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SEO最新ニュース・トレンドまとめ

【2026年6月】SEO最新ニュース・トレンドまとめ

【2026年6月】SEO最新ニュース・トレンドまとめ

2026年6月のSEOは、いつもの順位変動だけでなく、生成AI検索、Search Console、スパムポリシー、ゼロクリック検索など、実務に関わる話題が多く動いた1カ月でした。

特に今月は、「検索順位が上がった・下がった」だけを見ていても、全体像をつかみにくくなっています。AI OverviewsやAI Modeのように、検索結果上で回答が完結する場面が増え、ユーザーがサイトをクリックする前に情報を得るケースも広がっています。

そのため、これからのSEOでは、流入数だけでなく「検索結果やAI回答の中でどのように見られているか」「どのページが引用・参照されやすい状態になっているか」「ポリシー違反につながる要素が残っていないか」まで確認することが大切です。

本記事では、2026年6月1日〜6月30日に発生したSEO関連の主要ニュースを時系列で整理し、企業のSEO担当者が来月以降に取り組みやすい形で、実務上のポイントを解説します。

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GoogleのMay 2026 core updateが6月2日に完了

Google検索ステータスダッシュボードの画像

「Google Search Status Dashboard」の報告

(画像引用:Google Search Status Dashboard『May 2026 core update』)

5月21日から展開されていたMay 2026 core updateは、6月2日に完了しました。Google Search Status Dashboardでは、開始日が5月21日、完了日が6月2日と案内されています。

今回のようなコアアップデートでは、更新期間中から順位や流入が動くことがあります。ただし、ロールアウト中のデータだけを見て「原因はこれだ」と判断するのは危険です。Googleも、コアアップデート後の分析は、更新完了から少なくとも1週間ほど待ってから行うことを推奨しています。

見るべきなのは、サイト全体の平均値だけではありません。どのページが落ちたのか、どのクエリで変化したのか、検索タイプやデバイスによって差があるのかを切り分けることが大切です。

たとえば、重要なサービスページだけが下がったのか、情報収集向けのコラム全体が下がったのかでは、打ち手が変わります。前者であれば競合比較やCV導線の見直しが必要かもしれませんし、後者であれば情報の鮮度や一次情報、検索意図とのズレを確認する必要があります。

企業が取るべき対策

まずは、6月2日をアップデート完了日として基準に置き、6月9日以降のデータで前後比較を行いましょう。

確認したいのは、以下の3点です。

  • 1.どのページのクリック・表示回数・順位が変化したか
  • 2.どのクエリで順位やCTRが変化したか
  • 3.変化が一時的なものか、継続しているものか

軽微な変動であれば、大きく構成を変える必要はありません。むしろ慌てて改修しすぎると、もともと評価されていた部分まで崩してしまう可能性があります。

一方で、特定のページ群が大きく落ちている場合は、次の観点で見直すとよいです。

  • 1.検索意図に対して、最初の数段落で十分に答えられているか
  • 2.独自のデータや事例・経験、比較情報が入っているか
  • 3.著者・監修者・出典など、信頼性を示す情報が明確か
  • 4.競合上位と比べて、抜けている見出しや説明がないか
  • 5.古い情報が残っていないか

コアアップデート後、大幅に順位が下落したキーワードが存在する場合は、ユーザーにとってそのページが役に立つか、信頼のおける情報だと感じてもらえるかといった視点でコンテンツを丁寧に見直すことが重要です。


■参照情報
Google Search Status Dashboard『May 2026 core update
Google検索セントラル『Google 検索のコア アップデートとウェブサイト
Search Engine Land『Google May 2026 core update rollout is now complete


Googleサーチコンソールに生成AI検索の専用パフォーマンスレポートが追加

Googleサーチコンソールの生成AIパフォーマンスレポート画面

Googleサーチコンソールの生成AIパフォーマンスレポート画面

(画像引用:Google検索セントラル『Search Console に検索の生成 AI のパフォーマンス レポートを導入』)

6月3日、Googleサーチコンソールに「生成 AIのパフォーマンスレポート」を追加したと発表しました。これは、AI OverviewsやAI Modeなどの生成AI機能において、自社URLがどのように表示されているかを確認するための専用レポートです。

これまで、生成AI検索で自社サイトがどの程度見られているのかは、かなり把握しづらい状態でした。今回のレポート追加により、SearchとDiscoverにおける生成AI経由の露出を、従来の検索パフォーマンスとは別の視点で見られるようになっています。

ただし、現時点ではすべてのサイトに一斉開放されているわけではありません。Googleは、一部のサイトから順次ロールアウトし、フィードバックを見ながら対象を広げると説明しています。

確認できる主な項目は、インプレッション、ページ、国、デバイス、日付などです。一方で、Search Labsの実験データは含まれません。そのため、社内で見えているAI Overviewsの表示状況と、Search Console上の数字が完全に一致しないこともあります。

また、Googleは同時期のガイドで、生成AI検索に対して特別な裏技的な最適化が必要なわけではなく、従来のSEOベストプラクティスが引き続き重要だと説明しています。つまり、AI検索対策は従来SEOと切り離された別物ではなく、良いページをより明確に、より信頼できる形で整える取り組みと捉えるのが自然です。

企業が取るべき対策

レポートが利用できる場合は、まず「どのページが生成AI検索で露出しているか」を確認しましょう。

通常検索で流入を取っているページと、生成AI検索で表示されているページが同じなのか、違うのかを見るだけでも発見があります。

特に確認したいのは、以下のようなページです。

  • 「○○とは」のような定義や概要を説明する記事
  • 「○○ 選び方」や「○○ 比較」といった比較表や選び方を含む記事
  • 独自データや調査結果を掲載した記事
  • FAQやQ&A形式の情報を含むページ
  • 専門家の見解や事例を含むページ

生成AI検索では、ページ全体の長さよりも、要点がわかりやすく整理されているかが重要になります。

見出しごとに結論が明確か、データや根拠が示されているか、表や箇条書きで比較しやすいかを確認してください。

まだレポートが表示されていない場合でも、準備はできます。AI Overviewsに出やすいテーマを持つページについては、以下を整えておきましょう。

  • 冒頭で結論をわかりやすく伝える
  • 見出しだけでページの流れが理解できるようにする
  • 表や比較情報を整理する
  • 一次情報、事例、実績データを追加する
  • 画像や動画には説明文・altを入れる
  • クロール・インデックスに問題がないか確認する

AI検索への対応は、従来のSEO同様に、「検索ユーザーにもAIにも誤解なく伝わるページにする」ことが基本です。


■参照情報
Google Search Central Blog『Search Console に検索の生成 AI のパフォーマンス レポートを導入
Search Console Help『生成 AI パフォーマンス レポート(検索)
Google Search Central『Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する


Googleが第三者SEOツールやAEO・GEO系サービスの見極め方を明文化した

6月5日、Googleは「サードパーティの SEO ツール、サービス、アドバイスの使用に関する Google 検索のガイダンス」を公開しました。

内容としては、第三者のSEOツール、外部コンサル、AEO・GEO系サービスなどをどう見極めるべきかを整理したものです。

この文書でGoogleが強調しているのは、「第三者ツールや助言を使うこと自体は問題ではないが、それをGoogle公式の評価そのものだと誤解しないこと」です。

特に、次のような主張には注意が必要です。

  • Google公認のSEOスコアであるように見せる
  • Google内部データに基づいているように説明する
  • 順位やAI回答への掲載を保証する
  • AEO、GEOなどの新しい用語だけで成果を約束する
  • 独自スコアを改善すればGoogle評価も上がると断定する

もちろん、SEOツールは便利です。競合分析、順位管理、リンク調査、コンテンツ改善などに役立ちます。ただし、それらはあくまで外部から推定した指標であり、Googleの内部ランキングデータではありません。

Googleは、一次データとしてGoogle Search Consoleを確認することを推奨しています。Search Consoleの表示回数、クリック数、CTR、掲載順位、インデックス状況を見たうえで、外部ツールを補助的に使うのが安全です。

企業が取るべき対策

SEOツールや外部ベンダーを選ぶ際は、「その提案はGoogle公式の考え方と矛盾していないか」を確認しましょう。

特に、生成AI検索まわりの提案では、AEO、GEO、LLMOなど新しい言葉が多く使われます。用語自体が悪いわけではありませんが、言葉だけが先行して、実際の施策が曖昧になっていないかを見極めることが大切です。

社内で確認すべきポイントは以下です。

  • 成果保証のような表現がないか
  • Google公認と誤解させる説明がないか
  • 施策内容が公式ガイドに沿っているか
  • Search Consoleのデータと照らして説明されているか
  • 書き込み権限を渡す必要がある場合、作業範囲が明確か
  • ツール独自スコアだけで改善優先度を決めていないか

ベンダーに作業を依頼する場合も、最初から広い権限を付与するのではなく、まずは読み取り権限で監査してもらう運用がおすすめです。SEOはサイト全体に影響するため、誰がどの範囲を触るのかを明確にしておく必要があります。


■参照情報
Google検索セントラル『サードパーティの SEO ツール、サービス、アドバイスの使用に関する Google 検索のガイダンス
Google検索セントラル『ドキュメントの最新の更新内容
Search Engine Land『Google adds guidance on third-party SEO tools, services, advice and updates hiring an SEO doc


ゼロクリック検索が68.01%に達したという調査が公開

SparkToroが発表した2026年1月〜4月の米Google検索において、68.01%がクリックなしのデータ

6月上旬、SparkToroとSimilarwebが、2026年のGoogle検索におけるゼロクリック検索の比率に関する調査を公開しました。SparkToroは、2026年1月〜4月の米Google検索において、68.01%がクリックなしで終わったと報告しています。

ゼロクリック検索とは、ユーザーが検索結果ページ上で答えを得て、外部サイトをクリックせずに検索を終える行動のことです。強調スニペット、ナレッジパネル、ローカルパック、AI Overviewsなどが増えるほど、この傾向は強まりやすくなります。

ただし、このデータはGoogle公式発表ではありません。クリックストリームデータをもとにした業界調査です。そのため、すべての業界・すべての国・すべての検索にそのまま当てはめるものではありません。

それでも、SEOの成果指標を見直すうえで重要な示唆があります。検索結果上で情報が完結しやすくなるほど、自然検索流入だけを見ていると、SEOの価値を過小評価してしまう可能性があるからです。

たとえば、検索結果やAI回答内でブランド名を見たユーザーが、あとから指名検索で訪れることもあります。比較検討中に何度も検索結果で接触し、最終的に別経路で問い合わせることもあります。こうした行動は、単純な自然検索セッションだけでは見えにくくなります。

企業が取るべき対策

今後は、SEOの成果を「自然検索流入数だけ」で判断しないことが大切です。

もちろん、流入数は重要です。ただし、ゼロクリック化が進むなかでは、検索結果上の露出や、ブランド接触、指名検索、CVRなども一緒に見る必要があります。

具体的には、次のような指標を追うとよいです。

  • 指名検索数
  • ブランド名を含むクエリの表示回数・クリック数
  • 重要キーワードでの表示回数
  • AI検索・生成AIレポートでの露出ページ
  • 自然検索経由のCVR
  • 資料請求や問い合わせ前の閲覧ページ
  • サイト内検索や再訪問の傾向
  • 商談時に「検索で見た」と言われたページ

コンテンツ面では、クリックされることだけを前提にするのではなく、検索結果上でも要点が伝わる構成を意識しましょう。

たとえば、冒頭で結論を示す、見出しに具体性を持たせる、比較表やデータを入れる、一次情報を掲載する、といった基本が重要になります。検索結果やAI回答の中で一部だけ読まれても、正しく理解されるページ作りが求められています。


■参照情報
SparkToro『In 2026, Less than One Third of Google Searches Still Send a Click
Similarweb『Zero-Click Marketing: What the 2026 Data Means
Google検索セントラル『Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する


6月中旬の文書更新で、llms.txt・FAQ・サイト移行の実務ルールが整理された

6月中旬には、Search Centralの文書更新で、現場が迷いやすい実務ルールがいくつか整理されました。特に注目したいのは、llms.txt、FAQリッチリザルト、サイト移行に関する更新です。

まず、llms.txtについてです。Googleは、Google Searchにおいてllms.txtは必要なく、ランキングや可視性にプラスにもマイナスにも働かないと説明しています。ほかのサービスや用途のために設置すること自体は問題ありませんが、少なくともGoogle検索対策として優先度を高く置く必要はありません。

次に、FAQリッチリザルトです。FAQリッチリザルトの終了案内自体は前月末に出ていましたが、6月15日の文書更新で関連ドキュメントの整理が進みました。FAQ構造化データを残していても、ただちに悪影響が出るわけではありません。しかし、検索結果上でFAQの拡張表示を狙うためだけのマークアップは、以前ほど期待しないほうがよいでしょう。

もうひとつ重要なのが、サイト移行のルールです。6月17日の更新では、ドメイン移行時にChange of Addressツールへ、www/non-wwwやサブドメインを含む旧ドメインの各バリアントを登録するよう追記されました。

サイト移行は、一度失敗すると回復に時間がかかります。特に、旧URLのバリアントを見落とすと、移行シグナルが分散しやすくなります。

企業が取るべき対策

まず、llms.txtについては、Google検索対策として急いで導入する必要はありません。社内で話題になっている場合は、「Google検索においては必須ではない」と整理しておくとよいです。

優先すべきなのは、llms.txtよりも以下です。

  • 重要ページがインデックス可能か
  • noindexやcanonicalの設定に問題がないか
  • 主要ページに内部リンクが集まっているか
  • 本文がクロール可能なテキストで書かれているか
  • 独自情報や根拠が十分にあるか

FAQについては、構造化データそのものよりも、ページ本文の中でユーザーの疑問にきちんと答えられているかを見直してください。FAQを別枠に置くだけではなく、本文の流れの中で疑問を解消できる構成にすると、読者にも検索エンジンにも伝わりやすくなります。

サイト移行を予定している企業は、次の項目を事前に確認しましょう。

  • 旧ドメインのwww/non-wwwをSearch Consoleに登録しているか
  • 主要サブドメインも検証済みか
  • 301リダイレクトの設計ができているか
  • 移行前後のURL対応表があるか
  • XMLサイトマップを更新しているか
  • 移行後にインデックス状況を確認する体制があるか

サイト移行は、リリース当日の作業よりも、事前準備と移行後のモニタリングが重要です。移行予定がある場合は、SEO担当者も早い段階から関わるようにしましょう。


■参照情報
Google検索セントラル『ドキュメントの最新の更新内容
Google検索セントラル『Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する
Google検索セントラル『サイトを移転する方法
Search Engine Land『For site moves, specify all domain variants with Google’s Change of Address tool
Search Engine Land『Google to no longer support FAQ rich results


GoogleがJune 2026 spam updateを6月24日に開始した

6月24日、GoogleはJune 2026 spam updateを開始しました。Google Search Status Dashboardでは、この更新はグローバルかつ全言語対象で、6月26日に完了したと記録されています。

スパムアップデートは、検索結果の品質を下げる不正・低品質な施策を検出しやすくするための更新です。まっとうに運営しているサイトであれば過度に恐れる必要はありませんが、「自社では問題ない」と思っていても、古い施策や外部要因が残っていることがあります。

たとえば、過去に作成した低品質な量産ページ、内容の薄い比較ページ、過度に最適化されたリンク、古い外部施策、ユーザー体験を損なう広告やスクリプトなどです。

また、Googleはスパムポリシーにおいて、従来の検索順位だけでなく、生成AI回答を操作しようとする行為も対象に含めています。AI回答に無理やり表示させるための不自然な施策は、今後ますますリスクが高まると考えられます。

企業が取るべき対策

6月末から7月前半にかけて、Search Consoleで以下を確認しましょう。

  • 手動対策が出ていないか
  • インデックス数に急な変化がないか
  • 特定ディレクトリだけ順位が落ちていないか
  • 外部リンクに不自然な増加がないか
  • 自動生成に近い薄いページが残っていないか
  • 広告や外部スクリプトがユーザー体験を壊していないか
  • 古いSEO施策で作成したページが残っていないか

もしスパムアップデートの影響が疑われる場合でも、すぐに回復を狙って小手先の修正を繰り返すより、ポリシー違反につながる可能性のある要素を一つずつ取り除くことが重要です。

特に注意したいのは、AI検索対策を理由にした不自然なコンテンツ作成です。ブランド名を無理に埋め込んだ比較記事、実態のないランキング、根拠のない「おすすめ」記事などは、長期的にはリスクになります。

今後は、AI検索での可視性を高める場合でも、ユーザーにとって役立つ一次情報、実際の事例、明確な根拠をもとにコンテンツを作ることが基本になります。


■参照情報
Google Search Status Dashboard『June 2026 spam update
Search Engine Land『Google releases June 2026 spam update
Google検索セントラル『「戻るボタンのハイジャック」に関する新しいスパムポリシーの導入


まとめ

2026年6月のSEOは、「順位を見るSEO」から「検索結果全体でどう見られているかを考えるSEO」へ、さらに一歩進んだ月でした。

コアアップデートとスパムアップデートによって、サイトの土台やコンテンツ品質を見直す必要性が高まりました。一方で、Search Consoleの生成AIレポートやゼロクリック検索の調査からは、流入数だけではSEOの価値を測りきれない状況も見えてきています。

7月に優先したいアクションは、次の3つです。

  1. May 2026 core updateの影響を、6月2日完了基準で再分析し、大きく変動したページ・クエリの確認と検索意図やコンテンツ品質を確認しましょう。
  2. AI検索での露出状況を確認。Search Consoleの生成AIレポートが使える場合は、どのページが表示されているかを確認してください。
  3. 社内のSEO運用ルールを見直すこと。llms.txt、FAQ構造化データ、サイト移行、第三者SEOツール、AEO・GEO系サービスの扱いなど、今月の文書更新を踏まえて整理しておくと、今後の判断がしやすくなります。

SEOは、検索エンジンだけを見るものではなくなっています。ユーザーが検索結果で何を見て、どこで納得し、どのタイミングで自社を選ぶのか。そこまで含めて設計することが、これからのSEOではより重要になっていくでしょう。

 

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