60代の方々は、日常生活でどのような媒体や端末を使って情報を集めているのでしょうか?
スマートフォン、タブレット、PCなどのデバイス選択や、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの利用方法に、世代特有の特徴は見られるのでしょうか?
SEO支援で4,300社以上の実績を持つランクエスト(https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ )は今回、60代の男女150名を対象に「情報収集と検索行動」に関する独自調査を実施しました。
この調査では、
・ 検索に使う主な端末や媒体
・ よく利用する検索エンジンの種類
・ 検索結果の何ページ目まで確認するのか
といった項目を多角的に分析し、60代の情報収集における行動パターンを明らかにしました。
これにより60代がどのデバイスをどのように使い分けているのか、これまで不明だった傾向が見えてきました。
本アンケートは2024年12月5日に実施され、60代の検索行動における最新のトレンドを深掘りしています。
▼20代、30代、40代、50代の検索行動については以下をご覧下さい。
【2024年実施】『20代』の情報収集と検索行動の実態とは? ~SEOの重要性に迫る~
【2024年実施】『30代』の情報収集と検索行動の実態とは? ~世代別に見る検索傾向の特徴~
【2024年実施】『40代』の情報収集と検索行動の実態とは? ~世代別に見る検索傾向の特徴~
【2024年実施】『50代』の情報収集と検索行動の実態とは? ~世代別に見る検索傾向の特徴~
目次
調査結果① 普段、情報収集を行う媒体を下記の中から教えてください?(複数選択可)
最も多かった回答は「インターネット」で、回答者の93.3%が情報収集に利用していると答えています。
次いで「テレビ」が84%と高い割合を示しており、依然として影響力の大きい媒体であることがわかります。
一方で、「SNS」は28%と比較的低い割合に留まり、60代ではまだ主流の情報収集手段としては認識されていない可能性があります。
また、「新聞」は48%が利用しており、インターネットやテレビに次いで多くの人々に活用されていることがわかります。
この結果から、60代にとって新聞は、日々の情報収集において重要な役割を果たし、伝統的なメディアへの信頼が根強いことが示唆されます。
一方、「ラジオ」の利用は16%と少数派にとどまり、情報収集の手段としては限定的な位置づけにあることがうかがえます。
調査結果➁ 検索時の端末を教えてください ※Q1で「インターネット」と回答した人(複数選択可)
最も多かった回答は「パソコン」で91.4%が検索時に使用していると答えています。
次いで「スマートフォン」が63.6%と、モバイル端末も広く利用されています。
一方、「タブレット」は10%と少数派であり、検索行動において主なデバイスとしてはあまり使われていないことが伺えます。
調査結果➂ 普段、検索に使う検索エンジンを教えてください ※質問1)で「インターネット」と回答した人(複数選択可)
最も多かった回答は、「Google」で75.7%が利用していると答えています。
次いで「Yahoo!」が70.7%と僅差で、60代においても広く利用されていることが分かります。
一方、「Bing」は5.7%と少数派であり、「DuckDuckGo」や「CocCoc」の利用はほとんど見られません(それぞれ0.7%と0%)。
GoogleとYahoo!が主要な情報収集ツールとして定着していることが伺えます。
調査結果④ 検索結果の何ページ目までのサイトを確認しますか?※Q3)で「Google」と回答した人
最も多かった回答は「2ページ目まで確認する」で34%を占めています。次いで「1ページ目のみ確認する」が33%と僅差で、60代の多くが検索結果の最初の2ページまでを重点的に確認していることが明らかになりました。この結果から、検索結果の上位表示が情報収集において特に重要であることがうかがえます。
一方で、「3ページ目まで確認する」は19.8%と、少数派ながら一定数の人々が検索結果の3ページ目まで目を通していることも注目すべき点です。
また、「5ページ目以上確認する」と回答した人が12.2%いることから、検索結果のさらに深い部分まで確認する層も無視できない存在であることがわかります。
このことは、情報収集の際に必要な情報を得るためには、多くの人が上位結果を重視する一方で、下位に位置する情報にも意識を向ける利用者が一定数存在することを示しています。
特に、具体的で専門的な情報を求める場合や、上位の結果だけでは満足できない場合には、こうした深いページの確認が行われていると考えられます。
まとめ 60代の検索行動と情報収集の実態
今回の調査では60代の情報収集行動における特徴が浮き彫りになりました。
最も多く利用されている情報収集の媒体はインターネットで、次いでテレビが続き、依然として影響力のある媒体であることが分かります。
一方で、SNSやラジオの利用は限定的で、伝統的なメディアがまだ一定の役割を果たしていることが確認されました。
検索時に使用する端末では、パソコンが最も多く、次いでスマートフォンが利用されていますが、タブレットの利用は少数にとどまっています。
また、検索エンジンではGoogleとYahoo!が広く活用されており、他の検索エンジンの利用はほとんど見られません。
検索結果の確認範囲においては、最初の数ページを重点的に確認する傾向が見られる一方で、深いページまで確認する人も一定数存在しており、情報収集の深度に個人差があることが分かります。
これらの結果から、60代の情報収集行動はインターネットを中心としつつも、世代特有の選択や傾向が反映されていることが示唆されます。
調査概要
調査日: 2024年12月5日
調査対象地域: 全国
調査機関: Freeasy
調査方法: オンラインアンケート調査
調査人数: 150名
調査対象: 60代の男女
<<調査結果の利用条件>>
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