Googleへのサイト登録は、SEO施策でも重要です。登録が失敗すると検索結果にサイトが表示されず、PVの低下につながります。とはいえ、サイト登録できないケースに遭遇することもあるでしょう。
本記事ではGoogleへサイト登録する方法と、できない場合の対処法を解説します。
GoogleからスムーズにURLを認識してもらえるよう、サイト登録について理解を深めましょう。
目次
Googleへのサイト登録とは?
Googleへのサイト登録とは、検索結果に表示されやすくする手続きのことです。
Googleの検索結果は、検索エンジンのクローラーがURLを認識し、インデックス登録することで、初めて検索結果に表示される仕組みになっています。
サイト登録でURLのクローリングを促せば、より早く正確にインデックスされやすくなります。
Googleへサイト登録する手順
Googleへサイト登録する手順を、以下2つのケースに分けて解説します。
- Webサイトを新規に登録する場合
- 既存サイトへコンテンツを追加する場合
では、それぞれの手続き方法を解説します。
Webサイトを新規に登録する場合
Webサイトを新たに作成した場合は、下記の手順を参考にURLを登録しましょう。
- Googleサーチコンソールにアクセスして「今すぐ開始」を選択
- 「URL プレフィックス」を選択しURLを入力
- 指定されたHTMLタグをサイトの<head>内に貼り付ける
- 所有権が確認されたら完了
上記の手順で、Googleサーチコンソールへのサイト登録は完了です。なお、URLプレフィックスではなくドメインを選択すれば、複数のサイトを一括登録できます。
1つのドメインで複数のサイトを管理している場合は、ドメインを選択すると便利です。
【関連記事】Googleサーチコンソールの機能や使い方をやさしく解説【2023年版】
既存サイトへコンテンツを追加する場合
既存サイトへのコンテンツは、新規サイトの登録よりも簡単です。
- Googleサーチコンソールにログインする
- 「URL検査」に追加コンテンツのURLを入力する
- インデックス登録をリクエストをクリックする
上記の手順で、検索エンジンに対しURLへのクローリングを促せます。
ただし、申請してもすぐにクローリングされる訳ではないため注意しましょう。また同じURLを何回申請しても、クローラーの優先順位は変わりません。
サイト登録を確認する方法
URLのサイト登録を確認する方法は、下記の通りです。
- Googleサーチコンソールを使う
- site:(サイトコロン)をつける
- 直接URLを検索する
では、1つずつ方法を解説します。
Googleサーチコンソールを使う
GoogleサーチコンソールのURL検査ツールを使えば、簡単に確認できます。
Googleサーチコンソールにログイン後URL検査ツールを選択したら、確認したいサイトのURLを入力しましょう。「URLはGoogleに登録されています」の表示がでればインデックス登録されています。
もし「URLがGoogleに登録されていません」と表示された場合は再度、URL登録をリクエストしましょう。
何度申請しても結果が変わらない場合、ページの内容に問題があり意図的にインデックスされていない可能性があります。
リライトをしたり、ページを削除して新たなページを作ったりして、対応しましょう。
site:(サイトコロン)をつける
URLの頭に「site:(サイトコロン)」をつけても、サイト登録を確認できます。
Googleの検索エンジンには、検索結果を絞り込むために「特別構文検索」という機能が用意されています。「site:」はその一種で、特定のドメインに属するページのみを検索結果に表示したい場合に使用します。
方法はシンプルで、Googleの検索窓にURLを入力する際、URLの冒頭に「site:」を付けて検索するだけです。
たとえば、「https://example.com」のインデックス状況を確認したい場合、「site:https://example.com」と検索します。登録されているページのみが、検索結果に表示されます。
直接URLを検索する
Googleの検索窓に、直接URLを入力して確認する方法です。検索結果にページが表示されなければ、インデックス登録されていない状態です。
また、「site:」と同様の方法で「allinurl:」を使って検索すれば、より正確に調査できます。1ページのみ確認するなら、この方法がもっとも手軽です。前述した「site:」を使った方法と使い分けるとよいでしょう。
Googleのサイト登録ができない原因と対処法
Googleのサイト登録ができない原因は、下記の通りです。
- noindexタグが設置されている
- クローラーがサイトを認識していない
- Googleのガイドラインに違反している
- robot.txtファイルを設定している
では、それぞれの原因と対処法を解説します。
noindexタグが設置されている
noindexタグは、特定のページを検索エンジンにインデックスさせないタグです。noindexタグが設定されているページは、検索エンジンの検索結果に表示されません。
GoogleサーチコンソールのURL検査で「インデックス登録リクエストに失敗しました」と表示される場合は、noindexタグの設定を確認しましょう。
クローラーがサイトを認識していない
クローラーがサイトの存在を認識していなければ、検索結果に表示されません。
新規でWebサイトを開設した場合は、インデックス登録されるまで時間を要します。早ければ数日、長いと数週間ほどかかるケースもあります。
Googleサーチコンソールでリクエスト申請したら、しばらく時間を空けてから確認してみましょう。
Googleのガイドラインに違反している
Googleのガイドラインに違反していると、サイト登録できない可能性があります。下記のようなWebサイトは、検索結果から除外される恐れがあります。
- スパムサイト
- 違法コンテンツや有害コンテンツを含むサイト
- プライバシーを侵害するようなサイト
- その他ユーザーを不快にさせるようなサイト
また、1度登録されたページでも、違反が見つかればペナルティを受けてインデックスが削除されることがあります。
Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)のページを参考に、ガイドラインに違反していないか確認してみましょう。
robot.txtファイルを設定している
robots.txtファイルとは検索エンジンのクローラーに対して、どのページをインデックスに登録するかを指定するファイルです。特定のページを非表示にできるメリットがある一方で、設定を解除し忘れるとインデックス登録されないので注意が必要です。
コンテンツの制作途中などの理由でrobots.txtファイルを設定している場合は、公開時に設定の解除を忘れないようにしましょう。
Googleがスムーズにサイト登録できるように意識すること
Googleがスムーズにサイト登録できるように、以下3つのポイントを意識してWebサイトを運営しましょう。
- Webサイトを定期的に更新する
- ユーザーファーストな運営を心がける
- robots.txtファイルはなるべく触らない
いずれも、SEOを有利に行うために重要な項目でもあります。
それぞれ詳しく解説していきます。
Webサイトを定期的に更新する
Webサイトに定期的にコンテンツを追加すると、徐々にWebサイトの規模も大きくなり、クロール頻度も向上します。
新規で追加したページにいち早く気づいてもらえ、スムーズなサイト登録が期待できます。
ただし、更新頻度だけを意識し低品質なコンテンツを大量作成すると、SEOに悪影響を与えます。ユーザーのことを考え抜いたコンテンツだけを、継続して作成することが重要です。
ユーザーファーストな運営を心がける
サイト登録を行っても、必ずインデックスされるとは限りません。ページの品質が低くなるほど、その可能性は上がるため、インデックスを望むページは、すべて高品質であることが求められます。
Googleが定義する高品質なページとは、ユーザーファーストなコンテンツです。常にユーザーにとっての価値を考え、期待に100%答えられるように運営していきましょう。
robots.txtファイルはなるべく触らない
robots.txtファイルには、クローラーの動きを制御するためのさまざまな機能が備わっています。たとえば、以下のようなものです。
- クローラーへのアクセス権限の付与
- エラーとHTTPステータスコードの処理
- キャッシュの扱い
- ファイル形式の指定
適切に扱えば、クローラビリティを最大化できる一方で、使い方を誤ればインデックス登録に悪影響を与える恐れがあります。取り扱いには専門知識が求められるため、安易に触らないほうが無難です。
また、インデックス登録を操作する目的でrobots.txtを使用しないようにGoogleも注意喚起しています。
警告: robots.txt ファイルは、ウェブページを Google 検索結果に表示しないようにする目的で使用しないでください。
説明テキストの付いたページは、他のページから参照されていれば、Google はクロールすることなしに URL をインデックス登録する可能性があります。検索結果にページを表示しないようにするには、パスワード保護や noindex などの他の方法を使用してください。
その他検索エンジンへのサイト登録
Google以外の下記2つの検索エンジンに、サイト登録する方法を解説します。
- Yahoo
- Bing
では、1つずつ解説します。
Yahoo!
Yahoo!は、Googleの検索エンジンをベースにオリジナル機能を追加したものです。
よってYahoo!のサイト登録は、Googleサーチコンソールを使って対応すれば問題ありません。
Bing
Bingは、マイクロソフト社が提供している検索エンジンです。Bingにサイト登録するには、Bing Webmaster Toolsへのサインインが必要です。
マイクロソフトやGoogleアカウントでサインインしたら、Googleサーチコンソールからインポートするか、手動でURLを入力するかの選択肢が提示されます。
すでにGoogleサーチコンソールでサイト登録を済ませている場合は、Bingでもサイトマップをインポートできます。先にGoogleサーチコンソールでURLを登録してから、Bingで手続きした方がスムーズでしょう。
Googleのサイト登録に関してよくある質問
Googleのサイト登録についてよくある質問を以下にまとめました。それぞれ確認してみてください。
Googleのサイト登録ができない原因は何ですか?
Googleのサイト登録ができない場合、以下の原因が考えられます。
- ページにnoindexタグが設置されている
- robot.txtファイルを設定している
- ドメイン取得からの日が浅い
- Webサイトがペナルティを受けている
noindexタグやrobots.txtファイルでの設定を行っている場合、クローラーがページにアクセスできないため、インデックスもされません。
また、ドメインを取得してから日にちが浅いと、検索エンジンの仕様上インデックス登録までに時間を要します。時間が解決してくれるため、期間を空けて改めて確認してみましょう。
なお、Webサイトがペナルティを受けている場合、問題点が解消されるまでインデックス登録は望めません。
以下の手順で問題点を確認し、原因の特定と解決に努めましょう。
- Googleサーチコンソールにログインする
- サイドバーの「セキュリティと手動による対策」をクリックする
- サイドバーの「手動による対策」をクリックする
- エラーレポートの内容を確認する
サイト登録とは何のことですか?
サイト登録とは、Webサイトの存在をGoogleに認識させるための作業のことです。Webサイトを新たに開設した際に、検索エンジンにクロールを促し、インデックス登録を促進できます。
また、新規ページの追加やコンテンツの更新など、既存サイトに変更を加えた際にページ単位で行うことも可能です。
Googleに登録する方法が知りたい
Googleにサイトを登録する方法は、新規開設のサイトと既存のサイトで異なります。以下を参考に、それぞれ対応してみてください。
新規サイト |
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既存サイト |
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ただし、サイト登録を行っても必ずインデックス登録されるわけではありません。何度登録を行ってもインデックスされない場合、ドメインやコンテンツの品質に問題がある可能性があります。
原因を特定して改善を行いましょう。
まとめ:コンテンツを作成したらサイト登録も忘れずに
Googleへのサイト登録は、検索結果に表示されるために必要な手続きです。Googleサーチコンソールの機能を使うことで、検索結果への露出をより早く確実に促せます。
とはいえ、上位表示には、サイトやコンテンツのSEO施策が不可欠です。
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