目次
今回紹介する事例
クライアント:心理カウンセリングサービスを展開するS社
依頼内容 :「東京 カウンセリング」「新宿 カウンセリング」の2つのキーワードで検索順位を上げたい
担当者 :加瀬 ひかる
お客さまが運営していたサイトには、SEO面において改善の余地があることが判明
お客さまからはどのような依頼を受けたのでしょうか
契約当初に「東京 カウンセリング」のキーワードの上位化、その約5か月後に新店舗のページ制作とともに「新宿 カウンセリング」のキーワードの上位化を依頼していただきました。
こちらの案件は2023年の7月から担当させていただいており、2024年6月現在でも、SEO対策の立案から実行まで任されています。
Rank-Questに依頼される以前、お客さまは心理カウンセリングルームを運営する傍ら、ご自身でSEOについて勉強し、サイトの管理やコンテンツの追加を行われていました。
しかし、サイトへの流入がなかなか得られず、ご自身での運営に限界を感じられたそうです。
そこで「より多くの方にサイトに訪れてほしい」との想いから、SEO対策を専門とするRank-Questに依頼していただいた、という経緯があります。
お客さまがご自身で作り上げたサイトということもあり、積極的にSEO対策に関わってくださったのが、印象に残っていますね。
Rank-Questでは、“SEO対策を丸投げで行える”という点に大変ご好評をいただいていることからも、このようなケースは珍しいため、貴重な経験をさせてもらっていると感じています。
「このような施策を実施したい」「自分もコンテンツの追加に参加したい」など、さまざまな相談をいただくなかで、現在でも二人三脚でSEO対策を行っています。
お客さまのサイトにはどのような課題がありましたか?
もともとお客さまが運営されていたサイトは、SEO的なメンテナンスが行き届いておらず、改善したほうがよさそうなポイントが見受けられました。
たとえば、症例紹介ページや、料金ページのカテゴリにコラムが入っている……といった、サイトの内部構造の乱れが挙げられます。
サイトの内部構造が最適化されていないと、「ユーザーのニーズに沿ったサイトでない」とGoogle側から評価されてしまうので、適切な構造に直す必要があります。
また、サイト内には、お客さまご自身で書かれたコラムがたくさんあったのですが、これらも、SEO的な観点で改善の余地がみられました。
実は、どれだけ優れた内容のコラムであっても、SEO的な観点で見ると、サイトの評価を下げてしまうことがあるんです。
サイトの評価を下げるおそれがあるコラムの例としては、文字数が少ないものや、情報が重複しているものなどがあります。
検索順位向上のためには、こうしたサイト内部における、SEO面でのマイナス要素を取り除き、より評価されるサイトに変えていくことが求められました。
サイト内のSEO面におけるマイナス要素を取り除き、高く評価されるサイトへ
実施したSEO対策の内容について、お聞かせください
まず実施した施策は、内部構造の修正をはじめとするTOPページのリニューアルです。
具体的には、内部構造を整え、閲覧しやすいページに変えていくとともに、上位表示されている競合のサイトを参考に、足りない情報を追加していきました。
追加した情報には、カウンセラーの紹介や店舗の詳細、お客さまの声などがありますね。
ユーザーがカウンセリングルームの選定時に必要な情報を、わかりやすく伝えられるページになるよう意識しました。
次に取り掛かったのは、既存コラムの修正・削除、新規コラムの作成です。
お客さまがご自身で作り上げたコラムを修正・削除するのは、大変心苦しかったです。
しかし、成果を出すためには実施すべきであることはわかっていたため「ここでアドバイスできなかったら、SEOコンサルタントのいる意味がない」と、自分を奮い立たせました。
コラムの修正・削除したい旨を伝える際は、施策の目的や、それで得られる効果を、根拠を用意して丁寧に説明することを心がけましたね。
その結果、お客さまにご理解いただけて、「キーワード上位化のためによろしくお願いします」と任せてもらうことができたのです。
このように、TOPページのリニューアルとコラムの修正・削除・新規作成の2軸で、SEO対策を行ってまいりました。
施策に取り組む際に工夫した点はありますか?
コラムの修正・新規作成を行う際は、Googleから「高品質なコンテンツである」と評価されるように努めています。
お客さまが業務で取り扱う心理カウンセリングの分野は、SEOの専門用語でいうところの“YMYL”の領域に分類されます。
YMYLは、“Your Life Your Money”の略で、医療・金融・法律・時事など、人々の人生に大きな影響を与える領域を指し、コラムの評価基準が非常に厳しいです。
この領域のコラムを上位化させるためには、情報の信頼性や専門性が求められます。
そこで、参考にする文献や情報の引用元は、政府や医療機関が出している文書といった、信頼性と専門性ともに高い情報を扱うことを心がけていますね。
また、こちらで作成したコラムをお客さまが最終チェックしてくださり、より専門性の高い記事へとブラッシュアップすることができています。
このような工夫とお客さまの協力によって、高品質なコンテンツを作り上げることを実現しているのです。
そのほかに実施した施策はありますか?
TOPページのリニューアルとコラムの修正が終わったタイミングで、お客さまから「今度オープンする新店舗のページ制作をお願いしたい」というご依頼をいただきました。
このようにお声がけいただけたのは、着実に実績を出せていたことによって、信頼関係を構築できた表れだと思うので、非常に嬉しかったです。
ただ、ご依頼いただいたのが新店舗オープンの2か月前だったので、それまでにページを公開できるように準備する必要がありました。
一般的に、ページを新規で作成するには、3か月程度かかるため、短期間でのご依頼だったといえます。
タイトなスケジュールでしたが、そこはお客さまとの日程調整や各部署への情報共有を早めに行い、タスク管理を徹底してカバーすることを試みたのです。
その結果、新店舗のオープン時期に合わせてページをリリースでき、お客さまには大変喜んでいただけて、ホッとしたのを今でも覚えています。
検索順位・セッション数をともに上昇させることができ、自身の目指す姿へ一歩近づけた
施策を実施した結果、どのような成果を得られましたか?
現時点で、以下のような成果を得ることができています。
▼キーワード検索順位
「東京 カウンセリング」:31位→14位
「新宿 カウンセリング」:圏外→3位
▼サイト全体のオーガニックセッション数
23年6月:1,140→24年6月:9,047
キーワード検索順位、セッション数ともに上昇させることが叶いました。
特に「新宿 カウンセリング」では、ページ開設後から数週間で順位がつきはじめ、今では安定して3位を取ることができており、非常に良い結果を残せたといえます。
セッション数が大幅に増加していることからも、施策の効果が出ているのを実感しています。
成果が出せたことで、お客さまからはどのようなお言葉をいただけましたか?
お客さまからは、この成果に対するたくさんの感謝の言葉をいただくことができました。
なかでも嬉しかったのは、「加瀬さんは親身になって話を聞いてくれるから、なんでも相談できる」と言っていただけたことですね。
というのも、“相談しやすいSEOコンサルタント”は、私の目指す姿そのものだからです。
SEOの施策は、実施から結果に反映されるまでに時間がかかるものです。
あとになって「やっぱり変更してほしい」と相談をいただいても、お客さまのご要望を契約期間内で施策に反映できず、手遅れとなってしまうおそれがあります。
ですので、SEO対策を行っていくうえでは、お客さまの意見をタイムリーに反映できるように、相談のしやすい関係性の構築が大切なのです。
私自身、相談しやすい関係性の構築のために、こまめに連絡すること、疑問点がないか適宜うかがうことなどに尽力してきましたので、それがお客さまからの言葉に結び付いたのだと思います。
また、大変ありがたいことに、「今後もRank-Questにお願いしたい」と言っていただけているので、より良い成果を出せるように邁進していく所存です。
さらなる仕事を任せていただくために、現状に満足せず施策に取り組んでいく
今後の目標・挑戦したいことを教えてください
「東京 カウンセリング」のキーワードにおいて、現状で満足せず、順位のさらなる上位化を目指しています。
このキーワードは、競合他社も対策に力を入れているため、上位化させる難易度は非常に高いです。
ですが、細部までこだわってSEO対策に取り組んでいくことで、十分に戦っていけると思うんですね。
具体的には、サイトの視認性をより高めるための内部修正と、カウンセリング関連の新規キーワードを獲得するためにコラムの追加を検討しています。
また、お客さまから、「今後も順調にいけば、サイトのフルリニューアルもお願いしたい」と言っていただけているんです。
このように大がかりな仕事を任せてもらえるようになるためにも、目の前にある課題に対し、誠心誠意取り組んでいきます。