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執筆者：谷藤 香奈
ランクエスト Instagram運用代行部 マネージャー
ランクエストでWebライターやアカウントプランナーとして知見を深めたのち、SNSマーケティング分野へ活動領域を拡大。
東証プライムの上場企業から中小企業まで幅広いクライアントのInstagram運用を支援し、ブランディング戦略やキャンペーン施策、コンテンツ企画などで成果を上げる。
現在はSNS運用代行部の責任者に抜擢され、戦略立案から分析まで一貫して指揮し、Instagramを通じたブランド価値向上とビジネス成果の最大化を支援している。
目次
◆ はじめに
Instagram運用を行う際、写真や動画、ストーリーズ、リールなど多彩な投稿形式をどのように使い分け、どれほど投稿の見栄えや演出にこだわっているのかは多くの担当者にとって関心の高いテーマです。
とはいえ、実際の運用現場では撮影や編集にかかる時間と手間、専門スキルの不足、さらに新しいアイデアを継続的に生み出す難しさなど、課題が次々と浮上しがちでもあります。
SEO対策で検索順位No.1を獲得した（注１）ランクエストは、Instagram運用代行の分野でもサービスを展開しており、2025年1月28日にInstagram運用を行っている150名を対象とした独自調査を実施しました。
下記の4項目を多角的に分析することで、Instagram運用におけるクリエイティブ制作の現状と、実際の運用現場が抱える課題が一層明確になっています。
・調査①：Instagramで主に活用している投稿形式
・調査②：投稿を作成する際、ビジュアル面で特に注意・工夫している点
・調査③：クリエイティブ（写真・動画・ストーリーズ等）を制作する上での主な課題
・調査④：今後、Instagramのクリエイティブ面で特に力を入れたい投稿形式
（注１）2025年1月9日に東京都新宿区で、PCブラウザーからGoogle検索を行い、その結果を測定しました。検索キーワードは「SEO対策」で、クッキーや履歴を削除した上で計測しています。なお、他の地域やデバイス、検索タイミング、検索エンジンのアルゴリズムの変更などによって、順位が変動する場合があります。
調査結果①：Instagramで主に活用している投稿形式はどれですか？ ※複数選択可（注２）
最も多かった回答は「写真（フィード投稿）」で、全体の76％という高い割合を占めました。次いで「動画（フィード投稿）」が29.3％となっており、写真中心のInstagramとはいえ、動画投稿も一定の支持を集めていることがわかります。
さらに「ストーリーズ」（20.7％）や「リール（短尺動画）」（18.7％）も合わせて活用されており、短い動画を手軽にシェアしたいニーズが徐々に広がっている様子がうかがえます。
一方で「インスタライブ」（4％）は比較的少数派であるものの、ライブ配信などリアルタイムでのコミュニケーションを好むユーザーが一定数いることも見て取れます。
総じて、Instagram本来の強みである“写真”を中心にしながらも、ストーリーズや短尺動画といった多彩な投稿形式を使い分ける動きが進んでいるといえるでしょう。
調査結果➁：投稿を作成する際、ビジュアル面で特に注意・工夫している点は何ですか？ ※複数選択可（注３）
最も多かった回答は「構図や撮影角度、ライティングなど写真のクオリティ」で、全体の56.7％を占めています。やはり第一印象を左右するビジュアル要素として、写真の出来栄えにこだわる人が多いことがわかります。
次いで「色味やフィルターなどのデザイン統一感」（40.7％）も多く挙げられ、アカウント全体を通じたイメージの一貫性を重視する傾向が見られます。
また、「テキストやスタンプなど、視認性の高い加工」（27.3％）が3番目に続き、写真だけでなく文字や装飾を使い、投稿を見やすく工夫している様子もうかがえます。
一方で「サウンドやBGMを含めた動画演出」（12％）、「ブランドロゴやイメージカラーの活用」（10.7％）は比較的低い割合ですが、それぞれ特定のブランディングや動画によるエンゲージメント向上を狙った取り組みが一定数行われていると考えられます。
総じて、ビジュアルにおける写真のクオリティ確保と全体デザインの統一を重視する姿勢が際立つ結果となっています。
調査結果➂：クリエイティブ（写真・動画・ストーリーズ等）を制作する上での主な課題は何ですか？ ※複数選択可（注４）
最も多かった回答は「撮影・編集にかかる時間と手間」で、全体の44.7％を占めています。特に動画制作や写真のクオリティにこだわるほど、撮影準備や編集のプロセスに多くの工数がかかる点が課題になっているようです。
次いで「専門的なデザインや動画編集スキルの不足」と「目を引くアイデアや演出のネタ切れ」がともに42％で並んでおり、スキル面だけでなく、継続的に魅力的なコンテンツを発想し続ける難しさが浮き彫りになっています。
一方で「社内／個人のリソース不足（人手や機材など）」は15.3％、「一貫したブランドイメージの維持が難しい」は4％と、マネジメントやブランディング面の課題は相対的には低い割合ですが、特定の状況下では重要な問題となり得ることがうかがえます。
総じて、制作現場の実務的なハードルと、継続的に新しいアイデアを生み出す負荷が大きな壁となっていると言えるでしょう。
調査結果④：今後、Instagramのクリエイティブ面で特に力を入れたい投稿形式はどれですか？ ※複数選択可（注５）
最も多かった回答は「写真（フィード投稿）のクオリティアップ」で、全体の46％を占めています。Instagramの特性上、やはり写真のビジュアル品質をさらに向上させたいと考える方が多い印象です。
次に「動画（フィード投稿）の制作強化」（36％）、「リールや短尺動画コンテンツの活用」（31.3％）が続いており、写真中心の運用から動画へのシフトを図りたい意欲も高まっていることがわかります。
また、「ストーリーズでのリアルタイム発信」（17.3％）や「長尺動画（ライブ配信・シリーズ企画など）」（6％）は比較的低めですが、それぞれタイムリーな情報発信やストーリー性のある長尺コンテンツに注力するニーズは一定数存在しています。
一方で「特に予定はない／わからない」（12.7％）という回答もあり、まだどの方向に注力すべきか悩んでいるユーザーも少なくないようです。
総じて、写真の魅力強化をベースにしつつ、動画へ拡大・多彩なフォーマットを模索する傾向が鮮明に表れています。
まとめ：写真から動画へ広がる投稿スタイルと今後の展望
今回のアンケート結果から、Instagram活用においては依然として写真が中心的な役割を果たしながらも、動画コンテンツやリールなど新たな表現形式への注力が高まりつつあることがうかがえます。
投稿時のビジュアル面では構図や色味へのこだわりだけでなく、テキストやスタンプを使った視認性向上、ブランドロゴやイメージカラーの統一なども重視されていました。
一方、制作にかかる時間や専門スキル不足、さらに継続的なアイデア創出の難しさも大きな課題として浮き彫りになっています。今後は写真のクオリティアップや動画制作の強化をはじめ、短尺・長尺動画、ストーリーズなど多様な機能を組み合わせながら運用していく動きが加速すると考えられます。
最終的には、自身のリソースやブランドコンセプトに合わせてどの投稿形式を選択し、どのようにクリエイティブを磨いていくかが重要なカギとなりそうです。
調査概要
調査日： 2025年1月28日
調査対象地域： 全国
調査機関： Freeasy
調査方法： オンラインアンケート調査
調査人数： 150名
調査対象： Instagram運用を行っている方
<<調査結果の利用条件>>
1.情報の出典元として「ランクエストのInstagram運用代行サービス」の名前を明記してください。
2.ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL：https://rank-quest.jp/column/column/instagramoperationagency/
ランクエストのInstagram運用代行サービスについて
Instagram運用代行サービスの特徴
・SEOのノウハウをもとにしたSNS運用代行
・ユーザーを動かすコンテンツ投稿
・オーダーメイドの契約体系
料金プラン
・初期費用：なし
・モニタープラン：月額15万円
主なサービス・機能
・企画作成
・投稿フォーマット作成
・フィード投稿作成
・リールなど動画作成・代行
・運用レポート
・月に1度の月次報告
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