【SEO対策】で検索結果1位(注1)を獲得しているランクエスト(https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ )は、2025年2月に住宅業界のクライアントサイトを対象とした「検索順位ごとのクリック率(CTR)」調査を実施しました。
本調査では、検索結果の上位10位に入っている5,442件の住宅関連キーワードを対象に、順位ごとのCTR変動を徹底分析。さらに、ランクエストが運用するSEO業界向けメディアのクリック率データと比較することで、住宅業界に特化したクリック傾向を明らかにしています。
今回の結果は、住宅関連企業がSEO戦略を策定する際に「どの検索順位を目指すべきか?」「どの程度のクリック数を見込めるか?」を見極める重要な指標となります。
(注1)2025年1月9日に東京都新宿区で、PCブラウザーからGoogle検索を行い、その結果を測定しました。検索キーワードは「SEO対策」で、クッキーや履歴を削除した上で計測しています。なお、他の地域やデバイス、検索タイミング、検索エンジンのアルゴリズムの変更などによって、順位が変動する場合があります。
目次
◆2025年2月度:住宅業界における検索表示順位別クリック率(CTR)

今回のCTRデータにおいて「1位・2位の圧倒的優位性」がはっきりと見て取れます。以下、主なポイントを整理します。
1. 上位2位までのクリック率が突出
1位・2位がそれぞれ約24%、約19%と非常に高いCTRを示しており、検索ユーザーの大部分が上位2つまでのリンクを重視していることが分かります。
- 露出機会の最大化:
住宅関連のキーワードは高額な商材や長期検討という特性上、上位表示されるほど初期段階での候補入りする確率が格段に上がります。
- ブランディング効果:
上位表示される企業ほど、ユーザーに「メジャー」「信頼できそう」といったポジティブな印象を与えやすいメリットがあります。
2. 3位以下との大きなギャップ
3位のCTRは約7%で、上位2位に比べると一気に数字が落ちています。4位以下も数%前後で推移しており、10位では1.9%まで低下しています。
- 実質的な可視範囲の違い:
近年の検索結果ページは広告やローカルパック、リッチスニペットなどによって上部が占有されがちです。自然検索の「3位以下」は、ユーザーに目を留めてもらう機会が相対的に少なくなります。
- 複合キーワードでの上位獲得:
住宅関連では「地域名+戸建て」「ローン比較+新築」など複合キーワードも多いです。人気のビッグキーワードで1位や2位を取るのが難しい場合でも、より絞り込んだキーワードで上位を狙うことでCTR向上を図る戦略も有効です。
3. 住宅業界特有の検討プロセス
住宅は購買単価が高く、検討期間が長い商材です。ユーザーは何度も検索を繰り返しながら情報を比較検討するため、初回タッチポイントの重要性が他業界よりも大きい傾向にあります。
- ファーストタッチとリピート検索:
1位・2位であれば「とりあえず押さえておこう」というユーザー心理が働きやすく、クリック機会が大幅に増えます。そこから継続的に情報提供していくことで、最終的な成約確度を高めることが可能です。
- 下位順位でも複数回露出のチャンス:
一度サイトを訪れたユーザーが再検索する際、サイト名やドメインが目に入ればクリック率が上がるケースがあります。したがって、下位表示でもタイトルやメタディスクリプションを最適化しておけば、後追いでクリックを獲得できる可能性があります。
◆ 2025年2月度:住宅業界と他業界(SEO業界)における検索表示順位別クリック率(CTR)の比較

今回のデータを見ると、1位のCTRはSEO業界の方が大幅に高く(+約20ポイント)、一方で2位以下のCTRは住宅業界の方が高めに推移している点が大きな特徴です。ここから、両業界のユーザーの検索・クリック行動に以下のような違いが推測できます。
1. 1位のCTRの違い:SEO業界では“トップが圧倒的”
- 検索ユーザーのリテラシーが比較的高い
SEOに関心のあるユーザーは、検索エンジンの仕組みにも一定の知識があるケースが多いです。「1位=最適な答え」との認識から、迷わずトップ結果をクリックする傾向が見られます。
2. 2位以下の住宅業界CTRが高い理由
- 比較検討の必要性
住宅関連の検索ユーザーは、高額かつ長期利用の商材を探しているため、1位だけでなく複数社・複数サイトを比較しようとする意識が強いです。その結果、2位・3位、さらにはそれ以下の順位にも一定のクリックが分散しやすいと考えられます。
- ブランド・サービス内容の違いを見極めたい
住宅検討では「間取り・工法・費用感・デザイン」など重視するポイントが多岐にわたります。1位のサイトを見ただけでは不安が残りやすく、他の結果にも目を通して情報を収集する流れが生まれます。
◆ まとめ
- SEO業界:1位CTRが圧倒的に高い一方、2位以下のクリックが少ない
- 住宅業界:1位から10位まで平均的にCTRが分散し、特に2位以下でも一定の流入が見込まれる
こうした違いは「検索者が何を目的に、どの程度の情報を必要としているか」という業界特性が反映された結果と言えます。特に住宅のような高額・長期検討型の商材では、検索結果ページ全体でいかに魅力的な情報を提供し、“比較候補の一角”としてサイトを選んでもらうかが、順位以上に重要になってくるでしょう。
調査概要
調査期間: 2025年2月1日~2025年2月28日
調査機関: 株式会社eclore
調査対象: ランクエストの住宅業界クライアントサイト
有効回答数(サンプル数): 5,442キーワード
対象キーワードは、ランクエストの住宅業界クライアントサイトにおいて2025年2月に検索結果の1位から10位に表示されたものに限定し、各順位ごとのクリック率を分析しました。
調査方法:
・Googleサーチコンソールのデータを使用し、対象キーワードの検索順位別クリック率(CTR)を算出しました。
・クリック率(CTR)は、クリック数を表示回数で割り、その結果に100を掛けてパーセンテージとして表しています。
<<調査結果の利用条件>>
1.情報の出典元として「4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト」の名前を明記してください。
2.ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:
https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/
https://rank-quest.jp/column/column/seo-inquiry-counter/
ランクエストについて
ランクエストでは、「徹底的にSEOで集客するプロ集団」というコンセプトのもと、4,300社を超える企業様にサービスを提供してまいりました。
自社に最適なSEO施策が全くわからない方のために、コンテンツ制作や内部対策の実施など幅広い施策を提案できる専属のSEOコンサルタントがサポートします。
社内リソースが厳しくSEO対策を丸投げしたい方は、ぜひご相談ください。
Point①自社リソースを改善できる『ランクエストの丸投げSEO』
多くのSEO業者は施策の提案までが役務範囲で、施策の実行はクライアント任せか追加費用がなければ対応してもらえない、ということも珍しくありません。しかしランクエストでは、徹底的に考え抜かれたSEO計画を、施策の実行まで追加費用無しで対応させていただいております。
Point➁正社員のライターチームによる品質担保
コンテンツを高品質に維持するために、全ての記事構成を内製で対応しています。毎週更新される100以上の厳格なコンテンツ制作ルールを遵守しつつ、必ず編集長がチェックする徹底的な品質維持体制をとっています。さらに、SEO効果の高いオリジナルコンテンツの制作も対応可能です。
Point③SEO対策に留まらない全方位のWebマーケティング事業
SEOに限らずリスティング広告や、SNSの運用など、多岐にわたる施策をご案内しています。施策単体の効果にとらわれない複合的なプランニングで、マーケティングのトータルコンサルティングを提供し、クライアントの期待に最大限に応えます。
ランクエスト 概要
商号 :株式会社eclore
代表者 :宮島 隆
所在地 :東京都新宿区新宿2丁目8-6 KDX新宿286ビル4階
HP :https://rank-quest.jp/
事業内容:主にSEOコンサルティングと記事制作に関する事業