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目次
SEO対策におけるh1タグとは?
h1タグとは、htmlタグの中で「見出し」を意味するタグのひとつです。見出しにはh1からh6まであり、数字が小さい方が上位になります。 見出しタグはGoogleなど検索エンジンのクローラーが、コンテンツを認識するうえでも重要な要素です。そのため、見出しタグの中でも最上位であるh1タグはとくに重要度が高いということです。 ここでは、h1タグについて以下の3点を解説します。- titleタグとh1タグの違い
- h2・h3タグとの違い
- 記事タイトルとh1タグを違う内容にする必要性
titleタグとh1タグの違い
titleタグとh1タグでは、対象とするユーザーやhtmlファイルにおける記載場所が異なります。 違いをまとめた表が以下のとおりです。表示箇所 | htmlファイルの記載場所 | |
titleタグ | 検索結果の画面 | 先頭の部分にあたるhead |
h1タグ | Webページ内のみ | 中身の部分にあたるbody |
h2・h3タグとの違い
h1・h2・h3タグの役割には次のような違いがあります。タグの種類 | 役割 |
h1タグ | ページのテーマとなる大見出し |
h2タグ | 目次・章に該当する中見出し |
h3タグ | 各章のポイントをあらわす小見出し |
<h1>SEO対策におけるh1タグの効果やメリットを解説</h1> <h2>SEO対策におけるh1タグとは?</h2> <h3>titleタグとh1タグの違い</h3> <h3>h2・h3タグとの違い</h3> <h3>記事タイトルとh1タグは違う内容にする必要がある?</h3> <h2>h1タグのSEO対策への効果やメリットとは?</h2> <h3>検索エンジンがコンテンツを見やすくなる</h3> <h3>検索結果に表示されるタイトルと記事タイトルを変えられる</h3> |
記事タイトルとh1タグを違う内容にする必要性
記事タイトルとh1タグを違う内容にする必要はありません。また、同一の内容にしても大丈夫です。 タイトルとh1タグは、ページの内容をユーザーやクローラーに伝える目的が同じであるためです。 なお、titleタグはGoogle側で勝手に変更されることがあります。明確な理由は不明ですが、ユーザーにとってより分かりやすい内容にするためと推測されています。h1タグのSEO対策への効果やメリットとは?
h1タグは、SEO対策において以下のような利点があります。- 検索エンジンがコンテンツを見やすくなる
- 検索結果に表示されるタイトルと記事タイトルを変えられる
- ユーザビリティやアクセシビリティが向上する
検索エンジンがコンテンツを見やすくなる
h1タグはSEO対策において、検索エンジンのクローラーがコンテンツを認識するうえで重要です。ただし、h1タグを設定することが検索順位に直接影響を与えるわけではありません。 Googleのジョン・ミューラー氏も、「見出しタグがなくてもサイトがGoogleで上位にランクされる可能性がある」と述べています。 参考元:Google: Heading Tags are a Strong Signal h1などの見出しタグを設定してキーワードと絡めることで、検索エンジンにページの内容が適切に伝わります。検索エンジン側が内容を正しく理解することで、ユーザーの検索意図とページ内容が一致した際に上位表示へつながるでしょう。検索結果に表示されるタイトルと記事タイトルを変えられる
h1タグとtitleタグはそれぞれ以下のような違いがあり、使用する目的が異なります。- h1タグ:ページ内に遷移してきたユーザーが目にする
- titleタグ:検索結果などWebページを閲覧する前のユーザーが目にする
ユーザビリティやアクセシビリティが向上する
h1タグをはじめとする見出しタグを活用することで、ページ内容が整理されます。そのため、ユーザーは自身の知りたい情報がページ内にあるかを確認しやすくなるのが利点です。 また、アクセシビリティの向上にも繋がります。アクセシビリティとは「障害の有無に関わらずコンテンツ内の情報にアクセスできること」です。 たとえば、視覚障碍者の方向けにテキストや画像を音声で読み上げる「スクリーンリーダー」があります。見出しタグを適切に使用することで、スクリーンリーダー使用時にページ内の移動がしやすくなります。SEO対策に有効なh1タグの使い方
SEO対策において、h1タグを効果的に使うためのポイントは、以下の5点です。- 1ページにつき1回だけ使う
- 最初のhタグに設定する
- 対策キーワードを含める
- 28文字以内を目安に記述する
- 画像を使用する際はalt属性を付与する
1ページにつき1回だけ使う
h1タグはページ内で最も重要な箇所に使用します。そのため、1ぺージに1つだけ設定してください。 複数使用してもペナルティなどはありません。しかし、検索エンジンのクローラーがページ内の最重要情報を判別しにくくなります。最初のhタグに設定する
h1タグはおもにページのタイトル部分に使用しましょう。見出しタグは以下のような階層構造が重要です。<h1>タイトル部分(大見出し) <h2>中見出し <h3>小見出し |
対策キーワードを含める
h1タグには、ページ内を訪れるユーザーが検索すると考えられるキーワードを含めてください。ページ内の重要な要素として検索エンジンに認識されるため、検索結果に表示されやすくなります。 ただし、やみくもにキーワードを詰め込むのは逆効果なため、テーマが伝わりやすい簡潔な内容に留めましょう。28文字以内を目安に記述する
h1タグの文字数は28文字以内がおすすめで、おもな理由は以下の2点からです。- ユーザーに内容を簡潔に伝えやすくするため
- 検索結果に表示される文字数が30文字前後なため
画像を使用する際はalt属性を付与する
h1タグは画像にも設定できます。ただし、画像に使用する場合はalt属性を使用してください。 alt属性とは、画像の説明を記載したテキストのことです。検索エンジンはページをテキストで認識するため、画像だけでは内容を判別できません。 クローラーに内容を正しく認識させるためにも、alt属性の設定を忘れないようにしましょう。SEO対策でh1タグを使うときの注意点
h1タグを使用する際は、以下の3点に注意してください。- 複数使用に注意
- デザインを目的としたh1タグの使用はNG
- 短期間で頻繁に変更しない
複数使用に注意
h1タグの使用回数に明確な決まりはありません。 しかし、h1タグには「記事コンテンツのテーマをあらわす」という役割があるため、記事の中で1回のみの使用にとどめるのが基本です。 h1タグを複数回使用すると、記事がクロールされる際に、テーマを正確に読み取ってもらえない可能性があります。h1タグの使用は1か所にして、h2・h3タグを中心とした記事構成を考えましょう。デザインを目的としたh1タグの使用はNG
h1・h2・h3のようなhタグは、記事コンテンツの内容を検索エンジンに正しく伝えるために使用します。「デザイン性がいいから」「目立たせたい文章があるから」といった理由で使用するのはNGです。 h1タグのデザインを他の場所でも使用したいときは、ソースコードを取得して、通常の文字装飾として使用しましょう。Web上にあるコンテンツのソースコードは「右クリック→検証」でチェックできます。短期間で頻繁に変更しない
h1タグを途中で変えたいと思ったとき、変更すること自体は問題ありません。ただし、頻繁に変更するのはやめておきましょう。 h1タグの内容が変わると、検索エンジンが記事の内容を正しく認識できなくなるおそれがあります。また、Googleがh1タグの変更を認識するまでにタイムラグがあります。 変更後は少し時間を置いたうえで検索順位の変化を追い、効果を検証してください。h1タグに関するよくある質問
h1タグに関するよくある質問に回答します。h1タグがないページはありますか?
h1タグを使わなくても、Webページを作ることは可能です。実際に、titleタグやh2・h3タグのみで構成されたWebページも少なくありません。 しかし、h1タグはhタグの中でも重要度が高いものとして認識されるため、記事内容を簡潔にあらわせるときは使用することをおすすめします。hタグの順番はSEOに影響しますか?
hタグを使うときは、数字が小さいものから順番に書いていくのが基本です。h1の次はh2、h2の次はh3と、数字を飛ばさないように使用しましょう。 しかし、記事構成によってはh3の次にh2が来たり、h4の次にh2が来たりする場合もよくあります。そのような場合であっても、記事コンテンツの構成要素が整理されていれば問題ありません。h1タグを途中で変更しても問題ありませんか?
h1タグは途中で変更しても問題ありません。クリック率や検索順位の変動を考慮して、よりよい内容が思い浮かんだ場合は、h1タグの変更を検討するのも選択肢の1つです。 ただし、titleタグとh1タグを同じにしている場合は注意しなければなりません。titleタグの変更は検索順位に大きく影響するため、変更後に一時的に検索圏外へと飛ばされるリスクがあります。 検索順位を維持したい場合は、titleタグは変更せずに、h1タグだけ変更するとよいでしょう。h1タグの重要なポイントのまとめ
h1タグについて、とくに重要なポイントは以下の3点です。- h1タグの役割はページ全体のテーマを伝えること
- クローラーから認識されやすくするため対策キーワードは左詰めにする
- 上位表示されている記事のh1タグを確認して参考にする