Googleから適正な評価を得るためにも、調整を重ねながら作業を進めました。
Rank-Questだからこそできた、施策はありますか?
言葉にすると当たり前に見えるかもしれませんが、綿密な分析と、それに基づくスピーディーかつ高品質なコンテンツ制作ですね。
まずは、すべてのご依頼に対して、お客さまを理解することから始めます。
私たちは、お客さまの業態について初めから詳しいわけではありません。
だからこそ、独自の調査と徹底的なヒアリングを実施したうえでの分析に、とことんこだわっています。
とはいえ、いくら分析したところで「こうすべき」を実現できなければ、なんの意味もありませんよね?
その点、Rank-Questには、コンテンツを制作するライティング部署や、サイトのデザインを調整するエンジニア部署など、SEOに必要なすべてのリソースが社内に揃っています。
コンテンツ制作を外注している企業が多いなか、これだけのリソースを揃えているところは少ないと思います。
Rank-Questの持ち味といえる高いレベルの分析力と内製力があるからこそ、お客さまの依頼に対して、迅速かつ的確に対応できるわけです。
クオリティの高いコンテンツを制作することで、検索順位が急上昇
施策を実施した結果、どのような成果を得られましたか?
ご依頼いただいてから、1年足らずで以下のような成果が出ています。
▼キーワードの検索順位
「シェアハウス」:35位→4位
「シェアハウス 東京」:32位→4位
「シェアハウス 立地」:70位→2位
▼セッション数
2022年11月:8,007→2023年9月:14,241
▼ユーザー数
2022年11月:5,556→2023年9月:10,777
▼CV数
2022年11月:77→2023年9月:130
ご依頼を受けてから1か月目には順位がつき、半年後には5位圏内に入ることができました。
また、セッション数やCV数も大幅に向上しています。
もともとクロスハウスさまのサイトは、上位化できるポテンシャルを秘めていたと思います。
というのも、前述した通り、内部対策は一定の基準を超えていましたし、ドメインが新しいわけでもありません。
また、キーワードの選定が間違っていたとはいえ、いくつかのコラムを上位化できていた点も大きいですね。
サイトの基盤がしっかりしていたので、きちんと対策すれば成果は得られるだろうと直感的に感じていました。
成果を出せたときの、お客さまの反応はいかがだったでしょうか?
とても喜んでくださったのが、印象に残っています。
納品したコンテンツに対しても「修正が必要ないほど高いクオリティだった」と、お褒めの言葉を頂戴しました。
施策が始まってから1か月目にして成果を示せたこともあり、現在も良好な関係が築けていると思います。
最近では「シェアハウス」以外でのキーワード対策も、ご依頼いただいております。
Rank-Questのサービスに価値を感じてもらえているからこそ、継続してご利用いただけているのかなと思うと嬉しいですね。
お客さまのために「今後はこうしていきたい」といった展望はありますか?
今は追加でいただいたご依頼に対して、成果を出すことに注力するのみです。
SEOの成果は、Googleの評価によって決まります。
そのため「施策を講じれば絶対に成功する」と、確約できるものではありません。
だからこそ、成功率を1%でも高めるために、私たちはあらゆる手段を講じ、試行錯誤を繰り返します。
今回のご依頼に関しても、すでに検索順位が動き始めており手応えを感じています。
とはいえ、現状に甘んじることなく、更なる高みを目指す所存です。
Rank-Questの使命は、SEOの力でお客さまの利益獲得に貢献することです。
これからもお客さまに成果をお届けできるよう、尽力します。
お客さまとの信頼関係を構築し、二人三脚で成功を掴み取る
仕事をするうえで、大切にしていることを教えてください
私は、Rank-Questの代表者としてフロントに立ち、お客さまとコミュニケーションを取る立場にあります。
だからこそ、お客さまの事業を盛り立てるパートナーとして、信頼していただくための言動を常に心がけています。
お客さまから確実に信頼を得る方法は、成果を出すことです。
ですが、SEOの場合、施策を講じてから成果が出るまでに、半年~1年ほどの期間を要することも珍しくありません。
すぐに成果を示せないのなら、お客さまの悩みに真摯に向き合うことで「この人なら信頼できる」と、思っていただく必要があるわけです。
信頼関係が築けているからこそ、思い切った施策を提案することもできますし、お客さまと私たち、二人三脚で成功を掴み取りに行けるのだと考えています。
常に挑戦を続け、お客さまの利益を獲得するために全力を注ぎます。